Heavy Metal

『Dark Star - H.R.ギーガーの世界』

darkstar

最後にもう1人取り上げたいのがH.R.ギーガー(Hans Rudolf Giger, 1940-2014)。ジャケットの他に映画「エイリアン」などでも有名なスイスのデザイナーです。その彼のドキュメンタリー「Dark Star - H.R.ギーガーの世界」が東京都写真美術館で上映されていたので観てきました。

彼の世界観は独特です。ある種グロテスクな彼の作品は観る者を選びます。大抵は忌み嫌うでしょうが、闇を愛する人はそこに美を見出します。このドキュメンタリーはそんな彼の世界観を見事に描き出しています。

スイスの彼の屋敷は街中にあるにも関わらず、まるで外界から隔離されています。鬱蒼と茂る森や暗い屋敷の中には、異形の作品が無数に立ち並んでいます。これもお化け屋敷のようですが、好きな人には堪らない博物館でしょう。

子供の頃に父親から貰った頭蓋骨、博物館で見たミイラ、戦争、恋人の自殺、etc。それらが彼を闇の世界へと誘いました。ただ、彼は闇を描き出すことによって恐怖をコントロールし癒しになると語っていたのが興味深かったです。

色々な家族や関係者も証言している中で、驚いたのがCeltic FrostのボーカルTom G. Warrior。同郷のCeltic Frostはジャケットのデザイン提供を受けていたのは有名ですが、Tomが敬愛するあまり秘書まで務めていたとは知りませんでした。

撮影当時ギーガーは73歳。足も悪くして絞り出すように全てを語っていたのが印象的でした。この撮影直後に彼は他界してしまいました。



ちなみに以下は私の好きなH.R.ギーガーの作品5選です。

elp
Emerson Lake & Palmer 「Brain Salad Surgery」 (1973)

celtic
Celtic Frost 「To Mega Therion」 (1985)

steve
Steve Stevens Atomic Playboy 「Steve Stevens Atomic Playboy」 (1989)

bloodbath
Bloodbath 「Traumatic Memories」 (1992)

carcass
Carcass 「Heartwork」 (1993)

Dream Theater 「Images And Words」 (1992)

イメージズ・アンド・ワーズ
ドリーム・シアター
イーストウエスト・ジャパン
1997-12-15


01. Pull Me Under
02. Another Day
03. Take The Time
04. Surrounded
05. Metropolis Pt.I
06. Under A Glass Moon
07. Wait For Sleep
08. Learning To Live

ここのところ美術展や山関連のことばかり書いていたので、そろそろブログ名に添って音楽(ロック)のことでも書かないと。

ちょうど今Dream Theaterが来日している。今回のツアーでは往年の名盤「Images & Words」を完全再現するということで話題になっているようだ。このアルバムは彼らが1992年に発表した2ndで、日本でも大旋風を巻き起こしたプログレッシヴメタルの金字塔である。

当時伊藤正則氏がラジオ番組「Power Rock Today」でプッシュしていて、毎週このアルバムからM1, M2, M3, M5など1曲ずつ流していた。これがどの曲も名曲揃いで、急いでCDを買いに行ったのを覚えている。

それまでのプログレッシヴメタルとしてはQueensrycheがいたが、あちらはコンセプトこそプログレなれどサウンドはむしろ正統派。一方Dream Theaterはとにかく複雑な曲展開はプログレそのもので、加えてバックはMetallica譲りのメタリック。これが新鮮だった。

バークレー音楽院卒の凄腕達による超絶テクニックと、それに基づいた複雑な曲展開。これだけでも美味しいのだが、さらにそこに極上のメロディも共存していたことがこのアルバムの名盤たる所以だろう。特にM4は比類ない名曲。これは新加入のボーカルJames Labrieの豊かな表現力によるところも大きく、前任のCharlie Dominiciでは恐らく成し得なかった部分だと思う。

94年の次作「Awake」は時流を意識したダークな色合いになってはいたが、こちらもなかなかの傑作だった。しかしここで好きだったキーボードのKevin Mooreが脱退し落胆した。

私が聴いていたのはここまでだったが、その後ドラムのMike Portnoyの脱退などもありながらも、様々な挑戦を続け高い評価と人気を保っていたことを最近知り、近作も聴いてみようかなと思った。



Dirkschneider Live Report 2016

dirk

元AcceptのボーカリストUdo Dirkschneiderの来日公演に行って来た。当初仕事が終わってから駆けつけるつもりだったのだが、当日風邪のために仕事を休んでいた。なのでライブも無理かと思っていたが、夕方には多少良くなったので何とか会場に辿り着いた。

今回は彼がAcceptの楽曲を歌う最後のツアーだという。オールドファンとしては往年の名曲を彼の声で聴きたいと願っていたわけだが、本来はAcceptとしてがベストだった。しかし今のAcceptは新しいボーカルを入れて成功を収めているので、それが望めないならこれが最後のチャンスだと思って参戦した。

会場は品川ステラボール。以前ここでStompを観た時は座席があったが、今日はオールスタンディングになっている。場内は700人程度と少なめだが、盛り上がりはスゴかった。

暗転して大歓声の中メンバー登場。右手からギターのAndrei、ベースのFitty、ギターのKasperi。この3人は今のU.D.O.のメンバー。ドラムのSvenはラストネームが同じなので、恐らくUdoの息子なのだろう。短髪でどことなく父親に似ていた。そしてUdoがマイクを持って登場し初期の”Starlight”から勢い良くスタート。

「ドモアリガトー!戻って来られて嬉しいよ」とUdoのMC。昔と同じ迷彩柄のシャツを着たUdoは、基本的に昔と同じ体型だが、太ったこともありかなり巨体に見える。MCでは結構普通に低い声だが、歌うと昔と変わらないあの金属質のハスキーボイス。あんな歌い方で長年歌ってよく喉が潰れないなと不思議に思う。やっぱりこの人の声に替わるものはない。

Udoはステージ中央でほとんど動かずに歌っていたが、貫禄たっぷりに観客を扇動した。対して他のメンバーはよく動いていた。バース部では下がって2人や3人で並んでギター・ベースを揃って振り上げ、サビにはフロントマイクに走って戻り野太いコーラスを聞かせる。ツインリードでは中央で2人が背中合わせで弾いてみせたりと色々なパフォーマンスで魅せてくれた。

Acceptの楽曲はミドルテンポのものが多いのだが、ザクザクと刻まれる重いギターリフを聴くと、これこそがヘヴィメタルだと痛感させられる。そしてその中に織り交ぜられる”Breaker”や”Wrong Is Right”のようなファストチューンが良く映える。

Udoの声が基本的に一本調子なので分かり辛いかもしれないが、実は”Son Of A Bitch”のようなハードな曲から”Midnight Highway”のようなキャッチーな曲まで楽曲の幅は非常に広い。ボーカル以上にギターがメロディアスに歌っているというのもある。今回とにかく往年の楽曲を次から次へと惜し気なく披露してくれ、バラード”Winter Dreams”なんかもしっとりと聴かせてくれた。

個人的なハイライトは前半に演った名曲”Prinecess Of The Dawn”。観客はどの曲も一緒に歌っていたが、この曲では特に大きくオーラスのような盛り上がりだった。

後半は「Staying A Life」にもなかった”TV War”や”Losers And Winners”で駆け抜けて終了。その後のアンコールでは名曲”Metal Heart”でスタート。「次の曲のオープニングはこう始まるんだ」と歌い出したドイツ民謡を皆で合唱した後に、ファストチューン”Fast As A Shark”でヘッドバンキングの嵐。「大昔の曲だよ」と”I'm A Rebel”。そして「この曲をここで演るのも最後になるんだな」と言って始まった”Balls To The Wall”。一瞬静まった観客も最後とばかりに盛り上がり、”Burning”で2時間の公演は終了した。

先日のIron Maiden公演と比べると規模も非常に小さいものではあったが、セットリストや一体感という面では文句なく満足できた公演だった。

1. Starlight 
2. Living After Midnight
3. Flash Rockin' Man 
4. London Leatherboys 
5. Midnight Mover 
6. Breaker 
7. Head Over Heels 
8. Princess Of The Dawn
9. Winterdreams 
10.Restless 
11.Son Of A Bitch 
12.Up To The Limit 
13.Wrong Is Right 
14.Midnight Highway 
15.Screamin' 
16.Monsterman 
17.TV War 
18.Losers And Winners
encore
19.Metal Heart 
20.I'm A Rebel 
21.Fast As A Shark 
22.Balls To The Wall 
23.Burning 


Iron Maiden Live Report 2016

maiden2

2016.4.21 (Thu) @ 両国国技館

Iron Maidenのライブに行ってきました。ただ当日多く集まったメタラーの方々に比べたら、私はただのオールドファンで今回も初参戦。私が聴いていたのは92年の「Fear Of The Dark」までで、その後メタル自体から離れてしまっていましたが、最近のメタル復興とMaiden人気の再燃を見て、やっぱり一度は見ておきたいなと思いチケットを入手、久々に新作も聴いて予習もしました。

IMG_1082

会場は両国国技館。いつか一度は娘と相撲を見に行ってみたいとは思っていましたが、実際に中に入るのは初。国技館であることに何か特別な意味があるのかと思いましたが、単純に他の大きな会場に空きがなかったからみたいですね。到着するとまず場外には「アイアンメイデン」とカタカナでのぼりが。場内に入ると周囲には歴代優勝力士の大きな額縁がずらり。土俵があるはずの中央に設置されたステージとのミスマッチがなかなか新鮮でした。広さは広すぎず狭すぎずでちょうど良かったが、LAフォーラムなどの海外の会場と比べるとMaidenでこのサイズはかなりレアだと思います。私の席は西側2回席のほぼ最後列。ステージを完全に右から観る位置になってしまいました。

まず前座はThe Raven AgeというSteve Harrisの息子のバンドが登場。メタルコアと言うのでしょうか今風なサウンドで、息子はベースではなくギターを弾いていたが、なかなか上手かったでした。

19時を過ぎてUFOの”Doctor Doctor”が流れると始まりの合図。場内は早くもオールスタンディングに。両端のスクリーンにジャングルからエドフォースワンが飛び立つアニメーションが流れた後、Bruceが1人で登場。後ろに古代遺跡を模したステージセットの上に立ち、アカペラで新曲”If Eternity Should Fail”を歌い出した後に、他のメンバーが飛び出してきて演奏がスタートしました。

Bruceは驚くほどエネルギッシュ。2曲目からフロントに降りてきたが、フットライトを飛び越え、マイクスタンドを振り回し、高音を張り上げる。とても癌を患っていたとは思えないし、移動のエドフォースワンを操縦する余力がどこにあるのか不思議でした。

Steveは昔と全然変わらず。短パンを履いて走り回り、あんな大きな息子がいるようには見えない。指弾きベースもベキベキと良い音を響かせていたが、若干ギターに埋もれてしまっていたのが残念。3人もギターがいれば無理もないか。”The Red And The Black”のオープニングでのソロが特に良かったでした。

3人のギターの中で一番動いていたのはJanick。走り回りスキップし、ギターを背中にグルグル回し、この人は一瞬たりともじっとしていません。Daveは随分と丸くなっていて最初は誰だか分かりませんでした。逆にAdrianは以前よりも細くなった気が。3人でかわりばんこでソロやツインリードを聴かせ楽しませてくれました。

唯一Nickoだけはドラムセットの両脇が壁になっていたために、私の位置からはほとんど見えず。しかし彼のパワフルなドラムサウンドは充分に堪能させてもらいました。

BruceのMC。「前回日本に来た時は地震のためにショーが出来なかった。今回も武道館とかもっと大きな会場でやりたかったし、東京以外のところでもやりたかったけど、でもこうして大勢集まってくれて感謝してるよ」などとかなり色々話してくれていました。

予習で新作は聴いていたが、実際ライブで聴くとなかなか良かったし盛り上がっていました。ただやっぱり昔の名曲のイントロが聴こえた瞬間は格別で、特に”The Trooper”のバックドロップが出され、Bruceが赤い軍服を着ながらユニオンジャック旗を振りかざしたのを見た時は感慨深いものがありました。

”The Book Of Soul”ではエディが登場。あの背の高いエディの中の人はどうやって歩いてるんだろうと感心して見ていると、Janickとじゃれ合った後に、Bruceに心臓をえぐり取られ、すごすごと帰って行きました(笑)。またBruceは黒いプロレスラーマスクやチョンマゲの被り物などを曲毎に被っていたし、曲によってうず高くパイロも上がり、数々のエンターテイニングな仕掛けが用意されていました。

”Hallowed Be Thy Name”からは名曲のオンパレード。”Fear Of The Dark”では大合唱。”Iron Maiden”ではヘッドバンキングの嵐。Bruceの「Scream for me, Tokyo!」に大歓声。バックには巨大エディも登場したが、横から観ているとセットの後ろでスタッフが後で風船エディを急いで畳んでる様子が見えて微妙でした(笑)

アンコールは”The Number Of The Beast”でスタート。バックには今度は巨大なビースト(何て呼ぶんだろう?)も登場。BruceがMCで「スイスやブラジルなど色んな国から見慣れた顔が来てくれているのが見えるな。世界中のファンは皆血の繋がった兄弟だ」と語り”Blood Brothers”へ。そして最後はAdrianの”Wasted Year”で締めくくりました。

今回のツアーは全公演完全に固定のセットリストらしいが、サプライズを期待する向きには少し残念ではありました。私は今回初参戦だったので他にも聴きたかった曲は山ほどありましたが、それはまた次回に期待するべきなんだと思います。エネルギッシュなステージ、豪華なステージセット、名曲の数々、そして世界中沢山の熱狂的なファン。前にも書きましたがそれらが揃った彼らはヘヴィメタルの理想形なのだと思うし、それを目の当たりにできた夜でした。

1. If Eternity Should Fail
2. Speed of Light
3. Children of the Damned
4. Tears of a Clown
5. The Red and The Black
6. The Trooper
7. Powerslave
8. Death or Glory
9. The Book of Souls
10.Hallowed Be Thy Name
11.Fear of The Dark
12.Iron Maiden
Encore:
13.The Number of The Beast
14.Blood Brothers
15.Wasted Years 

 

Iron Maiden 来日

book

いよいよ今週Iron Maidenがやってきます。今回の来日は8年振りの13回目らしいですが、私はこれが初参戦となります。

前回彼らは2011年の3月11日に来日予定でした。しかし成田空港に着陸する直前に東日本大震災が発生したため着陸できなくなり、中部国際空港に不時着した後やむなく日本を離れることになったのでした。

今回また来日直前に発生した熊本地震。連日の報道が改めて地震の恐ろしさをまざまざと見せつけます。日本は地震列島なので別にIron Maidenは何も関係ないのですが、きっとメンバーやクルーの中にはそう感じる人もいるかもしれません。

今回エドフォースワンは無事やって来るのでしょうか。



Lemmy 急逝

lemmy

今年はもう締めたつもりだったのに、最後の最後に悲しいニュース。

MotorheadのLemmyが死んじまった。この人だけは不死身だと思っていた。なにしろ体調が悪いからジャックダニエルは止める代わりにウォッカにするとか言ってるような人だったから。
きっとずっと前から癌だったんだろうけど、病院なんか行ってなかったんだろうな。
この人らしいね。 

RIP

静かに年を越すつもりだったんだけど、爆音まみれの年越しになっちゃったな。

 

Cynic 「Focus」 (1993)

フォーカス
シニック
ロードランナー・ジャパン
2002-12-18


1. Veil of Maya
2. Celestial Voyage
3. Eagle Nature
4. Sentiment
5. I'm But a Wave to...
6. Uroboric Forms
7. Textures
8. How Could I

いよいよ来週末に迫ったCynicの初来日公演。最近のヘビロは当然彼らの名盤1st「Focus」である。初めてこれを聴いた時は衝撃的だった。以来幾度となく聴いたが、今でも聴く度に感嘆させられる。

彼らは87年にPaul Masvidal (Vo, G)とSean Reinert (D) によってフロリダで結成された。その後メンバーが入れ替わりながら数々のデモを制作し続けたが、DeathやAtheistなど各メンバーの課外活動のために実際にデビューに至るまで長い時間を要した。Jason Gobel (G) とSean Malone (B) が加入しメンバーが固まりようやくデビューしたのが93年のことだ。

この作品の中には、全く異なる2つの世界観が共存している。1つはテクニカルデスの世界、もう1つはジャズ・フュージョンの世界だ。前者ではデスボイスが咆哮するバックで超絶テクニックのギターとリズムセクションが駆け抜ける。後者では一切のディストーションを排したクリーンなギターとスティックのサウンドが幽玄な調べを奏でる。毎曲中この両者の間で幾度となく転調を繰り返し、時には完全融合するのだが、そのあまりの違和感のなさが驚異的なほどにプログレッシブなのである。Paulのボーカルも常にヴォコーダーを通して高く歪ませていて、これも不思議な浮遊感を生んでいる。

91年のデモも聴いたが、そこでは単なるテクニカルデスでジャズ・フュージョン色はまだどこにもなかった。この2年の間の変化は大きい。今作ではデスボーカルはゲストメンバーであり、以降の作品でもデスメタルの要素は急速に減少していく。結局彼らにとってのデスメタルとはあくまでも一過性の表現方法だったようだ。

しかし今作ではこのあまりにもかけ離れた両者の間の振幅が、それぞれの効果を最大限に爆発させており、それが強烈な個性となっていた。当時これを聴いてしまったお陰で、以降変態と銘打った作品は全て物足りなくなってしまった。ここまで奇天烈で美しく完成度の高い作品は他に類を見ず、この1枚であっけなく解散したという事実も彼らの孤高性を高めたと思う。

★★★★★


へヴィメタル インスト名曲 (後編)

今週はメタルインスト名曲の後編。トータルで10曲選んでみたが、結果的に有名曲とマイナー曲がちょうど半分ずつ並んだ。ハードロック・へヴィメタルにこうしたインストの名曲が多かったのは、他のジャンルよりも演奏テクニックとメロディにこだわっていた部分が大きかったと思う。

① Metallica  ”Orion”  (1986)
今は亡きCliff Burtonのインスト名曲。ヘヴィリフから一転美しい叙情パートへの展開が極上である。


② Riot  ”Narita”  (1979)
今は亡きMark Realeのインスト名曲。メタルインストと同義語なくらい有名曲。
 

③ Def Leppard  ”Switch 625”  (1981)
今は亡きSteve Clarkによるインスト名曲。初期の硬質なメタリックなリフがカッコいい。
 

④ Heathen  ”Guitarmony”  (1991)
密かに好きな曲。アメリカ西海岸のスラッシュに近いヘヴィメタルバンドの2ndに収録。
 

⑤ Gordian Knot ”Some Brighter Thing” (2002)
CynicのベーシストSean Maloneによるプログレインストプロジェクト。ドラマティックな一曲。
 

へヴィメタル インスト名曲 (前編)

インスト特集の最後。せっかくインストものに触れるなら、やはり王道のメタルインストを取り上げたいと思う。ただここではJudas Priestの”The Hellion”やHelloweenの”Invitation”のような序曲的なものは対象とせず、あくまでも単体で完成しているものだけを選出してみた。ひとまず前編として5曲。

⑥ Iron Maiden  ”Transylvania”  (1980)
Maidenにはインスト名曲が多いが、あえて選ぶならこの1曲。DaveとDennisのツインリードが聴き物。


⑦ King Crimson ”Red” (1974)
プログレだが、この曲のリフは非常にメタリックで印象的。後にヌーボーメタルとして発展する。
 

⑧ Running Wild ”Over The Rainbow” (1991)
ワイルドなバイキングメタルの中でこれは流麗なギターとベースのユニゾンが美しい傑作。
 

⑨ Mekong Delta ”Night On A Bare Mountain” (1990)
クラシックとスラッシュの融合。ここではムソルグスキー”禿山の一夜”を見事にメタル化している。


⑩ Jackal ”2001” (1993)
デンマークの正統派HMバンド。近未来的な雰囲気を持った疾走感がカッコいい。
 

Cynic 来日決定

cynic

先月のバレンタインの日にネットで「Cynic来日決定」 のニュースを見つけて驚いた。 93年のデビュー以来これが初来日である。Cyclamenという日本のバンドが招致してくれたようだ。Twitterなどネット上では一部のマニアの間で大騒ぎになっていた。

とにかくデビューアルバム「Focus」はスゴかった。強烈なデスメタルと美しいフュージョンが超絶技巧の上で高次元で融合しており、後にプログレッシブデスメタルと呼ばれるジャンルの先駆けとなったアルバムだ。しかし彼らはこの1枚のみを残してあっけなく解散し伝説となっていた。

解散後メンバー達は様々なプロジェクトでの活動を経て再結成し、2008年に何と15年振りとなる2ndアルバムを発表する。その後もコンスタントにアルバムをリリースしており、今はもうデスメタルの要素は消えてしまったが、依然レベルの高いことをやっている。

最近のセットリストを見ると1stの曲も少しだけだが演っているようだ。しかもどうやらベース・スティックのSean Maroneも来るらしい。チケットも無事確保したのであと半年楽しみにしていよう。

Oct. 31. 2014 @ Circo Volador , Mexico City
1. Intro (Tubular Bells)
2. Veil of Maya 
3. Celestial Voyage 
4. Evolutionary Sleeper 
5. Adam's Murmur 
6. The Lion's Roar 
7. True Hallucination Speak 
8. Integral (Acoustic)
9. Carbon-Based Anatomy 
10.Elves Beam Out 
11.Gitanjali 
12.Kindly Bent to Free Us 
13.The Space for This 
 
 
Gallery
  • 鍋割山登山
  • 鍋割山登山
  • 鍋割山登山
  • 鍋割山登山
  • 鍋割山登山
  • 「美と崇高の風景写真家 アンセル・アダムス」
  • 「美と崇高の風景写真家 アンセル・アダムス」
  • 「ゴッホ~最期の手紙~」
  • 「ゴッホ~最期の手紙~」
Access
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

Categories
Comments