Rock & Roll

Eddie Harsch 急逝

eddie

元The Black Crowes のキーボーディストEddie Harsch(エディー・ハーシュ)が11月4日に亡くなりました。享年59歳でした。

Eddieは1991年から2006年まで全盛期のThe Black Crowesに在籍していました。ご機嫌なRock & Rollに陽気さを、メロウなバラードに美しさを彩る彼のピアノが大好きでした。

今年はRich Robinsonが始動したThe Magpie SaluteにギターのMark Fordと共に参加しており、来日も期待していたのですが。。残念です。

RIP

 

The Wildhearts 「P.H.U.Q」 (1995)

P.H.U.Q
ワイルドハーツ
イーストウエスト・ジャパン
1995-06-10


1. I Wanna Go Where The People Go
2. V-Day
3. Just In Lust
4. Baby Strange
5. Nita Nitro
6. Jonesing For Jones
7. Woah Shit, You Got Through
8. Cold Patootie Tango
9. Caprice
10. Be My Drug
11. Naievety Play
12. In Lilly's Garden
13. Getting In
14. If Life Is Like A Love Bank I Want An Overdraft (Japan only)
15. Do The Channel Bop (Japan only)

昨年11月にThe Wildheartsがまた来日していました。私は以前The Wildheartsは本当に好きで、2003年にも一度だけだがライブ参戦したことがありますが、それ以降しばらく離れていました。今回は名盤「PHUQ」の再現ライブだったということで気になっていたが、結局行けなかったのが悔やまれました。

彼らのデビューは1992年。Quireboysを脱退したGingerを中心に結成。初めて”Turning American”を聴いた時は衝撃的でした。ヘヴィなギターリフに乗るポップなメロディはThe Beatles meets Metallicaとも言われ、また皮肉一杯の歌詞も強烈でした。ただ93年の1stフルアルバム「Earth Vs The Wildhearts」はRock & Rollとしては最高でしたが、思っていたよりもストレートになってしまった印象でした。

この「PHUQ」はそれに続く2ndになります。シングルカットされた冒頭M1は最高にポップでご機嫌なナンバー。その後も比較的ミドルテンポで気持ち良いギターリフとキャッチーな歌メロの楽曲が並びます。

しかしこのアルバムの真骨頂はM7以降のいわゆるB面。やけくそ気味に突進するM7から、破壊的なM8、不穏なM9という3曲が組曲になった後に、心洗われるようなM10のイントロが流れます。その後もとてつもないヘヴィさと、極上のメロディが、皮肉とユーモアをもって分裂症的に展開。このRock & Roll、ポップ、パンク、ハードコア、あらゆるものを消化して吐き出すカルタシスは、なかなか他では味わえないでしょう。

当時のGingerは創作意欲に溢れていて、このアルバムも本当は2枚組にしたかったらしいが、レコード会社の反対で実現できず。漏れた楽曲はシングルB面や後の「Fishing For Luckies」等に収録されていますが、聴けばそのレベルの高さが分かります。

その後Devin Townsendに刺激されたGingerは続く97年の3rd「Endless, Nameless」でインダストリアルハードコアばりのノイズにまみれた作品を発表し酷評されることになりますが、あの破壊力が私にとっては快感だったものでした。

昔非公式ファンサイトを始め多くのサイト管理人さん達と一緒にThe Wildheartsをヘッドライナーに据えたRock & Rollフェスティバル開催のための署名活動なんてことをしたこともありました。数々のレコード会社やドラッグのトラブル、メンバー交代、解散と再結成もありながら、日本のファンは根強く支援し続けました。それもGingerの人間性と彼の書く音楽の賜物でしょう。

 

Huey Lewis & The News 「Fore!」(1986)

FORE!
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース
ユニバーサル ミュージック
2015-11-04


① Jacob's Ladder
② Stuck With You
③ Whole Lotta Lovin'
④ Doing It (All For My Baby)
⑤ Hip To Be Square
⑥ I Know What I Like
⑦ I Never Walk Alone
⑧ The Power Of Love
⑨ Forest For The Trees
⑩ Naturally
⑪ Simple As That

先月は妙に映画「Back To The Future」に関するニュースが多く流れていたので気になっていた。何でもPart 2でタイムスリップした未来が2015年10月21日だったらしい。当時のこの映画で描かれていた未来のタブレットやウェアラブルPCなどほとんどの物が実現しており、時代の流れを改めて感じた。

個人的にこの映画で思い出すのは主題歌”Power Of Love”を歌っていたHuey Lewis & The Newsだ。洋楽を聴き始めたばかりの中学生だった私にとって、Billboard Top 40で見た彼らのPVは非常にカッコ良く、アメリカのイメージを鮮烈に植え付けられたものだった。

彼らのデビューは1980年。最初は鳴かず飛ばずだったが、2ndアルバムからシングルヒットが出て、1983年の「Sport」で遂に全米No.1を獲得する。それに続くこの4ndアルバム「Fore!」、シングル①②⑧も全てNo.1となり、当時の彼らの絶頂ぶりが分かる。

Hueyのハスキーなボーカルとハーモニカと、飛び跳ねながら演奏するバックバンドThe Newsの一体感。弾けるようなポップさはいかにも80年代西海岸らしいが、その実はR&Bやブルースなどアメリカ伝統音楽に根差したしっかり地に足の着いたRock & Rollだった。Tower Of Powerの参加やBruce Hornsbyのカヴァーも光っている。

ちなみにHueyは70年代には結構下積みが長く、後にDoobie Brothersに加入するJohn McFeeと一緒にカントリーロックバンドで活動していた。またイギリスで活動中にはPhil Lynottとも意気投合しており、Thin Lizzyのライブやソロでもハーモニカで客演していたこともある。

2013年に突然来日した際には、他の来日ラッシュのため残念ながら行くことができなかったのだが、今でも非常に心残りである。

★★★★

 

Izzy Stradlin and the Ju Ju Hounds 「Izzy Stradlin and the Ju Ju Hounds」 (1992)

Izzy Stradlin & Ju Ju Hounds
Izzy Stradlin
Geffen UK
1992-10-13


① Somebody Knockin'
② Pressure Drop
③ Time Gone By
④ Shuffle It All
⑤ Bucket O' Trouble
⑥ How Much
⑦ Train Tracks
⑧ How Will It Go
⑨ Cuttin' The Rug
⑩ Take A Look At The Guy
⑪ Come On Now Inside

先週のKeithのソロアルバムを聴いて思い出したのが、Izzy Stradlin。ソロアルバムでレゲエを演っていたRock & Rollギタリストという共通項だ。

Izzyは言わずと知れたGuns N Rosesのギタリストだった。だが私はGunsが、というかAxl Roseが好きではなかった。平気でライブに何時間も遅刻するという、ファンを何とも思わない傍若無人ぶりが理解できなかったのだ。Izzyはこの前年にGunsを脱退しているのだが、そうしたことも脱退の理由だったようだ。そして何よりこの音楽の中に大きな理由があると思う。

まずここで一緒に演っているメンバーが興味深い。元Broken HomesのベースJimmy Ashhurstは、後にBlack Crowesに加入するMark Fordの旧友で、彼のBurning Treeにも在籍していた。またギターのRick Richardsは元Georgia Satelliteだ。

こうした系譜からも想像できるように、ここではアメリカの大地にしっかり足の着けたRock & Rollを鳴らしている。まずはご機嫌な縦ノリ①と⑦と⑨。特に⑦の弾きまくりのスライドが良い。また③のアコースティックスライド、⑧のペダルスティールも心地良い。このアルバムはとにかくギターサウンドが最高だ。そしてブルースあり、カントリーあり、最後の⑪は豪華なコーラス隊によるゴスペルと、あらゆるアメリカのルーツミュージックを見事に消化している。

②はMaytalsというレゲエバンドのカヴァー。また⑥は日本盤のボートラだが、これも自作のレゲエナンバー。「Rock & Rollとレゲエはシンプルなところが似ている」とIzzyも言っていたが、ボートラなのが勿体ないくらい堂に入っている。

ちなみに⑩はRon Woodのカヴァーなのだが、ここには何とRon本人がゲスト参加している。また実は今は亡きNicky HopkinsやFacesのIan Mclaganもピアノやオルガンでバックアップしているのだ。やはりこうした音楽は、キャリアが違っても類は友を呼ぶのだろう。

★★★★

 

Keith Richards 「Crosseyed Heart」 (2015)

クロスアイド・ハート
キース・リチャーズ
ユニバーサル ミュージック
2015-09-18


1. Crosseyed Heart
2. Heartstopper
3. Amnesia
4. Robbed Blind
5. Trouble
6. Love Overdue
7. Nothing on Me
8. Suspicious
9. Blues in the Morning
10.Something for Nothing
11.Illusion
12.Just a Gift
13.Goodnight Irene
14.Substantial Damage
15.Lover's Plea

リリース日に新作を買うなんて何年ぶりだろう。Keith Richardsの23年ぶりのソロアルバム。非常に良い顔で写る御大のジャケットを見れば、その充実っぷりが分かる。

M1はのっけからアコギ1本のどカントリーブルースで始まる。Robert Johnsonさながらの泥臭さがいい。そして間髪入れずにSteve JordanのドラムからハードなロックナンバーM2へと雪崩込む。今回プロデュース・コンポーズのほとんどをこのS. Jordanとの共同作業で行っている。彼のドラムも色んな他アーティストのところで聴くがタイトで好きだ。他にもWaddy WachtelやIvan Neville等のX-Pensive Winosの面々が再集結しているのも安心させられる。

M5は先行カットされたご機嫌なRock & Rollナンバー。後半聴けるスライドが最高。Keithのボーカルはバラード曲では枯れた渋い味わいがある一方で、Rock & Rollナンバーではまだまだ元気。またギター・ボーカル以外にもベースやピアノまで自分で弾いている。

M6は心地良いレゲエナンバー。日本盤のボートラではLee Scratch Perryとの共演も聴ける。

今回のアルバムではM4やM12のバラードで聴けるようにカントリーも大きな要素になっている。ここでペダルスティールやフィドルを弾いているのがLarry Campbell。Levon Helmの良き右腕だった彼の参加は個人的に嬉しい。M11ではNorah Jonesともデュエット。M9では亡くなったBobby Keysのサックスまで聴けて泣ける。。

このようにとにかく聴き所の多いアルバム。全編Rock & Rollを求める向きには物足りないかもしれないが、アメリカンルーツロック好きには最高の1枚である。来年には本体Stonesでも新作を作るらしいし。このレジェンドは一体どこまで転がり続けるんだろう。

★★★★☆

 

The Black Crowes 「Cabin Fever」 (2009)

Cabin Fever [DVD] [Import]
Black Crowes
Megaforce
2009-11-16


1. Aimless Peacock
2. Good Morning Captain
3. Shady Grove
4. Oh Sweet Nothin
5. Garden Gate
6. Roll Old Jeremiah
7. Apaloosa
8. Little Lizzie Mae
9. What Is Home
10.Been A Long Time
11.Shine Along

The Black Crowesが解散したらしい。Rich Robinsonが先日Facebookで明らかにした。理由として、バンド内の配分、特にオリジナルメンバーであるドラムのSteve Gormanに対する配分で、兄ChrisとRichの間でモメたようだった。一昨年の活動再開以降、新作を作るというニュースがないまま、またそれぞれソロ活動に戻ってしまっていたので怪しいとは思ってはいたが、こういう結末は予想していなかっただけに残念だ。

バンドの良き日を振り返るためにDVDを引っ張り出してきた。これは最終作となった2009年の「Before The Frost」と「Until The Freeze」の製作風景を収めたものである。この作品は故Levon Helmのスタジオでレコーディングされており、ウッドストックの森に囲まれた木の匂いのするスタジオでリラックスしながら製作している。ChrisがLevonと楽しそうに話している様子も見られる。

「Before The Frost」と「Until The Freeze」は楽曲や演奏も素晴らしかったのだが、オーディエンスの前でライブレコーディングしたというところも斬新だった。これは余程自分達の演奏に自信がなければ出来ないことだと思うが、実際に観客を前に軽妙なトークで笑いを取りながらも完璧にライブレコーディングしている様子は流石である。

シタールを弾くRich、スライドを決めるLuther Dickinson、ゲストとして参加しているLarry Campbellもバンジョーやフィドル、ペダルスティールまで披露している。外の雪景色とは対象的に、スタジオの中ではアメリカンルーツロックの暖かく味わい深い演奏と音楽に溢れている。

M3ではRichのアコギ1本で、兄弟が見事なボーカルハーモニーを聴かせていた。長い人生の中で兄弟喧嘩は当然あるだろう。しかしいつかきっとまた修復できるだけの絆が彼らにはあるはずだと信じたい。

 

Bobby Keys 急逝

bobbykeys

毎年年末になると訃報が多くなるのはなぜだろう。私にとって一番悲しかったのがこの人。サックス奏者のBobby Keys。享年70歳。今年の3月のRolling Stonesの来日公演で熱演を見たばかりだったので、この訃報は寝耳に水だった。

ただ色んな報道を見ていて、どこでもRolling Stonesのサックス奏者としか記載されていなかったのが気になった。確かにStonesとの活動が一番長く有名なので仕方ないのだが、彼のキャリアはそれだけではないのだ。

アメリカのテキサス出身で、10代でBuddy Hollyのツアーに帯同している。その後Leon RussellとのつながりからDelaney & Bonnie & Friendsに参加。この本場スワンプロックに惚れ込んだEric Claptonの招致によりイギリス・ヨーロッパをツアー。これで一気に注目を集め、George Harrison、John Lennon、Joe Cocker、多くのトップアーティスト達のアルバムやツアーに引っ張りだことなる。Stonesへの参加はこの延長にあるわけだ。

このようにLeon RussellやDelaney & Bonnieらが火を付け大西洋両岸で席巻したスワンプロックだったが、そのサウンドの鍵を握っていたのがアメリカ南部フィーリング溢れるBobby Keysのサックスプレイだったと思っている。

RIP


The Rolling Stones Top 10 songs



先日の来日公演から興奮さめやらぬRolling Stones。先週も余韻に浸りながら、彼らの曲を聴いていた。なので今回は私が個人的に最も好きな彼らの曲トップ10を並べてみた。とにかく曲が多いので絞るのが大変。まだ聴いていない曲も多いので、今後も変わり得ると思うが、あくまでも今の気分として。

① Paint It Black
② Sweet Virginia
③ Street Fighting Man
④ Honky Tonk Woman
⑤ Satisfaction
⑥ Before They Make Me Run
⑦ Dead Flowers
⑧ I'd Much Rather Be With The Boys
⑨ Mixed Emotions
⑩ Don't Stop

この中で今回のライブで演奏されていたのは①④⑤⑥の4曲。①と⑤は60年代の彼らの代表曲で、あの時代にこれだけ反体制な反骨精神を表現した楽曲が与えた影響の大きさは計り知れない。Keithの曲で最も好きな⑥もライブでは私の中でハイライトの1つだった。③も代表曲なのだが、今回のライブで聴けなかったのが悔やまれる。

で、彼らの曲で個人的に好きなのが②や⑦のようなカントリーソング。④のカントリーバージョンの“Country Honk”なんかもいい。⑧は初期の曲でコーラスワークが効いたあまり彼ららしくない曲だが印象深い。⑨や⑩は比較的最近の曲だが、歳を重ねてもこういうRock & Rollがポンと出てくるところがスゴいところだと思う。


The Rolling Stones Live Report 2014



The Rolling Stonesの来日公演に行ってきた。前回から8年振りの6回目となる。私は25年ほど前から彼らの楽曲には親しんではいたが、実際ちゃんと聴くようになったのは実はここ10年位。なので今回が初参戦だが、手遅れにならなくて良かったと思っていた。今回は東京が3回のみ。その間もかなり日が空いていたが、大阪などの他地域は結局決まらなかったようだ。

最終日の東京ドーム。私の席は3塁側1階席の2列目。下手なアリーナ席よりもよほど良く見える良席だった。場内は満席。年齢層は20代から60代までと幅広く、いかにこのバンドが新しいファンを巻き込みながら転がり続けてきたかを物語っていた。ちなみにこの日は安倍首相も観に来ていたらしい。

開演30分押しの19時頃に暗転。スクリーンが赤く染まり、激しいトライバルビートが鳴り響く。それが鳴り止んだ時にメンバーはステージにいた。ステージ中央には青いYシャツに黒光りするジャケットを着たMick Jagger、右手には青いスカジャンのKeith Richards、左手には赤いTシャツに黒いジャケットのRonnie Wood、バックには赤いTシャツのCharlie Watts。みんなお洒落だ。ベースのDarryl JonesとキーボードのChuck Leavellも左右にいる。

そして始まったのは何とJampin' Jack Flash。これは予想外だったが、最高のオープニングである。その後You Got Me Rocking、It's Only Rock‘n’ Rollと立て続けに勢いのある曲が続く。Mickが花道の先端まで来て歌うと、KeithとRonnieはステージの両端へ行きギターを掻き鳴らす。Ronnieがスライドを弾いているのも見えた。場内は見渡す限り既に総立ち。観客の年齢層が比較的若いこともあるのだろうが、この年代のアーティストでオープニングからこの光景は初めて見た。やはりStonesのファンは他とは違うようだ。

「カエッテキタゾ、トウキョウ!」に大歓声。これ以外にもかなりの日本語MCを話してくれていた。これまで色んなアーティストを観てきたがここまで日本語を話せる人は見たことがなかった。またMickのパワフルな声量、終始ステージで踊り走り煽り続けるスタミナも、70という歳を考えると驚異的であり、もはや常識レベルを超越したモンスターだ。

4曲目のTumbling DiceでLisa FischerとBernard Fowlerのコーラス隊と、Bobby KeysとTim Riesのホーンセクションも登場。ChuckはHonky Tonk Womanのピアノソロでは足まで使って弾いてみせていた。「ツギハシンキョク」と言ってMickがKeithと同じような黄色のテレキャスを抱えながらDoom & Gloomも披露。

リクエスト曲で私はLive With Meに投票していたが、この日決まったのはRespectableだった。そしてMickが「キョウノスペシャルゲストハ、ホテイ!」と言うと登場してきたのはなんと布袋寅泰。場内驚きのどよめきと歓声。布袋さんがRonnieやKeithと並んでソロを回したり、Mickと1本マイクで歌っている姿は全くの予想外だった。これは布袋さんのロンドン公演を見たStones関係者がオファーを出して実現したものらしかった。

その後Mickがメンバー紹介をした。一旦後ろに下がったメンバーが1人1人紹介され前に出てくる。Charlieは背中を押されて少し花道を歩かされていた。最後に紹介されたKeithが笑顔でマイクに立ち、Mick Taylorを呼ぶ。Mick Taylorはかつてに比べるとだいぶ丸くなっていた。KeithのボーカルでSlipping AwayとBefore They Make Me Runを演ってくれた。

Midnight RamblerとMiss Youでは、Mickが花道の先端で観客とコール&レスポンスをして盛り上がる。MickのハーモニカとTaylorのギターの掛け合いや、Darrylのベースソロも良かった。私の最も好きなPaint It Blackはもうカッコいいの一言。

Gimme ShelterはLisaの出番。サビでLisaが歌いながら花道を先端まで歩いてきて、驚異的な声量を見せつける。そこへ後ろからMickが合流し、2人で掛け合い。ふくよかなLisaな細いMickが対照的。

トライバルビートが聴こえてくると、スクリーンには真っ赤に燃え盛る森の映像が映し出される。悪魔のような赤いマントをまとったMickがマイクに立ち、Sympathy For The Devilを歌った。

アンコールでは、まず日本人の合唱隊がステージ左右に立つ。そして美しい合唱を聞かせると、You Can't Always Get What You Wantへ。Timのホルンが荘厳な雰囲気に華を添えている。

最後はテンポアップし、その勢いのままラストのSatisfactionへ。Taylorも最後に再登場しアコギを弾いている。私が中学生の時に初めて聴いた彼らの曲。この反抗心溢れる名曲は、半世紀の間時代を超えてRock & Rollの精神を伝え続けてきた。半世紀前と同じ勢いで駆け抜けていくように演奏している彼らを、私は感慨深く観て聴いていた。

メンバー全員が並んで挨拶。その後Taylorを入れた5人だけで再度挨拶し、ステージを後にした。これでこの日のセットが終了した。約2時間、めぼしい曲はほとんど聴けたと思う。欲を言えばStreet Fighting ManとWild Horsesも聴いてみたかったが。今回彼らは最後などということは一言も言っておらず、Mickは「マタアオウ」とさえ言っていた。本当にまた来てくれそうな気がする。

01.Jumpin' Jack Flash
02.You Got Me Rockin'
03.It's Only Rock'n' Roll
04.Tumbling Dice
05.Ruby Tuesday
06.Doom And Gloom
07.Respectable
08.Honky Tonk Women
09.Slipping Away
10.Before They Make Me Run
11.Midnight Rambler
12.Miss You
13.Paint It Black
14.Gimme Shelter
15.Start Me Up
16.Sympathy For The Devil
17.Brown Sugar
encore
18.You Can't Always Get What You Want
19.Satisfaction


The Rolling Stones 来日決定



Rolling Stonesの来日が決定した。来年2月末から3月頭の東京ドーム3日間が発表されている。間が空いているが、きっとそこにまだ調整中の大阪などが入ってくるのだろう。8万円のゴールデンサークルという席もスゴいが、流石にそこまでは出せない。ひとまず私は最終日公演のS席の抽選に急いで申し込んだ。結果発表を待っている。

今回の来日は8年振りの6度目になるが、私は初だ。昨年末に放映されていた50周年のライブで現役感バリバリの演奏を見て、実際にそれをこの目で見られる日を待っていた。平均年齢69歳だというが、彼らにはそんなことは関係ない。あの公演と同じようにMick Taylorもやって来るというので、Keith、Ron、Mickのトリプルギターも見られるわけだ。

それにしても最近の大物の来日ラッシュはどうしたことか。Paul McCartneyにEric Clapton、トドメがこのStones。しかもClaptonとはほぼ同時期の来日。もう少し間を開けてほしかった気もするが。とにかく先日リリースされていたハイドパークのライブでも聴いて準備をしておくとしよう。ってまだチケット取れてないか。


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