1960s

Marvin Gaye & Tammi Terrell 「You’re All I Need」 (1968)

ユアー・オール・アイ・ニード
マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル
ユニバーサル ミュージック
2013-11-20


1. Ain't Nothing Like the Real Thing
2. Keep on Lovin' Me Honey
3. You're All I Need to Get By
4. Baby Don'tcha Worry
5. You Ain't Livin' Till You're Lovin'
6. Give in, You Just Can't Win
7. When Love Comes Knocking at My Heart
8. Come on and See Me
9. I Can't Help But Love You
10. That's How It Is (Since You've Been Gone)
11. I'll Never Stop Loving You Baby
12. Memory Chest

先日アメリカ・テキサスのダラスでデモの最中に警官5人が射殺されるという衝撃的な事件がありました。これは黒人市民が警官に殺されたことに対する報復だったわけですが、アメリカにおける黒人と警官の溝は埋まることがなさそうです。

こうした黒人問題の事件が起きると、どうもいつもブラックミュージックが聴きたくなってしまいます。今週末は久しぶりに棚からMarvin Gayeを出して聴いていました。話の流れ的にはシリアスな71年の「What's Going On」の方が合うのでしょうが、今日は個人的に1番好きなこのアルバムを。

私が初めてベストでMarvinを聴いた時に最も印象に残ったのが“You're All I Need To Get By”でした。Marvinの優しく包容力のある歌声に絶妙に絡む可愛らしくも芯の強いTammi Terrellの歌声。静かに始まり徐々に盛り上がっていく中で高まっていく2人のデュエット、そしてクライマックス。劇的な名曲でした。

Marvinがデュエットをした相手は多くいましたが、1967~69年の3年に渡って3作も共作したのは彼女だけであることに、2人のコンビネーションの良さが表れています。しかし2人でステージに立っている最中にTammiはMarvinの腕に倒れ込み、脳腫瘍を患っていることが判明。そして1970年に彼女は帰らぬ人となりました。享年24歳でした。その後Marvinはショックのあまり対人恐怖症にかかり復帰まで1年掛かっています。

実際Tammiはその歌声の通り本当に可愛らしかった。個人的にも最も魅力的な黒人女性だと思います。Marvinも当時既婚でしたが、彼女に対してプラトニックな想いを抱いていたようです。ジャケットにも仲睦まじい様子がよく表れており、何よりもここで聴かれる2人の絶妙なデュエットが証拠でしょう。その後Marvinはソロとして新たな道を歩み大成功を収めるものの、離婚や麻薬依存に苦しみ、最後は実父に銃殺されてしまいます。

そんな悲劇的な運命の2人が最も幸せだった時代の名盤。


ジム・マーシャル写真展 「The Haight: Love, Rock and Revolution」

pick01

先日都内で開催されているジム・マーシャル写真展「The Haight: Love, Rock and Revolution」を見に行ってきました。
 
ジム・マーシャル(Jim Marshall, 1936-2010)は特に60~70年代に活躍した写真家で、ロックを始めとする当時の多くのトップミュージシャンの撮影を手掛けました。彼の撮影した写真は多くのアルバムジャケットにも使われています。The Allman Brothers Band 「At Fillmore East」、Jimi Hendrix 「Live At Monterey」、Janis Joplin 「Janis」、Johnny Cash 「At Folsom Prison」。これらはその一例ですが、どれも時代を象徴するような写真であり、名盤ばかりですね。

allman1 jimi1 janis johnny

で、今回展示されていたのは、彼が1972年に密着撮影したRolling Stonesのレコーディング風景やライブ模様の写真14枚。この頃Stonesが制作していたのは「Exile On Main St.」なのですが、Mick JaggerやKeith Richardsらがスタジオで録音している様子が写っていました。有名なものも、初めて見たものもありますが、とにかくどれもカッコいい。この人の写真はシンプルでストレートなのですが、それぞれ最高の瞬間を捉えています。特に咥えタバコのKeithが静かにギターをつまびく写真は是非自分の部屋にポスターとして貼りたいものでした。少しだけ自分も一緒にスタジオにいる気分にさせてもらったひとときでした。

ちなみに今回開催されていたのはライカギャラリー東京ですが、同期間にライカギャラリー京都ではThe Beatlesの1966年のサンフランシスコでの最終公演の写真が展示されているそうです。展示の入れ替えがないのは残念でした。


Vanilla Fudge 「Vanilla Fudge」 (1967)

キープ・ミー・ハンギング・オン
ヴァニラ・ファッジ
ダブリューイーエー・ジャパン
1988-08-25


A1. Ticket to Ride 
A2. People Get Ready
A3. She's Not There 
A4. Bang Bang 
B1. Illusions of My Childhood - Part One 
B2. You Keep Me Hanging On 
B3. Illusions of My Childhood - Part Two 
B4. Take Me for a Little While 
B5. Illusions of My Childhood - Part Three 
B6. Eleanor Rigby

先日Deep Purpleも来日していて気になってはいたのですが、最近ライブ続きで金銭的に余裕がなく行けませんでした。で、今日はそのDeep Purpleではなく、DPに多大な影響を与えたVanilla Fudgeを取り上げたいと思います。

Vanilla Fudgeは一般的にアートロックとかサイケデリックとか呼ばれています。同時代のCreamやJimi Hendrixと並んで語られるべき存在であり、DPやUriah Heepなどへの影響の大きさを考えれば彼らはハードロックの原点の1つだとも思っていますが、どうも不当に評価が低い気がします。

彼らのデビューは1967年。重厚なオルガンとエキセントリックなギター、ヘヴィなリズムで彩られたファーストアルバムは当時相当なインパクトがあったと思います。曲間をつなぐ挿入曲以外は全てThe BeatlesやR&Bのカヴァーばかりでしたが、原曲も分からないほどに徹底的に叩き壊しています。またこのバンドはメンバー全員が歌えてハイトーンのコーラスが綺麗なのですが、不穏な曲調の中でそれが逆に不気味さを増しています。特にシングルとなったSupremesのB2は必聴です。

映像で観ると良く分かりますが、彼らは非常に高い演奏力を持っていたと同時に、とにかくパフォーマンスが激しかった。やたらとオーバーアクションなオルガンのMark Stein、まるで千手観音のようなドラムCarmine Appice、ベースのTim Bogertも激しい (実はギターVince Martelが一番地味ですが)。後のハードロック勢への影響も納得です。

彼らの音楽性の頂点は68年の3rd「Renaissance」。もうカヴァーではなくオリジナル曲ばかりとなり、美しくも狂気をはらんだダークさで、まるでホラー映画のような傑作です。

バンドは3年という短い活動期間に5枚のアルバムを残して1969年に解散。CarmineとTimのリズム隊2人は、この後Cactusとして活動した後に、Jeff Beckと合流してBeck, Bogert & Appiceを組みます。個人的にこのリズム隊は、CreamのJack Bruce & Ginger Baker、Jimi Hendrix ExperienceのNoel Redding & Mitch Michelleと並ぶ最強のコンビだったと思います。


Joe Cocker 逝去

joe

Oh my God ! Joe Cockerまで亡くなっちまった。享年70歳。
なんでみんなそんな急いで行っちゃうんだろう。

この人の声は好きだった。はっきり言ってルックスはイマイチだったし、ファッションセンスもなかった。熱唱している時の痙攣してるような動きもいつも変だなぁと思って見てた。でもあのソウルフルで力強いハスキーボイスは、唯一無二のものだった。

代表曲のほとんどはカヴァーばかりだったが、あの原曲を何倍も魅力的にしてしまうゴージャスなスワンプロックアレンジと、あの声。名演ばかりだった。

1. Darling Be Home Soon (1969)
2. I'm So Glad I'm Standing Here Today (1980)
3. She Came In Through The Bathroom Window (1969)
4. With A Little Help From My Friend (1969)
5. I Think It's Gonna Rain Today (1975)
6. Feeling Alright (1969)
7. You Are So Beautiful (1974)
8. Up Where We Belong (1982)
9. Something (1969)
10.When The Night Comes (1989)

 

『グリンプス』 ルイス・シャイナー著

グリンプス (ちくま文庫)
ルイス シャイナー
筑摩書房
2014-01-08


1. 帰還(ゲット・バック)
2. 蜥蜴の祝祭(セレブレーション・オブ・ザ・リザード)
3. スマイル
4. ブライアン
5. 移行中
6. 新しい日の出
7. ジミ
8. ヴ―ドゥー・チャイルド(つかのまの帰還)
9. 天国
10.レイ

普段読む本というのは大抵ミュージシャンの伝記物が多いのだが、最近は珍しく小説を読んでいた。もっともこれも音楽に関わるものなのだが。1960年代のロック好きには有名な小説、ルイス・シャイナーの「グリンプス」である。

60年代には幻の名盤と呼ばれたものがいくつか存在した。The Beatlesの「Get Back」、The Doorsの"Celebration Of The Lizard"、Beach Boysの「Smile」、Jimi Hendrixの「First Rays Of The Rising Sun」。これらの作品は後の90~00年代に当事者や関係者によって完成されたわけだが、この小説の舞台となる1989年の段階ではまだ幻だった。これはその幻を追いかけるというロック好きのロマン溢れる一冊だ。

ステレオ修理工の主人公Rayは、父親の死後のある日、思い描いた「Get Back」のセッションがステレオから流れてきたことに驚く。自分に不思議な能力があることに気付いた彼は、海賊盤レーベルのグレアムに促されながら、次々と幻の名盤に携わっていくことになる。

その過程の中で、実際に1966年のLAにタイムスリップしBrian WilsonにSmileを完成させるように促したり、1970年のロンドンに行ってはJimi Hendrixの死を止めようと奔走をする場面がハイライトだが、実在する当時の人物や情景が現実のものとして描写され、ロック好きな読み手をワクワクさせてくれる。

また同時にRayは崩壊していた父親や妻との関係にも悩み傷つき清算しようともがき続けるのだが、そんな彼に対してBrianやJimiがアドバイスを与えるというように、単に過去の人物としていないのも物語を興味深いものにしている。

秋の夜長にお勧めの1冊。

 

Jack Bruce 逝去

jack

Jack Bruceが亡くなった。死因は肝臓の疾患、享年71歳だった。

彼のキャリアでは、ソロの方が断然長いのだが、やはり真っ先に挙がるのはCreamである。1966年からわずか2年半の活動しかなかったが、3000万枚のセールスを上げ、ロック史の伝説となっている。

当時も今も、一般的にCreamはEric Claptonのバンドという見方をされている。また元々Creamを結成させたのはGinger Bakerだ。しかし実質的には、コンポーザーでフロントマンであったJackこそがCreamの中心人物であったと、私は思っている。

2005年のCream再結成は体調のこともあり数日間のみで終わってしまった。しかし今年もソロで力作を出したばかりで、いつかこの目で見る機会があればと思っていたのだが。

RIP

 

Simon & Garfunkel 「Parsley, Sage, Rosemary and Thyme」 (1966)

Parsley Sage Rosemary & ThymeParsley Sage Rosemary & Thyme
Simon & Garfunkel

Sony 2001-08-22
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1. Scarborough Fair/Canticle
2. Patterns
3. Cloudy
4. Homeward Bound
5. Big Bright Green Pleasure Machine
6. 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)
7. Dangling Conversation
8. Flowers Never Bend With The Rainfall
9. Simple Desultory Philippic
  (Or How I was Robert McNamara'd Into Submission)
10. For Emily Whenever I May Find Her
11. Poem On The Underground Wall
12. 7 O'clock News/Silent Night

さて先週からの流れで今日はSimon & Garfunkelを取り上げたい。

彼らの出身はニューヨークのフォークシーンである。1964年のデビューアルバム「Wednesday Morning, 3AM」ではPaul Simonのフォークギターのみをバックにした非常にシンプルなフォークを演っている。ただ他と違っていたのは彼らの美しいハーモニーで、それが最も顕著なのが”The Sound Of Silence”だったが、当初は全く売れなかった。

ところがこの曲に勝手にロックのアレンジがされたものが大ヒット。そのため急遽2作目「Sound Of Silence」が制作されている。良作だが、いささか賑やかなフォークロックなプロデュースが彼らの個性に合っていなかった。

私が最も好きなのは1966年の3作目「Parsley, Sage, Rosemary & Thyme」だ。まずこの作品で聴かれる、バックにドラムやベースは入りながらも、あくまでもメインは美しいアコースティックギターの調べと2人のハーモニーに置いている音作りが理想的であり、彼らの魅力を最大限に引き出している。

スコットランド民謡を編曲した冒頭のこの上なく美しいM1。彼らの代表曲であり大名曲M4。M12の当時のニュースに重ね合わされた美しい詠唱は、まるで無情な世界を清めんとするように降り注ぐ真っ白い雪のようである。他にも先週紹介したM8を始め、小美術品のような楽曲が並んでいる。

楽曲やハーモニーの美しさのみならず、Paulの紡ぐ詩にも注目したい。内省的な面が評価されることが多いが、同時にストーリーや情景の描写、社会に対する深い洞察も特筆に値する。異色なのはM9で、Paulはここで強烈にBob Dylanを皮肉っているが、これはフォークロックへの決別でもある。

私は高校生の頃アコギでよくM4やM8を弾いて練習をしていたものだ。教員をしていた頃は、授業の中でM4を弾き語ってみせたりしたが、今の若い子達はS&Gを全く知らないことが残念だった。2009年の彼らのコンサートにも行き確認したが、彼らの素晴らしさはもっと後世に伝えていきたいものだ。

★★★★★

Flowers never bend with rainfall



うちの会社の近くにある公園には、毎年春になるとチューリップが一面に咲き誇る。若い頃は花を見ても何とも感じなかったものだが、最近は素直に感動できるようになったのは、きっと歳のせいなのだろう。

赤、ピンク、オレンジ、黄色、白、紫などと色も様々。今しか見られないわけだが、その儚さが余計にこの美しさを有難く思わせるし、癒されもする。その数はおよそ十万本。植えた人件費も考えると相当な金額になりそうだ。ひょっとしたら年度末に都の予算を使い切るための施策なのかもしれないが、まぁそんな下世話な話はしないでおこう。

今年の春先は例年以上に忙しくて花見も出来ずじまい。桜はいつの間にか満開になり、いつの間にか散ってしまっていた。だからその分今このチューリップや、街路に咲き乱れているツツジを見て密かに楽しんでいる。連休にはできれば藤の花や芝桜なんかも見に行きたいと思っている。

そんな折、先日突然会社の移転が決まった。夏に今の有明からコンクリートジャングルな都心部へと移るのだという。今よりも通勤は楽になるし、呑み食いする処もずっと増えることになるので、喜ばしいことではある。ただこのチューリップがもう見られなくなるのは少し淋しい。今年が見納めだ。

さて今日の曲はSimon & Garfunkelの1966年の曲で”Flowers Never Bend With Rainfall”。人生の決意を花に唄った名曲。


「クリーム STRANGE BREW」 クリス・ウェルチ著



序 章 至上のトライアングル・マジック
第1章 クリーム誕生前夜
第2章 頑強な天才ドラマー
第3章 早熟で、歌えるベーシスト
第4章 スローハンドの秘密
第5章 ヤードバーズの憂鬱
第6章 アット・ザ・クロスロード
第7章 クリーム始動
第8章 レコード・デビュー
第9章 即興詩人ピート・ブラウン
第10章 希望の地!?アメリカ
第11章 変速ギア、カラフルなクリーム
第12章 ツアー・サーキット
第13章 素晴らしきクリームの世界
第14章 崩壊の足音
第15章 解散効果
第16章 クリームを終えて
最終章 至上の瞬間よ、ふたたび

Levon Helmの自伝をずっと探し続けていて、古本屋を色々回っているのだが、なかなか見つからない。CDと違って書籍というものは、絶版になるのが早い。そしてひとたび絶版になってしまうと、見つけるのに本当に苦労するのである。そうした中でいつも目的とは違う本を見つけて買ってしまう。このCreamの伝記本もそうだった。

Creamは活動期間わずか2年半という短期間に、ロックの歴史に大きく影響を与えた、言わずと知れた偉大なるバンドである。Eric Clapton、Jack Bruce、Ginger Baker、一級の凄腕が集まった奇跡のスーパーグループだ。音楽的な革新性もさることながら、彼らのルックスやファッションも最高にカッコよかったと思う。この書籍の著者はイギリスの歴史ある音楽誌メロディーメイカーの記者であるが、Creamの結成前から各メンバーとも互いに知った仲であり、Gingerから結成のニュースを直接聞くことができたために、MM誌にもいち早くすっぱ抜くことができている。

これを読むと当時の3人の複雑な力関係も見えてくる。バンドを集めたのはGingerであり、年長の彼が当初はリーダーであった。しかしほとんどの曲を書いていたのはJackであり、彼がフロントマンとしてボーカルを取っていたわけで、後年にはCreamは彼のバンドであったと見る向きも強い。だが、実際当時メディアやファンから注目を集めていたのは、神と呼ばれたEricなわけで、かのアトランティックレコードの社長Armet Artiganですら他の2人はEricのバックバンドであったという認識でいたらしい。これではお互いの人間関係も上手くいくはずがない。

この中でEricが結果的に疲れてしまったようだ。それはブルースギタリストだった彼がジャズプレイヤーだった2人に毎晩即興演奏を求められたことや、常に険悪なJackとGinger2人の仲介をしなければならなかったこと、さらには自身が常に追いかけられる有名人であることなど、様々なことが要因のようだ。そして彼はこの後全く異なる音楽キャリアを歩んでいくことになる。

彼ら3人は1968年にロイヤルアルバートホールでフェアウェルコンサートを行った。そしてそれから37年後の2005年に、同じ場所で再結成するのである。是非この目で拝んでみたかったものだが、恐らくもう2度と再結成することはないのだろう。


Beach Boys 「Greatest Hits : 50 Big Ones」 (2012)

グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション~偉大なる50年~ (期間限定スペシャルプライス盤)グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション~偉大なる50年~ (期間限定スペシャルプライス盤)
ビーチ・ボーイズ

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Disc 1
1. California Girls
2. Do It Again
3. Surfin' Safari
4. Catch a Wave
5. Little Honda
6. Surfin' U.S.A.
7. Surfer Girl
8. Don't Worry Baby
9. Little Deuce Coupe
10. Shut Down
11. I Get Around
12. The Warmth of the Sun
13. Please Let Me Wonder
14. Wendy
15. Getcha Back
16. The Little Girl I Once Knew
17. When I Grow Up (To Be a Man)
18. It's OK
19. Dance, Dance, Dance
20. Do You Wanna Dance
21. Rock And Roll Music
22. Barbara Ann
23. All Summer Long
24. Help Me, Rhonda
25. Fun, Fun, Fun

Disc 2
1. Kokomo
2. You’re So Good To Me
3. Wild Honey
4. Darlin'
5. In My Room
6. All This Is That
7. This Whole World
8. Add Some Music To Your Day
9. Cotton Fields
10. I Just Wasn’t Made For These Times
11. Sail on, Sailor
12. Surf's Up
13. Friends
14. Heroes and Villains
15. I Can Hear Music
16. Good Timin'
17. California Saga (On My Way to Sunny Californ-I-A)
18. Isn't It Time (single version)
19. Kiss Me, Baby
20. That's Why God Made The Radio
21. Forever
22. God Only Knows
23. Sloop John B
24. Wouldn't It Be Nice
25. Good Vibrations

この夏に我々に夢のような一夜を見せてくれたBeach Boysの50周年を記念するベストがリリースされた。本当はこれは来日前に出してほしかった一品だが、まぁ何も言わないでおこう。

さてライブまで行っておいてこんなことを今さら言うのもなんだが、私はBeach Boysのアルバムは代表的なものを数枚と古いベストくらいしか実は持っていなかった。何しろ彼らは活動歴が長くリリースしているアルバムも半端なく多いので、揃えるのも大変だ。だから先日のライブのセットリストの曲も知ってはいるけど音源をちゃんと持っていない曲も多かった。なのでこうしたベストは有り難い。勿論50曲収録のデラックスエディションの方だ。

Disc 1は乱暴な言い方をすると、彼らの陽にあたる表ベストになるのだと思う。サーフィン曲からホットロッド曲へ、最後はダンス曲へといった流れはちょうど夏のセットリストと同じような流れになっており、夏を振り返りながら感慨深く聴ける。クレジットを見ていて改めて感じたのは、初期曲におけるBrianとMikeの2人による共作曲の多さだ。永いこと仲違いしていた2人だったが、夏に2人が同じステージに立っていたことがどれだけ意義深いことだったかを再認識した。

一方でDisc 2は、彼らの陰(と言っては語弊があるが)にあたる裏ベストとなっている。MikeやAl、DennisやCarlといったメンバーそれぞれの曲も散見されるが、基本的にはBrian一人または外部との共作の曲が中心となっている。複雑な曲展開や内省的な歌詞がDisc 1とは明らかに異なっており、こうした奥深さが彼らの音楽をより魅力的なものにしている。

以下は私の個人的なBeach Boysソングベスト10。
1. Here Today
2. Don't Worry Baby
3. Wouldn't It Be Nice
4. Surf's Up
5. God Only Knows
6. When I Grow Up
7. Kiss Me Baby
8. Forever
9. I Get Around
10.Be True To Your School

最近のニュースによると、どうやら例のフルメンバーでのツアーは終了らしく、秋からはまたMike LoveバンドによるBeach Boysとして南米をツアーしていくのだという。Brianは次作への意欲まで語っていたのだが。結局あれは文字通り一夏の想い出になってしまうのだろうか。


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