Deep Purple

Jon Lord 急逝

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Jon Lord

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7月16日、元Deep PurpleのキーボードプレイヤーJon Lordがすい臓ガンのため亡くなった。享年71歳だった。

Jon Lordはハードロックの歴史の中で最も偉大なキーボードプレイヤーだろう。初期のDeep Purpleではバンドの主導権を握り、ロックとクラシックの融合に成功し、初めてロイヤルフィルハーモニーオーケストラとも共演を果たした。またRichie Blackmoreが70年の「In Rock」でギターメインのハードロックへと音楽性を改造した後も、Richieと掛け合いでハモンドオルガンのソロを聴かせるなど、強烈な印象を残してくれた。ハードロックにおけるキーボードの立ち位置を確立したのは彼だと言っていいだろう。

それにしても今年は悲報が多い。もうこんなブログのネタなんか要らないのに。


「ブラック・ナイト リッチー・ブラックモア伝」

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第1章 ウェストンからヘストンへ 1945~1959年
第2章 サッチ門下での荒修行 1960~1962年
第3章 ミークとアウトローズ 1962~1964年
第4章 ワイルド・ワンズ、マスケティアーズ、クルセイダーズ、ザ・ローマン・エンパイア 1964~1967年
第5章 紫の世界 1968~1969年
第6章 ハレルヤ!イン・ロック 1969~1971年
第7章 黄金塵の道を往く 1971~1973年
第8章 ブラック・シープ・オブ・ザ・ファミリー 1973~1975年
第9章 虹を翔る覇者 1975~1977年
第10章 嘆きと涙の40日 1977~1978年
第11章 ダウン・トゥ・アース 1978~1980年
第12章 レインボーの終焉1980~1984年
第13章 ハングリー・デイズ、再び 1984~1989年
第14章 紫の聖戦の果てに 1990~1993年
第15章 レインボー・ライジング……アゲイン 1994~1997年
第16章 プレイ・ミンストレル・プレイ 1997~2000年
第17章 ビヨンド・ザ・サンセット―新世紀 2001~2003年
第18章 キャッスルず・アンド・ドリームス 2003~2006年

先月から自分の中でハードロック・ヘヴィメタル月間として少し盛り上がっていたのだが、ハードロックを語る上で最も重要な人物のうちの一人がこの人だろう。今年はRainbowの諸作も再発され盛り上がっていた。そんな彼の分厚い伝記本を先日ようやく読み終わったので取り上げたい。

まず彼は10代にして既に誰もが目を見張るような早弾きプレイを会得し、60年代初頭からキャリアを積んでいる。Savages、Outlaws、Saints、Crusadersなど幾多のバンドを渡り歩きながら、Screaming Load Sutch、Jelly Lee Lewis、Gene Vincent、Heighnts Birt、Neil Christianといった様々なシンガーのバックを務めツアーを回っている。またプロデューサーJoe Meakのお抱えスタジオミュージシャンとしても、60年代の無数のレコードでプレイしている。こうしたDeep Purple以前に長いキャリアがあったことは初めて知った。

Deep Purple結成以降についてはよく知られているが、やはり初耳のエピソードも盛り沢山。Jimmy Pageに対しては「負けられない」と強く意識していたり、Eric Claptonとは確執があったにもかかわらず誕生日にアヒルのおもちゃをもらった話など、結構微笑ましかったりする。またThin LizzyのPhil LynotやABBAとのプロジェクトの話もあったようだが、これらは是非音源を聴いてみたかったものだ。

Deep Purple時代、Rainbow時代の様々なミュージシャンに聞いてみても、皆必ず彼は一緒に仕事をしやすい人間ではないと口を揃えている。気分によってはステージでのプレイを拒否したり、自分が気に入らないと即座にメンバーの首を切ったり、他人に悪質ないじめや悪戯を繰り返したりと、その暴君ぶりは聞きしに勝る。特に宿敵Ian Gillanとの確執は激しい。先週のWhitesnakeのDavid Coverdaleと楽屋裏で殴り合いの喧嘩をしたエピソードも。

しかし最終的なキャリアであるBlackmore's Nightでの彼は対照的である。これは彼自身がやりたい人間とやりたい音楽をやりたい様にやっているからに他ならない。恐らく今の彼はキャリアの中で最も満ち足りた状況にいるのだろう。

これまでこのRitchie Blackmoreというギタリストに対して色々な言い方がされてきたが、結局Deep PurpleにしろRainbowにしろバンドが成功を収めたのは、やはりRitchie Blackmoreの圧倒的なプレイと、独創的なコンポーズ能力によるところが大きいわけである。その功績はハードロック史の最大の偉業の1つとして確実に残るものであるだろう。


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