Sheryl Crow

Sheryl Crow 「Feels Like Home」 (2013)

フィールズ・ライク・ホームフィールズ・ライク・ホーム
シェリル・クロウ

ワーナーミュージック・ジャパン 2013-09-10
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Sheryl Crowのニューアルバム「Feels Like Home」がリリースされた。前作「100 Miles From Memphis」から3年振りとなる。

前作は60-70年代ソウルへのオマージュ志向の強い作品だった。あれも興味深い作品ではあったが、どこかに少し違和感もあった。今回は居住だけでなくレーベルもレコーディングも全てナッシュビルにしたということで当然のようにカントリーアルバムが出来上がった。だが元々ずっとカントリーロックを演ってきた彼女には、やっぱりこちらの方がしっくりくる。

今作はタイトル通り全編に渡り非常にリラックスした雰囲気になっている。ミドルテンポからバラッドを中心に、穏やかでメロディアスな楽曲が並ぶ。ペダルスティールやアコーディオン、ハーモニカなどの楽器が牧歌的なカントリーテイストを加味し、アットホームな暖かみを増している。そしてどれも非常に曲質が高い。Brad PaisleyやVince Gillといった有名なカントリーシンガー達も作曲やコーラスで参加している。

ただそんな中でM1やM10のようなパンチのある曲をもう少し期待してしまったのも事実。やはり彼女にはメロウな曲や純粋なカントリーだけではなくカントリーロックをガツンと演ってほしいと思ってしまうわけで、ジャケットのような女性らしい服装ではなくバリッとジーンズで決めてもらいたいのだ。全くわがままなファン心理ではあるが。

★★★☆


Sheryl Crow 「100 Miles From Memphis」

100 マイルズ・フロム・メンフィス100 マイルズ・フロム・メンフィス
シェリル・クロウ

ユニバーサル インターナショナル 2010-07-14
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1. Our Love Is Fading
2. Eye to Eye (feat. Keith Richards)
3. Sign Your Name (feat. Justin Timberlake)
4. Summer Day
5. Long Road Home
6. Say What You Want
7. Peaceful Feeling
8. Stop
9. Sideways (feat. Citizen Cope)
10. 100 Miles From Memphis
11. Roses and Moonlight
12. I Want You Back (Bonus Track)

 しばらく私はSheryl Crowから離れていたため、彼女の新作に触れるのは久しぶりだった。しかし最初に一聴した時は、これまで私が知っているSheryl Crowとはかけ離れていたため、一瞬誰だか分からなかった。今回はタイトルにもあるように、60~70年代のStaxレーベルのソウル・R&Bへのオマージュ志向の強い作品となっている。毎回同じことを繰り返すことなく常に新しいことへと挑戦する姿勢や、最近流行りのカヴァー集で済まさなかったのは評価されるべきだろう。

 バックのホーンセクションやオーケストレーション、ファルセットの男女コーラスやレゲエなギターなど、これまであまり聞かれなかったような新鮮な要素が爽やかなメロディに乗っている。彼女自身も楽しんで演っているようだし、さすが一つ一つの楽曲の出来も秀逸だ。彼女はこれまでも夏のイメージではあったが、文字通り荒野(カントリー)の夏だったのが都会(アーバン)の夏のイメージに変わったといったところだ。

 またM2にはKeith Richards、M3のTerence Trent D’ArbyのカヴァーにはJustin Timberlakeが、そしてM9のCitizen Copeが以前Santanaに提供した曲のカヴァーには本人がゲスト参加をしている。何よりも話題はM12のJackson 5のカバーで本人の声と間違うほどに完コピをしており、これがやりたかったための企画なのかと思ってしまうほど。

 ただこのスタイルとこれまでのスタイルとどちらか好きかと問われれば、個人的には土臭いカントリーフレイバー溢れる後者の方が好みであると言わざるを得ない。次回の単独来日は見に行ってみようかとも思っていたのだが、バンドメンバーもソウル系ミュージシャンに一新したということで、過去の楽曲がどうなるのか一抹の不安もある。

★★★☆


Sheryl Crow 「Tuesday Night Music Club (Deluxe Edition) 」

チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ <デラックスエディション>(DVD付)チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ <デラックスエディション>(DVD付)
シェリル・クロウ

USMジャパン 2010-02-24
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DISC 1
1. Run, Baby, Run
2. Leaving Las Vegas
3. Strrong Enough
4. Can't Cry Anymore
5. Solidify
6. The Na-Na Song
7. No One Said It Would Be Easy
8. What I Can Do For You
9. All I Wanna Do
10. We Do What We Can
11. I Shall Believe

DISC 2
1. Coffee Shop
2. Killer Life
3. Essential Trip Of Hereness
4. Reach Around Jerk
5. Volvo Cowgirl 99
6. You Want More
7. All By Myself
8. On The Outside
9. D'yer Mak'er
10. I Shall Believe (2009 Remix)

DISC 3 (DVD)
1. Valuable Stuff (Documentary)
2. Leaving Las Vegas
3. All I Wanna Do
4. Strong Enough
5. Can't Cry Anymore
6. Run, Baby, Run
7. What I Can Do For You
8. All I Wanna Do (Alternate Version)

 先日Jackson Browneとジョイントツアーで来日していたSheryl Crow。今回の参戦は諸事情によりやむなく見送ることとなったが、本当なら見に行きたいところだった。そんなSherylのデビューアルバム「Tuesday Night Music Club」が昨年デラックス・エディションの輸入盤でリリースされていたのだが、国内盤がきっと出るはずだと思って待っていたら、この来日時期に合わせてようやくリリースされた。

 音楽教師やMichael Jacksonのバックシンガーなどの下積みを積んだ後31歳という遅咲きでメジャーデビューを果たしたのが1993年。結果的にこのアルバムはグラミー賞3部門を獲得し、800万枚以上のセールスを上げ、95年にデビューしたAlanis Morissetteらとともに、90年代の女性シンガーソングライタームーブメントを作り上げたのだった。

 Disc1はオリジナルCDのリマスター。カントリーなどのアメリカンルーツミュージックを下敷きにし、オーガニックなロックを聴かせてくれている。全体的にスロー~ミドルテンポの曲が大半を占めているのだが、シンプルかつ土着的な趣向とあいまり、アメリカの大陸的な貫禄を感じさせてくれる。埃っぽい荒野でギター1本で歌い続けるような、アメリカ女性の芯の強さが滲み出ている。言わずもがな、名盤である。

 Disc2は当時の未発表曲集。M7のEric Carmenと、M9のLed Zeppelinのカバーはなかなかいい。Disc3はDVDでPV集になっている。同時に収録されているツアー・ドキュメンタリーを目当てにしていたのだが、これはちょっと物足りなかった。ここはもう少しアルバム制作やツアーに関するインタビューなどを交えながら、ボリュームを増やしてもらいたかったところである。

 実はこの人のアルバムは3作目までしか持っていないのだが、ちょっと今度ちゃんとコンプリートしなきゃいかんなぁと思った次第であった。



この人のイメージって、曲的にも絵的にも、こんな感じ。名曲。
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