Woodstock

Joe Cocker 逝去

joe

Oh my God ! Joe Cockerまで亡くなっちまった。享年70歳。
なんでみんなそんな急いで行っちゃうんだろう。

この人の声は好きだった。はっきり言ってルックスはイマイチだったし、ファッションセンスもなかった。熱唱している時の痙攣してるような動きもいつも変だなぁと思って見てた。でもあのソウルフルで力強いハスキーボイスは、唯一無二のものだった。

代表曲のほとんどはカヴァーばかりだったが、あの原曲を何倍も魅力的にしてしまうゴージャスなスワンプロックアレンジと、あの声。名演ばかりだった。

1. Darling Be Home Soon (1969)
2. I'm So Glad I'm Standing Here Today (1980)
3. She Came In Through The Bathroom Window (1969)
4. With A Little Help From My Friend (1969)
5. I Think It's Gonna Rain Today (1975)
6. Feeling Alright (1969)
7. You Are So Beautiful (1974)
8. Up Where We Belong (1982)
9. Something (1969)
10.When The Night Comes (1989)

 

「ウッドストックがやってくる (Taking Woodstock)」 (映画編)

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先週ご紹介した回想録に基づいて撮られたのがこの映画。アメリカではウッドストック40周年の2009年に公開されている。日本では2011年になりようやくミニシアターで公開されたわけだが、あまりにも遅すぎたと言っていい。あの年本国では色々とウッドストック関連商品がリリースされたりと盛り上がっていたが、日本でもこの映画がタイミング良く全国ロードショーで公開されていたら、もっと国内のウッドストックムーブメントに拍車をかけることができたかもしれないのに、もったいない。

さて感想だが、事実は小説よりも奇なりというのを痛快に実感することができるのが、この映画の醍醐味だろう。一人の青年の一本の電話によって白馬の王子がヘリコプターによって登場し歴史的一大イベントが動き出すだとか、何もなかった小さな町が突如として50万人のヒッピーによって埋め尽くされたりなどは、まるで映画のような話であり、映像化するにはうってつけの題材と言っていい。

しかしいくつか原作にあって映画からは抜け落ちていたエピソードがあったのが気になった。まず地元住民との戦いを描くのであれば、公聴会が最適だったろう。ElliotがLangeや弁護士とともに、大勢の住民で溢れる公聴会で、反対と賛成の怒号の中で町議会議員一団と正に手に汗を握る攻防を繰り広げるシーンは見たかった。また確かに彼は記者会見では適当なことしか言っていないが、ラジオ生放送では「自由の国家を一緒に作ろう」と熱く演説を語り、翌日その放送に共感した若者たちが押し寄せたというのが事実だ。これも感動的なエピソードなはずである。

そしてやはりと言うか、彼のゲイとしてのエピソードはほとんどカットされていた。原作の中では、彼自身のゲイとしての性体験や自己否定、そしてゲイの人権問題についてかなりのページが割かれていた。これは原作の中で恐らくウッドストックよりも比重の大きい最大のテーマだったと言える。それがあったからこそ、主人公はフェスのヒッピー文化を通して初めて自分自身を受け入れることができ、真の自由と解放を得ることができたのである。しかしこの映画は彼の自伝ではなく、メイキング・オブ・ウッドストックなわけで、大衆にアピールするためにも、そこはカットせざるえなかったのだろう。

まぁ何だかんだ言っても、このウッドストックフェスを実体験していない私のような世代にとって、当時の様子や舞台裏を疑似体験できる貴重な映画であることには違いない。そしてやはりこの偉業を成し遂げたElliot Tiberの功績は称賛に値するだろう。


「ウッドストックがやってくる (Taking Woodstock)」 (原作編)

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 先日から国内での上映が開始した映画「ウッドストックがやってくる」。これは1969年のかの有名なウッドストックフェスティバルの、招致人であるElliot Tiberが2007年に出版したノンフィクションの回想録に基づいて撮影されたものである。映画に先立ってその原作のレビューからアップしようと思う。

 まず最初に、その主人公が実はデブでゲイで内気なユダヤ人だったという事実に、少なからず驚かされる。彼はニューヨークで金物屋を営んでいた貧しく偏屈な両親のもと、理解も愛情も受けられずに育った。その結果、自分を癒してくれたアートと、自分を受け入れてくれたゲイに、自分の居場所を見つけることになる。やがてインテリアデザイナーとしてある程度成功を手にするが、血迷った両親が始めたニューヨーク州べセルのさびれたモーテルの経営不振を助けることになってから、彼の人生は下降線を辿っていく。町の商工会議所会長として町興しに尽力し、小さいが音楽とアートの催しを毎年開催しするものの、状況は全く変わらなかった。

 しかし彼が、別の街での開催に頓挫し新たな開催地を探していたフェスの主催者Mike Langeに電話をかけてから全てが一変する。大挙して押し寄せるヒッピーの群れ、猛反発する地元住民との攻防、そしてそれらに対処し続ける中で真の自由を取り戻していく主人公。彼やMikeらがクライマックスに向かって前代未聞の規模のフェスを動かしていく様子は非常にスリリングである。

 文面はシニカルなユーモアに溢れており読み手を飽きさせない。が、それは同時にそうせざる得なかった主人公のやり場のない気持ちの現れでもあるのだと思う。またかなりキワどいゲイの性描写もあるが、これは恐らく映画では描けないことだろう。来週は実際に映画を見ての感想をアップしたい。


Woodstock : 3 Days of Peace & Music

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 今年リリースされたものは、何とか今年中にアップしなきゃなぁと少し焦ってきているのだが、この作品はそうした中のひとつ。なんせ今年はロックの歴史の中で重要な1969年から数えて40周年にあたる年。1969年と言えば、The Beatlesのラスト作「Abbey Road」の年だし、Led ZeppelinやKing Crimsonのデビューの年でもあるが、やっぱり何よりもWoodstockが開催されたというのが大きい。1969年の8月15日から17日まで(正確には18日早朝まで)の3日間にわたって、ニューヨーク州郊外の農場で行われた。実は我々夫婦の結婚記念日も、(私の独断によって)この開催日に合わせていたりもする。

 この記録映画は、空前絶後のロックフェスティバルの様子を臨場感一杯に伝えている。全米から50万人という若いヒッピーたちが集結したわけであるが、彼らが食糧不足や雷雨天にも嘆くこともなく気楽に歌い、手を叩き合い、手を差し伸べあう姿は、愛と平和と音楽のもとに共生できた古き良き時代を教えてくれる。願わくば私もこの中の一人になりたかったものである。またそれに対して、利益を全く考慮せずに支援しようとする若い主催者や投資家、手際の良いステージスタッフやトイレ清掃員たちなど、多くの人々の尽力によってこのフェスティバルが成功に導かれたということもよく分かる。

 さて、今回は40周年ということで、この記録映画に新たに未発表映像が3時間分も追加収録された。これまでの映像では、収録時間が限られている上に、出演アーティストが多いために仕方ないのだが、1アーティストにつき1曲ずつ程度しか収録されておらず、消化不良の感はあった。そのため今回の追加は待望であった。Joan Baezの天まで延びる歌声、The WhoのPete Townsendの派手なギタープレイ、Joe Cockerのエアギター(笑)、Country Joeのメッセージ性、Santanaの若いドラマーの凄まじいプレイ、Jimi Hendrix出演時の客の少なさ(笑)、などが特に印象的だ。

 しかし今回追加収録されたものも、まだごく一部であることは確かである。出演していたはずのThe Bandの映像も全く見当たらない。また今年はこのDVD以外にも、6枚組の音源をまとめたボックスセットも話題だったが、あれもまだまだ十分なものではない。実際私は18枚組のブートレッグ音源を手元に持っていたりする。そうしたように、映像も音源も片っ端からかき集めた本当にコンプリートな代物に、いずれ出会いたいものである。

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