Progressive Rock

ヒプノシスのジャケットアート10選

ジャケットアートに触れるなら避けて通れないのがヒプノシスでしょう。

ヒプノシス(Hipgnosis)は、Storm Thorgerson(1944-2013)とAubrey Powell(1946-)が1968年に結成したイギリスのデザイナーチーム。後にPeter Christopherson(1955-2010)も合流。単にバンドメンバーが並んでいるようなジャケットではなく、写真を元にした前衛アートの世界を確立。Pink FloydやLed Zeppelinをはじめ、プログレやハードロックを中心に非常に多くのアーティストを手掛けました。

個人的にはあまりにシュールなものや奇抜過ぎるものは好きではないのですが、以下の10作品はお気に入り。やっぱりどれも名盤です。

floyd
Pink Floyd 「Atom Heart Mother」 (1970)

nice
 The Nice 「Five Bridges」(1970)

trees
Trees 「On The Shore」 (1970)

argus
Wishbone Ash 「Argus」 (1972)

zep
Led Zeppelin 「Houses Of The Holy」 (1973) 

paul
Paul McCartney & Wings 「Band On The Run」 (1973)

ufo
UFO 「Phenomenon」 (1974)

scorpion
Scorpions 「Animal Magnetism」(1980)

lepps
Def Leppard 「High 'n' Dry」 (1981)

stomp
Anthrax 「Stomp 442」 (1995)

ロジャー・ディーンのジャケットアート10選

最近はだいぶ秋らしくなってきました。私は夏の暑さが苦手なので嬉しい限り。なので今日は秋らしい企画として、プログレとアートについて触れてみたいと思います。

かつてのプログレッシヴロックバンドにとって、ジャケットアートは彼らの音楽を表現する上で非常に大切な要素の一つでした。中でもロジャー・ディーン(Roder Dean)とYesの関係は切っても切れないものでした。

ロジャー・ディーンは幻想的な情景描写を得意とするイギリスのデザイナー。その壮大な世界観、遠近法を活かした大胆な構図、細かく美しい描写が素晴らしく、それらはYesの音楽とも相通じたのをはじめ、他の多くのプログレバンドからも人気を集めました。

実は今年の春に都内でディーン・ファミリー作品展<Anima Mundi>が開催されていました。ロジャー・ディーンの個人展ではないのでスルーしてしまったのですが、今では行っておくべきだったと後悔しています。

以下は私の最も好きなロジャー・ディーンのジャケットアート10選。どれも名盤ばかりです。

gun
Gun 「Gun」 (1968)

cox
Billy Cox 「Nitro Function」 (1971)

fragile
Yes 「Fragile」 (1972)

gentle
Gentle Giant 「Octopus」 (1972)

greenslade
Greenslade 「Greenslade」 (1973)
 
heep
Uriah Heep 「The Magician’s Birth Day」 (1973)
 
magna
Magna Carta 「Lord Of The Ages」 (1973)
 
relayer
Yes 「Relayer」 (1974)

asia
Asia 「Asia」 (1982)
 
abwh
Anderson Bruford Wakeman Howe 「Anderson Bruford Wakeman Howe」 (1989)

Dream Theater 「Images, Words and Beyond 25th Anniversary Tour」

dt2

Dream Theaterの武道館公演に行ってきた。当日は仕事が定時には終わらず、20分ほど遅れて会場に到着。場内は満員で1階席も既にオールスタンディング。同じプログレでもYesやKing Crimsonとはやっぱり違うなと思った。30~50代男性が中心のよう。私は南西の1階で、なかなか見やすい席だった。

ステージにはフロント右手にギターJohn Petrucci、一回り大きくなった体格と仙人のような髭で昔とは別人のよう。一方左手のベースJohn Myungは昔と変わっていない。後方中央の大掛かりなドラムセットの後ろにMike Mangini、後ろ被りのベースボールキャップがPortnoyのよう。左手にキーボードJordan Rudessはスキンヘッドにグレーの顎髭が特徴的。その時演奏していたのはインストの”Hell's Kitchen”。恥ずかしながら私は初期のアルバムしか持ってはいないが、一応セットリストは予習してきてはいた。

曲が終わり右手のPAの影からボーカルJames Labrieが登場。曲は”The Gift Of Music”から”One New World”へ。Petrucciの時にヘヴィに時に流麗と変幻自在なギター、Myungの気持ち良い指弾きのベース音、Manginiの緩急自在なドラム、Jordanのキーボードはなんかさっきからグルグル回っている。素晴らしい演奏を聴かせるバンドをバックに、Jamesの歌唱力も見事。他のメンバーがあまり定位置から動かない中で、Jamesはステージの左右で場内を盛り上げるが、途中インストパートが長いとすぐPAの後ろに引っ込んでいた。

ここでJamesがMyungを紹介してMyungのソロタイム。曲は彼が多大な影響を受けたという名ジャズベーシストJaco Pastoriusの”Portrait Of Tracy”。6弦ベースで綺麗な高音ハーモニクスを静かに紡いでみせる。続いては思い切りヘヴィな”As I Am”。終盤にはMetallicaの”Enter Sandman”が違和感なく挿入されていた。”Breaking All Illusions”で第一部が終了して休憩に。

再び暗転した後にSEが流れ始める。Pearl JamやNirvanaなど1992年にヒットした曲がラジオの電波に乗って次々と聴こえる。最後にDJがトップ10ヒットとして”Pull Me Under”を紹介し、ギターのイントロからヘヴィなリフが聴こえると場内大歓声とともに無数の腕を突き上がる。サビは大合唱。ここからがアルバム「Images And Words」、続くのは美しい”Another Day”。Jamesはサビの一番高いパートは音を下げていたが、それ以外の歌唱力は流石だった。

ここでJamesのMC。「1992年11月に俺達は初めて日本に来て以来何度も来てここでDVDも収録したけど、この特別な関係こそが俺達が得た最高ものだ」”Take The Time”はバンド演奏力の見せ所。繰り返されるリズムチェンジとブレイクがピッタリ合っているのは流石。最後はそのまま終わらずにギターソロが加えられていた。”Surrounded”を生で聴けたのも感動。やっぱりJamesの高音部は出ていなかったが。
”Metropolis - Part 1”の中間部ではドラムソロも。ツーバスを踏みながらドラムセットを全て使い切るようなパワフルなソロだった。

”Under A Glass Moon”が終わった後、メンバーがはけて暗くなった中央に置かれた椅子にJamesが1人で座る。「彼は非常に才能のある男で、俺達はもう結婚して17年になるけど、いや結婚じゃないか、でもまぁ一緒にやるというのは結婚みたいものだな」という前振りからJordanを紹介。キーボードに座ったJordanは厳かなピアノの音色を弾き始め、そのまま”Wait For Sleep”へ。Jamesの情感溢れる歌声と相まり美しい一時だった。

メンバーが戻り最後に”Learning To Live”。目まぐるしく展開する見事な演奏を聴かせ、大歓声のうちに本編が終了した。アンコールは”A Change Of Season”。これはまた20分以上もあるザ・プログレッシヴな一曲。静と動、各人の見せ場などを絡めながら進んでいく。若干聴いているこちらが疲れてしまったが、これを演り続ける集中力に感嘆。

10時前に終演。Myungがさっさと左袖に引っ込んでしまったのが気になったが、再度現れて全員で肩を組んだり写真撮影をしていてホッとした。

冒頭を見逃してしまったが、計3時間にわたる圧巻のステージだった。後日WOWOWで放映されるということなので、これも楽しみにしよう。

1 The Dark Eternal Night
2 The Bigger Picture
3 Hell’s Kitchen
4 The Gift of Music
5 Our New World
6 Portrait of Tracy 
7 As I Am
8 Breaking All Illusions
<break>
9 Pull Me Under
10 Another Day
11 Take the Time
12 Surrounded
13 Metropolis Pt.1
14 Under a Glass Moon
15 Wait for Sleep
16 Learning to Live
<encore>
17 A Change of Seasons

Dream Theater 「Images And Words」 (1992)

イメージズ・アンド・ワーズ
ドリーム・シアター
イーストウエスト・ジャパン
1997-12-15


01. Pull Me Under
02. Another Day
03. Take The Time
04. Surrounded
05. Metropolis Pt.I
06. Under A Glass Moon
07. Wait For Sleep
08. Learning To Live

ここのところ美術展や山関連のことばかり書いていたので、そろそろブログ名に添って音楽(ロック)のことでも書かないと。

ちょうど今Dream Theaterが来日している。今回のツアーでは往年の名盤「Images & Words」を完全再現するということで話題になっているようだ。このアルバムは彼らが1992年に発表した2ndで、日本でも大旋風を巻き起こしたプログレッシヴメタルの金字塔である。

当時伊藤正則氏がラジオ番組「Power Rock Today」でプッシュしていて、毎週このアルバムからM1, M2, M3, M5など1曲ずつ流していた。これがどの曲も名曲揃いで、急いでCDを買いに行ったのを覚えている。

それまでのプログレッシヴメタルとしてはQueensrycheがいたが、あちらはコンセプトこそプログレなれどサウンドはむしろ正統派。一方Dream Theaterはとにかく複雑な曲展開はプログレそのもので、加えてバックはMetallica譲りのメタリック。これが新鮮だった。

バークレー音楽院卒の凄腕達による超絶テクニックと、それに基づいた複雑な曲展開。これだけでも美味しいのだが、さらにそこに極上のメロディも共存していたことがこのアルバムの名盤たる所以だろう。特にM4は比類ない名曲。これは新加入のボーカルJames Labrieの豊かな表現力によるところも大きく、前任のCharlie Dominiciでは恐らく成し得なかった部分だと思う。

94年の次作「Awake」は時流を意識したダークな色合いになってはいたが、こちらもなかなかの傑作だった。しかしここで好きだったキーボードのKevin Mooreが脱退し落胆した。

私が聴いていたのはここまでだったが、その後ドラムのMike Portnoyの脱退などもありながらも、様々な挑戦を続け高い評価と人気を保っていたことを最近知り、近作も聴いてみようかなと思った。



John Wetton 逝去

wetton

先日1月31日、今度はJohn Wettonが亡くなってしまいました。享年67歳でした。

後年はAsiaの活動歴が長いですが、Family、King Crimson、UKを始め、Roxy Music、Uriah Heep、Wishbone Ashなど非常に多くのバンドで活躍していました。彼はボーカルとベース以外にも、ギターやキーボードまで弾けるマルチプレイヤーで、曲も書ける。きっと誰もが欲しがる存在だったのでしょう。個人的に最も思い入れの強いのはやっぱりKing Crimson期。彼がいなければ70年代Crimsonもなかったと思います。

それにしても、Chris Squire、Keith Emerson、Greg Lake…、プログレの黄金時代が幕を閉じようとしているようです。

RIP

 

Greg Lake 死去

greg

今年は本当に厄年ですね。今度はGreg Lakeがガンのため亡くなってしまいました。享年69歳でした。

今年の3月にKeith Emersonが自殺したばかりでしたが、同じ年に後を追うようにしてGregも亡くなってしまいました。Emerson Lake & Palmerとしてのキャリアも当然ながら、初期King Crimsonでも印象深いです。高度なベースプレイと力強いボーカルを聴かせたプログレ界を代表するフロントマンだったと思います。

RIP


Francis Dunnery Live Report 2016

FrancisDunerry

Francis Dunnery(フランシス・ダナリー)の来日公演に行ってきた。彼は80年代に活躍したイギリスのプログレバンドIt Bitesのオリジナルフロントマン。バンド脱退後、再結成にも絡んでいないので、彼の来日は89年の初来日以来となる。

会場は渋谷O-West。場内は一杯で、やはり30~50代の男性が多かった。暗転し歓声の中4人のメンバーが登場し、最後にFrancisが現れた。そしてオープニングは1stの1曲目”I Got You Eating Out Of My Hand”。

ハンチング帽を被って少し丸くなったFrancisは、かつての爽やかなロングヘアだった頃のイメージとは別人のようで、どこか少し前のPhil Collinsに似ていた。しかしハスキーがかった張りのある声と、高い位置で黒いストラトを抱えて弾く滑らかなギタープレイは間違いなく彼だった。

「25年振りだね。僕の髪もなくなっちゃったし、おっぱいも大きくなっちゃったよ。次に来る時はまた25年後だから、その時は杖をついているかもしれないね。まぁそれは君達も同じだけどね」と楽しいMCで場内を笑いを包む。”Yellow Christian”の後「一緒に歌ってよ。歌ってくれないと演奏やめちゃうからね」と言いながら、今度は”Underneath Your Pillow”へ。

今回は彼のデビュー30周年ということで、It Bitesの楽曲ばかりを演奏することになっており、長年親しんだ楽曲が次々と披露されていく。基本的にどれもポップで歌いやすいのだが、動と静のコントラストや、さりげないテクニカルプレイなど各楽曲の魅力を再発見することができた。

1曲だけ聴いたことがない曲が演奏されていた。”Feels Like Summertime”という曲で、当時未発表だった曲らしい。ソフトな感じだったが、後半でのFrancisのライトハンドプレイが凄かった。それは他の曲でもそうなのだが、とにかくFrancisのギタープレイは素晴らしいの一言。あれを弾きながら歌っているのだから、やはり彼は稀代のフロントマンであると痛感する。

またバックバンドも良かった。メンバーは皆Francisと同年代位のベテランさん達。往年のIt Bitesと比べると1人多いのだが、5人目のGregはフロントの右手に立ち、コーラス、ギター、キーボード、パソコン操作と何役もこなし、このステージでのキーマンだった。特にFrancisと一緒に弾くツインリードと、漫才の相方役が良い味を出していた。後ろにいるベースとドラムのリズム隊も、一聴単純なようで実はかなり複雑なリズムをきっちりと刻んでいる。左手のキーボードも良かったのだが、やはりここにJon Beckがいたらなぁと感じた。

長くドラマティックな”Old Man And The Angel”を演奏し終え、FrancisのMC。「今の曲は男性向きの曲だよね。そして次の曲は女性向けだな」と言って始まったのは”Still Too Young To Remember”。天まで伸びるようなイントロのギタートーンを聴いた瞬間、この名曲を生で聴けることに深い感慨を覚えた。

アップテンポな”Screaming On The Beaches”で最後を盛り上げて本編終了し、一旦下がる。アンコールで再登場し、始まったのは”Once Around The World”。この15分もある大作は以前の来日時にも演らなかった待望のセット。静かに始まり、徐々に盛り上がりストーリーが進んでいく。コーラスの後も次々と曲調とリズムが展開していき、プログレッシヴロックバンドIt Bitesの正に真骨頂という感じだった。

正直ライブを観るまでは少し懸念があった。過去のリメイクアルバムにも疑問を感じてしまったし。しかし実際にこれだけのものを見せてくれたら、彼が今のIt Bitesに無理に復帰する必要性を感じないのもよく分かった。でもいつか再びオリジナルメンバーが揃う日が来ればいいのにとも思う。

1. I Got You Eating Out Of My Hand
2. Yellow Christian
3. Underneath Your Pillow
4. Ice Melts Into Water
5. Feels Like Summertime
6. Vampires
7. Calling All The Heroes
8. You Never Go To Heaven
9. Old Man And The Angel
10. Still Too Young To Remember
11. Screaming On The Beaches
encore
12. Once Around The World

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King Crimson 「Radical Action To Unseat The Hold Of Monkey Mind 」 (2016)



Disc: 1: Mostly Metal
  1. Larks' Tongues in Aspic Part One
  2. Radical Action (to Unseat The Hold of Monkey Mind)
  3. Meltdown
  4. Radical Action II
  5. Level Five
  6. The Light of Day
  7. The Hell Hounds of Krim
  8. The ConstruKction of Light
  9. The Talking Drum
  10. Larks' Tongues in Aspic Part Two

Disc: 2: Easy Money Shots
  1. Peace
  2. Pictures of a City
  3. Banshee Legs Bell Hassle
  4. Easy Money
  5. Vrooom
  6. Suitable Grounds for the Blues
  7. Interlude
  8. The Letters
  9. Sailor's Tale
  10. A Scarcity of Miracles

Disc: 3: Crimson Classics
  1. Red
  2. One More Red Nightmare
  3. Epitaph
  4. Starless
  5. Devil Dogs of Tessellation Row
  6. The Court of The Crimson King
  7. 21st Century Schizoid Man
 
毎年秋の夜長はプログレと決まっているのだが、そんな折にリリースされたのが、昨年の日本公演を収めたKing Crimsonのライブアルバム。

昨年の来日の際には私もオーチャードホールに観に行ったが、期待を遥かに超える素晴らしいものだった。それがここに余すところなく、収められている。他の国でなく、ここ日本での公演を収めてくれたのが、まず何よりも嬉しい。まぁ、きっとこれはパッケージにした時に他国よりも日本で一番売れるからというマーケティング戦略でもあるのだろうけど。

少し残念だったのは、観客の歓声が一切カットされ、スタジオライブのような体裁をとっていること。なので臨場感といったものは一切ない。ツアー行程の中で高松が入っていたのが不思議だったのだが、ここではその高松公演を中心に収録されているらしい。歓声が他よりも少ないからなんだろうか。また日本の観客は演奏中静かなのも好都合なのだろう。

そんなわけだがら、ライブアルバムというよりはある種ベストアルバムのような趣きがある。サブタイトルを付けて3編に分けているところにも意図がある。ツアー中のセットリストは日替りだったのだが、自分が聴けなかった”Eesy Money”や”One More Red Nightmare”も聴けるのも嬉しい。

特徴的だった時に三者三様、時にピタリと揃ったトリプルドラム。Robert Fripp御大の見た目とは裏腹に力強いギター。Jakkoの文句ないボーカル。華を添えるMel Colinsのサックスとフルート。Tony Levinのベースはもっと前に出てもいいかな。映像で観ると当日よく見えなかった1人1人のプレイの手元もよく映っており見応えがあった。

彼らの歴史の中で何度目かのピークかもしれない前ツアーの記録。公演を観なかった人にも是非聴いて観てもらいたい。

 

Francis Dunnery 来日

Welcome to the Wild Country
Francis Dunnery
Aquarian Nation
2003-02-25


Francis Dunnery (フランシス・ダナリー) が来日する。と言っても反応する人がどれほどいるのか分からないが。80年代に活動したイギリスのプログレバンドIt Bitesのオリジナルフロントマンだ。89年の来日以来だから実に27年ぶりとなる。

Francis Dunneryはその来日の翌年に音楽的方向性の違いからバンドを脱退。そのためにバンドは解散を余儀なくされた。Francisは92年にソロアルバムを発表したが、その大陸的なハードロックは決して悪くはなかったものの、ファンとしては釈然としないものがあった。一方でバンド側は長い沈黙の後、2006年に新しいフロントマンを据えて再結成。2枚のアルバムを制作し来日もしている。

今回のFrancisのツアーはデビュー30周年ということで、It Bitesの楽曲をメインにプレイするらしい。だったら、せっかくなのだからバンドと合流すればいいのにとも思うが、結局はもう1人のキーマンだったキーボードのJohn Beckとの関係次第なのだろう。今後に期待しよう。

ちなみに久しぶりに写真を見たら、かつての爽やかなロングヘアは何処へやら、頭の寂しいおっさんが写っていて誰かと思ってしまった。時の流れは早いものだ(笑)


●"FRANCIS DUNNERY plays IT BITES" 
11月1日(火) 東京: TSUTAYA O-WEST 
11月2日(水) 東京: TSUTAYA O-WEST

●"ACOUSTIC NIGHT" 
11月3日(木・祝) 東京: 南青山MANDALA 



 

Steve Vai 「Passion And Warfare」 (1990)

PASSION AND WARFARE
スティーヴ・ヴァイ
ソニー・ミュージックレコーズ
1990-05-31


1. Liberty 
2. Erotic Nightmares 
3. The Animal 
4. Answers 
5. The Riddle 
6. Ballerina 
7. For The love Of God 
8. The Audience Is Listening 
9. I Would Love To 
10. Blue Powder 
11. Greasy Kid's Stuff 
12. Alien Water Kiss 
13. Sisters 
14. Love Secrets

先日25周年アニバーサリー版がリリースされていました。ボートラやもう1枚のアルバムもなかなか良かったのですが、やっぱり思い出深いこっちの本編の方について書きたいと思います。

80年代のHR/HMには沢山のギターの達人がいましたが、その中でも彼のプレイは好きでした。AlcatrazzもYngwie Malmsteenのいた1stよりも2ndの方が好きだったし、Whitesnakeも「サーペンスアルバス」と同じ位に「Slip Of The Tongue」が好きでした。批判をされたのも分かりますが、参加する大物バンドのアルバムを自分色に染め上げてしまう位に強烈な個性の持ち主でした。

そんな彼の1990年のセカンドソロアルバム。当時もメタルギターのインストアルバムはほとんど聴かなかったのですが、これだけは例外でした。厳かな①で始まり、軽快な②④、ヘヴィな③、少しブルージーな⑦⑩、可愛らしい⑥、寸劇の楽しい⑧、F1のような王道⑨、摩訶不思議な⑫、穏やかな⑬、ハイパーな⑭と、驚くほど楽曲の幅が広い上に各曲の完成度も非常に高い。これだけ飽きさせないインストアルバムも珍しいでしょう。

彼のギターはテクニカルな早弾きをしつつ、非常にカラフルでメロディアスなのが特徴だと思います。またそれだけではなく、③のようにヘヴィなリフで攻め立てたり、⑦では見事な泣きも披露、⑧の冒頭では人の話し声のようなトリッキーなプレイも聴かせます。また各曲中でも次から次へとまるで万華鏡のように異なる弾き方、フレーズ、音色を繰り出し、ある種極めてプログレッシヴとも言えます。

実は私自身当時ギターを弾き始めたばかりにも関わらず、クラスの友人がこのアルバムのスコアを持っていたため無謀にも試しに借りて弾いてみたのですが、当然ながら全く歯が立たず速攻で挫折した記憶があります。そんな意味でも思い出深いアルバムでした。


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