Movies
01. Merry Christmas Mr. Lawrence
今日は世の中はクリスマス。正直私は娘へプレゼントを買うこと以外はもはや何も感慨もなく、毎年この時期は街中のあらゆる場所で流れるお決まりのクリスマスソングに辟易してしまっています。
Disc 1
連休中、特に予定がなければのんびり映画を観るのも良いでしょう。
数年前に少しだけ話題になった 「インサイド・ルーウィン・ディヴィス (Inside Llewyn Davis) 」。1960年代前半に活況を呈したフォークリバイバルの震源地だったニューヨークのグリニッジビレッジの当時の様子を描いた映画です。
私は大学時代に「黒人英語」を研究していた。英語学を専攻していて、卒論のテーマとして選んだのだった。元々は英語を話せるようになりたいという浅はかな考えで入った私にとって、学問としての英語学はやりたいこととはちょっと違った。だが入ったからには卒業しなければいけないので、バスケや音楽などで興味を持った黒人の英語について取り組むことにした。統計のために色々データを取る必要があり、多くの黒人映画や音楽を漁ったのだが、その中で最も印象に残ったものの1つがこの映画だった。
盆に休みを取り、家族で船に乗って島へ渡る予定だったのだが、
そこへ1つ悲しいニュースが。
今はあまり映画を見なくなってしまったものの、
今回の死因は重度のうつ病による自殺だという。元々
ご冥福を祈ります。
以下は個人的な彼の映画ベスト10。
1. パッチアダムス (1998)
2. グッドモーニングベトナム (1987)
3. レナードの朝 (1990)
4. ミセスダウト (1993)
5. グッドウィルハンティング (1997)
6. 聖なる嘘つき (1999)
7. いまを生きる (1989)
8. バードケージ (1996)
9. ジャック (1996)
10.ストーカー (2002)
第1 話「生誕!ヘヴィ・メタル天地創造」
第2 話「勃発!初期アメリカン・メタルと地獄の夜明け」
第3 話「伝統!初期ブリティッシュ・メタルの鋼鉄の覇者」
第4 話「開花!ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタルの新しい波」
第5 話「華激!グラム・メタルの甘い罠」
第6 話「激速!スラッシュ・メタルの破壊衝動」
第7 話「革命!グランジ・ロックの光と翳」
第8 話「新鋭!ニュー・メタルが開く未来の扉」
第9 話「戦慄!ショック・ロックの幻想と怪奇」
第10 話「猛撃!パワー・メタルと戦士の剣(ソード)」
第11 話「進化!プログレ・メタルの深遠なる世界」
ヘヴィメタルの歴史を大局的に取りまとめた一大ドキュメンタリー。WOWOWで放映されていたので録画しておいたのだが、とにかく凄い量で全部観るのに時間がかかってしまった。
このドキュメンタリーの監督はSam Dunn。以前にも「Headbangers Journey」やIron Maidenの「Flight 666」を制作した彼が、熱い情熱を持って世界中を飛び回って作り上げている。300人という世界中の物凄い数のアーティスト達がインタビューに応えており、皆そうそうたるメンツだが、これも彼の熱意の賜物だろう。
また通常こういった企画物は、単に時系列に並べてひどく客観的にまとめていくものが多い。しかしこの企画がそうしたものと大きく異なるのは、Sam監督の主観が大きく方向付けているためである。NWOBHMバンドにパンクの影響を問い詰めたり、Grungeバンドにヘヴィメタルの影響を探ったり。また毛嫌いしているヘアメタルやニューメタルを、メタルのサブジャンルとして背景を探っていく中で新たな魅力を発見していっている。
最も興味深かったのは「パワーメタル」編。Judas PriestやIron MaidenやRainbowから、ジャーマンメタルやYngwie、そして今日のヨーロピアンメタルまでの系譜を見事に描いてみせていた。また近年のヨーロッパのヘヴィメタルムーブメントの背景には、歴史や伝統を重んじる精神やクラシックの素養があるからであり、これがアメリカ人とは異なるところなのだというのも非常に納得がいった。
最近のヘヴィメタルに対する世の中の再評価の流れには目を見張るものがある。新しいバンドが登場し、新たな雑誌や番組や映画が組まれている。このドキュメンタリーはそうした流れを決定づけたものの1つであろう。
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先日久しぶりに映画を観た。営業先で話題に登っていたので気になっていた一本。フランシス・コッポラの娘ソフィア・コッポラ監督の2作目にあたり、アカデミー賞を総ナメにした作品だという。
中年映画俳優(ビル・マーレイ)と新婚妻(スカーレット・ヨハンソン)が、異国の地で孤独感を共有するるラブストーリー。その舞台として監督が選んだのが彼女が好きだったここ日本。まだまだ英語が通じる人が少ない、もしくは通じても文化の違う日本で生活することの難しさがあることを再認識させられる。その一方で、お寺の読経や生け花、寿司やしゃぶしゃぶ、ゲームセンターやカラオケ、富士山や京都など、外国人の視点による日本の歴史や文化が細かく描かれている。
震災後伸び悩んでいた訪日外国人客も2013年にはようやく念願の1000万人を超えた。しかしこれは他国と比べれば圧倒的に少ない数字で、トップのフランスは8500万人、隣の韓国でさえ1200万人だ。沢山ある魅力をアピールしきれていない日本にとって、またインバウンド旅行業に携わる私のような人間にとって、こうした映画の存在は非常に有難い。
しかしそれに水を差すのが、昨年末の安倍首相靖国参拝である。ただでさえ悪化している周辺国との関係を絶望的なものにし、関係修復に奔走してくれていた米国にも失望されてしまった。我々日本の観光業界のみならず、日本へのアウトバウンドに携わっている海外の旅行業界にとってもこれは大きな損害である。多くの人々の生活を台無しにしてでも自分の信条を押し通すのが国のトップのあるべき姿なのかを今一度問いたい。
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