2000s-2010s

2014年を振り返って

あけましておめでとうございます。あっと言う間に年が明けてしまいましたが、年々1年が早いですね。

昨年を振り返ると、このブログに関して言えば以前いたぷららが閉鎖するということで追い出されてしまい、引越しを余儀なくされました。今から10数年前に始めたホームページはデザインも凝り、最終的に約200アーティストの約300レビューをアップしていたのですがすべて消去に。ブログの方のデータは移行できましたが、万単位であったカウンターが0になってしまったのも悲しかったでした。新たな場所で心機一転始め、来て下さる方々のお陰様で少しずつ復活しつつあります。感謝々々。

さて、例年聴いた新譜のランキングなんかをやっていたのですが、2014年を振り返ってみて驚きました。昨年は新譜をほとんど聴いていませんでした。新曲はネット上で少し試聴しただけ。もう完全に時代について行く気がなくなってしまったみたいですね。まぁ、その分旧譜やリイシューもの、またライブなどでそれなりに充実した1年ではあったと思います。ただそれも各10個もなかったので、中途半端な数になってますが…。


<REISSUE ALBUM>
rainbow
① Queen 「Live At The Rainbow '74」
② Bob Dylan & The Band 「The Basement Tapes Complete」
③ Led Zeppelin 「2014 Remasters Deluxe Edition Series」
④ Billy Joel 「A Matter Of Trust」
⑤ Bon Jovi 「New Jersey Super Deluxe Edition」

①はブートでは有名なブツでしたが、オフィシャルとしては待望のリリース。ライブと合わせて楽しみました。ただ版権が複雑でどのパッケージを買えばいいのか困りましたね。②もようやくコンプリートし、ものスゴい量に消化不良気味ですが、売り方があまりにDylan目線過ぎるのがThe Bandファンとしてはどうもなぁと。と、文句ばっかり言ってはいけませんね。


<LIVE>
stones
① The Rolling Stones @ 東京ドーム, 2014.3.6
② Queen @ Summer Sonic Marine Stage, 2014.8.17
③ Boston @ 日本武道館, 2014.10.9
④ Yes @ 東京ドームシティホール, 2014.11.24  
⑤ Ego Wrappin @ Summer Sonic Garden Stage, 2014.8.17
⑥ Eric Clapton @ 横浜アリーナ, 2014.2.23
⑦ Ritchie Sambora @ Summer Sonic Marine Stage, 2014.8.17

昨年もベテラン勢のライブを堪能しました。①のStonesは貫禄の一言。ただその後Mickの恋人の自殺やBobby Keysの他界という悲しい悲報もありました。②~④はボーカルがオリジナルでなくとも充分楽しめるということを教えてもらったライブでした。サマソニの夕暮れの海辺で見た⑤も印象的でした。Claptonも良かったですけど、最後に挨拶もせず退場してったのは未だに引っかかってます…。
今年はとりあえず2月のFaith No MoreとUli Jon Rothに行く予定。


<訃報>
robin
① Robin Williams
② Jack Bruce
③ Paco De Lucia
④ Joe Cocker
⑤ Bobby Keys
⑥ Pete Seeger
⑦ Ian McLegan
⑧ Johnny Winter
⑨ 高倉 健
⑩ 菅原 文太

訃報だけは多い。記事として上げた人ばかりですが、書いてなかった人としては⑦のIan McLegan。今年Facesを再結成するという言葉を信じていたのですが叶いませんでした…。あと⑨健さんの後を追ってしまった⑩文太さんの露出が少なかったのも少し残念。それにしても70前後の世代の方々が亡くなってしまうようになると、今後毎年キツそうですね。

というわけで、今年もよろしくお願い致しますm(_ _)m

2013年総括

【ALBUM】

1. Ry Cooder & Corridos Famosos 「Live」
2. Paul McCartney 「New」
3. The Rolling Stones 「Sweet Summer Sun Hyde Park Live」
4. Black Sabbath 「13」
5. Downy 「第五作品集『無題』」
6. Tom Keifer 「The Way Life Goes」
7. Sheryl Crow 「Feels Like Home」
8. Matthew Sweet & Susanna Hoffs 「Under The Covers Vol. 3」
9. Gipsy Kings 「Savor Flamenco」
10.Billy Joe & Norah 「Foreverly」

【LIVE】

1. Paul McCartney
2. Black Sabbath
3. The Cardigans
4. Zoso
5. Belinda Carlisle

個人的に今年の最大の話題は、何と言ってもPaul McCatneyとBlack Sabbathの来日と新作だった。どちらも期待はしていたが予想はしていなかったので、驚きと喜びで迎え感動させてもらった。ライブで意外に良かったのがLed ZeppelinのトリビュートバンドZosoで、本家の来日が叶わないかわりになかなか楽しめた。ライブアルバムが素晴らしかったRy Cooderは、今最も再来日してほしいところ。来年は既に発表されているRolling StonesやEric Claptonも楽しみである。あ、ライブの話ばかりになってしまった…。

では今年もお疲れ様でした。


2012年総集編

Best Albums

1. The Little Willies 「For The Good Times」
2. Susanna Hoffs 「Someday」
3. Carolina Chocolate Drops 「Leaving Eden」
4. Neurosis 「Honor Found In Decay」
5. South Memphis Strings Band 「Old Times There」
6. Beach Boys 「That's Why God Made The Radio」
7. Bob Dylan 「Tempest」
8. Chris Robinson Brotherhood 「Big Moon Ritual」
9. Ry Cooder 「Election Special」
10. Counting Crows 「Underwater Sunshine」

Best Concerts

1. Beach Boys @ 千葉マリンスタジアム, 16 Aug
2. The Chieftains @ オリンパスホール八王子, 1 Dec
3. 奥田民生 @ 府中の森芸術劇場, 7 Jan
4. Judas Priest @ Zepp Tokyo, 16 Feb
5. Rolling Stones @ Newark, NJ, 15 Dec


年末らしい企画は何だろうと考えた時に、2012年の総集編というのが一番ふさわしいと思い並べてみたはいいが、やっぱり今年も総集できるほど新譜を聴いていないことに気付く。 まだレビューも書いていないものも多いのだが、とりあえずこれでギリギリ10枚。

今年一番印象的だったのは、やっぱり多くの大御所たちが揃って50周年を迎えたことだろう。Beach Boys、Bob Dylan、Rolling Stones、The Beatles、The Chieftainsなどが、こぞって節目を迎え、新作やリマスターのリリースやライブ・ツアーを実施した。上のランキングにも入れているが、それぞれただのアニバーサリーではなく、本当に素晴らしいものを魅せてくれていた。特にBeach Boysはありえないと思われたオリジナルメンバーで一夏の夢を見せてくれた。

それ以外で当ブログで取り上げることは多かったのはNorah Jones。新作・来日とあったが、私が一番聴いたのはやっぱりLittle Williesだった。それからBlack Sabbathの同行もずっと追い掛けていたが、新作・来日が予定されている来年が本番だ。

悲報も多かった。ここでとりあげただけでもDoobie BrothersのMichael Hossack、RiotのMark Reale、Bee GeesのRobin Gibb、John Lord, Ravi Shankar…。中でも一番悲しかったのはLevon Helmだった。

2013年はどんな年になるだろうか。


2011アルバムショートレビュー pt.2

先週に続き、今週は2011アルバムショートレビュー後編として、ロック・ポップ編です。少しですが。

Universal PulseUniversal Pulse
311

Ato Records / Red 2011-07-19
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いつも通り彼ららしい良作だったのだけど、この曲数の少なさが気になった。どうせ出すなら急がなくていいから、じっくりフルレングスで作ってくれた方が嬉しいのだが。お気に入りはM7。
★★★

I'm With YouI'm With You
Red Hot Chili Peppers

Warner Bros / Wea 2011-08-30
売り上げランキング : 684

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ギタリストが替わっての1枚。常に新たな姿勢でロックしているのは流石。でも前作にはやっぱり届かないかな。M3がお気に入り。
★★★☆

White SilenceWhite Silence
Cave in

Hydrahead Records 2011-05-24
売り上げランキング : 69423

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復活後初のフルレングスアルバム。予想していたが、やはり思いきりヘヴィな方向で来た。ただカオティックから整合感のあるミドルテンポ、耽美的なものまで実は結構幅広い内容になっている。
★★★

Carbon Based AnatomyCarbon Based Anatomy
Cynic

Season of Mist 2011-11-15
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奇跡的な復活に狂喜した前作から、次作へのつなぎとなるEPになるが、プログレッシブな展開もなければボーカルも綺麗め。なんか個性がなくなってしまった。
★★

Smile SessionsSmile Sessions
Beach Boys

Capitol 2011-11-01
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44年の時を経て初めて公式発表された幻の名盤。基本構成は03年Brian Wilsonの「Smile」に近いが、やはり声の若さと当時の演奏に、感慨とノスタルジーを掻き立てる一枚。もうすぐ出る新作も楽しみ。
★★★★☆




2011アルバムショートレビュー

本当に今さらなのですが、昨年リリースされたアルバムで、聴いたけどそのままにしていたアルバムたちのショートレビューをアップします。今週は前編としてアメリカンルーツ系を。

Paper AirplanePaper Airplane
Alison Krauss & Union Station

Rounder / Umgd 2011-04-12
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Robert Plantとのアルバムはグラミーを総なめしていたが、この人はやっぱりUnion Stationと組んでいる方がしっくり来る。相変わらず美しい出来映え。
★★★★

Here We Go AgainHere We Go Again
Nelson Marsalis Jones

Blue Note Records 2011-03-29
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WillieとNorahの組み合わせを見て思わず聴いてみたが、これは完全にジャズなのね。そうなるとむしろWyntonとNorahはそっちの畑だけど、その中で歌いこなしているWillieの柔軟性が驚き。
★★★☆

Fixin to DieFixin to Die
G. Love

Brushfire Records 2011-02-22
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こうしたルーツィーな趣向は、彼のシンプルな音作りに良く合う。ただ個人的にこの人にはどうもかつてのラップのイメージが強くて、それに比べると何か普通だなと思ってしまった。むしろM6のように思いきり泥臭いのをもっと聴きたかった。
★★★

Victim of the BluesVictim of the Blues
Tracy Nelson

Delta Groove Prod 2011-04-19
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この人はまだ現役だったのね。60~70年代のMother Earthはマイナーだが堂に入ったスワンプロックが素晴らしかった。ブルース趣向の今作は、さらに貫禄が出た歌いっぷり。売れなくても良いものは良い。
★★★★

RevelatorRevelator
Tedeschi Trucks Band

Sony Legacy 2011-06-07
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お互いのバンドを合体させてしまうとは、ここの夫婦は本当に仲がいい。ただアルバムは、全編まったりと穏やかな曲ばかりで正直いまいち。せっかく良いバンドなのだから、もう少しノリのいいものや渋めのもの等、色んなレパートリーを聴きたかった。ライブは良さそうだけど。
★★★

ReflectionReflection
Keb Mo'

Yolabelle Int'l 2011-08-02
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もうちょっとこれはもはやブルースではなく、R&Bだな。器用な人だから、スムースでよく出来ているかもしれないが、もう求めているジャンルではないな。 「Keep It Simple」が頂点だったかな。
★★




Beirut 「The Rip Tide」 (2011)

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ベイルート Beirut

contrarede 2011-09-14
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1. A Candle's Fire
2. Santa Fe
3. East Harlem
4. Goshen
5. Payne's Bay
6. The Rip Tide
7. Vagabond
8. The Peacock
9. Port of Call

30を越えたくらいからか古い音楽ばかりを聴くようになって、最近の音楽シーンにはめっきり疎くなってしまった。音楽誌の年間ベストアルバムなんて見ても、知らないアーチストばかりだ。恐らく2000年以降にデビューした最近のアーチストで私が今ちゃんと毎リリースを追っているのは、もはやNorah JonesとこのBeirutくらいかもしれない。まぁそれはいいとして。

Beirutは元々アメリカ人Zack Condonの宅録プロジェクトから発展した楽団である。デビューは2006年、彼はまだわずか19歳であった。私がこのアーチストに惚れ込んだのは、彼が世界各国のワールドミュージックを斬新な方法論で提示していたからだ。一人であらゆる楽器を使いこなしながら、1stでは東欧バルカン半島のジプシーブラス音楽、2ndではフランス音楽、3rdではメキシコ音楽と、旅をした先々の音楽を吸収しながら独自のものとして再構築していった。その姿勢には民族音楽ファンとして大いに楽しませてもらった。

そんなBeirutの4年ぶりのニューアルバムがリリースされた。ただ今回は特にこれまでのような特定の国の趣向はないようだ。コンピレーション「Red Hot + Rio 2」にあったようなブラジル音楽に次は行ってくれることも期待していただけに少し残念。まぁ作る側にしてみれば、毎回違う国の音楽を期待されるのもプレッシャーだったのかもしれない。実際今回は゛Santa Fe ゛や゛East Harlem ゛といった曲名が並んでいることからも、自分の居場所に帰ってきたということなのだろう。

しかし音楽はやはり相変わらずいいものを作ってきている。これまでメランコリックな曲調が多かったのが、今回は全体的に享楽的な明るいトーンで統一されている。だがロマンチックでノスタルジックな高揚感は変わらない。いつの間にかメンバーも代わり、2ndの時には女性バイオリニストまでいた賑やかな大所帯だったのが、今はZack以外にアコーディオン、トランペット、トロンボーン、ドラム、ベースの6人の固定メンバーになっているようだ。そのメンバーで練り上げたようなバンドらしさも今回のアルバムにはある。Zackのピアノの弾き語りという新境地も聞かせている。全9曲33分という短さが物足りないのと、全体的にもう少し楽曲のバラエティがほしかった気もするが。しかしこの極力エレクトリック楽器を排したレトロな手法は、今でも依然最近のロックに飽きてしまった耳に新鮮に聴こえるはずだ。お互いに親交もあるArcade Fireが世界的な大成功を収めたので、Zackにも頑張ってもらいたい。

最後に嬉しい知らせで、彼らの待望の初来日が来年の1月に決定した。これまでずっと待っていたので念願であった。この良質の音楽をようやく目にできるのを楽しみにしている。

★★★☆


Midlake 「The Trials of Van Occupanth」

Trials of Van OccupantherTrials of Van Occupanther
Midlake

Bella Union 2006-07-25
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1. Roscoe
2. Bandits
3. Head Home
4. Van Occupanther
5. Young Bride
6. Branches
7. In This Camp
8. We Gathered In Spring
9. It Covers the Hillside
10. Chasing After Deer
11. You Never Arrived

 「このバイオリンがいいんだよ」と彼は言った。当時彼は11歳、日本で言うと小学校5年生である。私が11歳の時は音楽のことなどさっぱり分からなかったものだ。スゴい感受性だと驚かされた。

 私が初めて彼に会ったのはその10年前、彼がまだ1歳の時であった。その時私は大学生で、日本の大学を1年間休学し、留学でアメリカのラスベガスに来ていた。その子はそのステイ先としてお世話になっていた親戚の子供だった。親戚は皆日本人だが、なかなか日本人離れしたおしゃれなセンスを持った一家だった。音楽も好きな一家であり、伯父はSwing Jazz、伯母はDavid BowieやU2、そして10歳違いの兄も色んな音楽を聞いていた。

 彼は当時1歳であったため、もちろん当時言葉も話せなかったが、両親の日本語以外は兄を含めた全てが英語を発していたため、やがて彼も英語を母国語として成長していった。それに伴い音楽的なセンスも磨かれていったようだった。

 10年後見違えるほどに大きくなった彼が来日した。そしてその際に一つの曲を私に教えてくれた。名曲だった。そしてその3年後、彼の両親が離婚をしたことを伝え聞いた。

 その曲はMidlakeというカナダのグループの"Young Bride"という曲だった。牧歌的かつ内省的な音楽を特徴としており、特にこの曲の優美なバイオリンのメロディは素晴らしかった。今でも仕事帰りの家路にふとこのメロディが頭を流れ、秋の夜空に物憂げに響く。その度に私はアメリカのどこかにいるであろう従兄弟のことを思い出すのだった。


ROM 「ROM」

ROMROM
ロム

インディーズ・メーカー 2005-12-14
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最近休みの日で嫁も子供もおらず1人の時間が取れた時には、隣街に新しくオープンしたスタジオに通っている。目的はドラムの練習。前職で軽音楽部の顧問みたいなことをやっていたが、エイトビートしか叩けないくせにドラムも生徒に教え、しかも教えた生徒が皆自分よりも巧くなっていくのが悔しかったものである。

 ようやく自分の時間が少し取れるようになったため、かねてよりやりたかったドラムを叩き始めたわけだが、これが楽しい。やればやるだけ上達していくのが自分で分かる。前は単純にエイトビートを叩くだけで精一杯だったのだが、徐々にオカズを入れたり、少しアレンジして自分なりのリズムを叩いてみたりできるようになってきた。

 こうなると以前から叩いてみたかったリズムに手を出してみたくなった。それがこのROMというユニットの"Into The Clouds"という曲である。以前CDショップで流れているのを聞いて、一目惚れならぬ一聴惚れをした曲だ。正直言ってこのユニットのことは、Miami出身の2人組のポストロックユニットらしいという以外はよく分からない。ただこのインスト曲のドラムを聞いた瞬間に持っていかれてしまった。ギターとドラムだけのシンプルなインストなのだが、流麗なギターと激しいドラムのコントラストが絶妙だ。何よりもドラムの手数が多いだけでなく、押しと引きを心得たリズムキーピングが素晴らしく、そのフレーズはまるで唄っているかのようである。

 さてこれを叩きたいわけなのだが、そんな始めたばかりの素人に簡単にマスターできるはずもない。ただ人間目標があるのは励みになる。いつかこれを叩ききった時はさぞ気持ちがいいことだろう。

http://www.warszawa.jp/cgi-bin/user/detail/detail.cgi?GID=32450

Jimmy Eat World 「Clarity Live」



1. Table For Glasses
2. Lucky Denver Mint
3. Your New Aesthetic
4. Believe In What You Want
5. A Sunday
6. Crush
7. 12.23.95
8. Ten
9. Just Watch the Fireworks
10. For Me This Is Heaven
11. Blister
12. Clarity
13. Goodbye Sky Harbor
14.What I Would Say To You Now
15.No Sensitivity

 1996年にデビューし、00年代に活況を呈するいわゆるエモと呼ばれるジャンルのシーンを牽引した立役者。以前は私も好きで、05年の渋谷公演の際は見に行ったものだったが、その後すっかり気持ちが離れてしまっていた。去年久し振りにオフィシャルを覗いたら、初期の名盤「Clarity」の10周年を記念して、このアルバムを完全再現するツアーを行っていたということを知った。しかもその音源をオフィシャルサイト限定で販売するという。きっといずれCDとしてリリースされるだろうと思って待っていたが、一向のその気配はない。仕方ないのでオフィシャルからMP3音源を購入し、ダウンロードすることにした。

 静かなM1からしっとりと始まり、名曲M2へとなだれ込む。その後アップテンポなM3とM4で畳みかけた後、ボーカルJim AtkinsのMC。「ここまでの4曲を演奏して、既にこれは僕のお気に入りのショーだよ。10年前にClarityのリリースパーティーをしたのが懐かしいね。次の曲は…」と紹介したあと、感動的なM5につながっていく。

 思えばエモというものは、パンクやハードコアを通過したオルタナティブな感触を持ちながら、感情の吐露をそのままに表現したエモーショナルなロックということで、00年代に一気に市民権を得たジャンルだったが、定義が良く分からないまま、いつしか下火になっていったようだ。そんな中JEW自身はあまりそうしたシーンに関心を持たず、ただ単に良い曲だけを書いていた。

 この99年の「Clarity」は20代の頃に何度聴いたか分からないほどよく聴いた。彼らの知名度を上げた2ndアルバムだが、特に1曲1曲の出来が秀逸で、アップテンポな曲やミドルテンポの曲、メロウな曲のコントラストも非常に効果的だった。その後のアルバムでは洗練されていくサウンドも、ここではシンプルな音作りがなされており、楽器一つ一つの音がダイレクトに捉えられているのが魅力だった。このショーでは基本的にそんなサウンドをアルバム通りに再現していた。原曲ではループで16分も続くM13も、忠実に10分くらいまで再現していた。これはできれば映像で見たいところだ。さらにできればこれで来日をしてほしかったが。

★★★★



Angels & Airwaves 「Love」



1. Et Ducit Mundum Per Luce
2. The Flight of Apollo
3. Young London
4. Shove
5. Epic Holiday
6. Hallucinations
7. The Moon-Atomic (…Fragments and Fictions)
8. Clever Love
9. Soul Survivor (…2012)
10. Letters to God, Part II
11. Some Origins of Fire

 新しい仕事にもなんとなく慣れてきた今日この頃。若い人が多い職場でやりづらさもあるのだが、残業もあまりなく休みもしっかり取れるのは良いところ。まぁ片道2時間の通勤には閉口するが。

 さてこちらはTom Delongeの新しい仕事Angels & Airwaves。Blink182の解散以降もひそかに彼の動向は追っていた。先日Blink182も再結成したらしいが、それよりもむしろこちらのプロジェクト(ではなくバンドか)が存続することの方がホッとしたものだ。世の中のBlinkのファンの中には、後期のシリアス路線よりも往年のおバカ路線を求めている人も多いようで、さらには未だにPVやライブで彼らが脱ぐことを期待している人も少なくないらしい。シリアス路線は歳を重ねた趣向の変化によるところが大きかったと思われるが、脱いだことはいわば両刃の剣であり、結果的に自分たちの首を絞めてしまったようである。AV AでやりたいことがやれているTomにとって、Blinkをやることのメリットは今はあまり感じられない。

 さて今作は早くも3rdになるが、今回はWeb上での無料配信し、任意で好きな金額を寄付という形で支払うのだという。これは以前Radioheadも行っていた手法であり、違法ダウンロードが横行する中で革新的な方法だとは思うが、いかんせんファン層が違うためどの程度バックがあるのかは不明。一応私はある程度寄付しておいたが。

 そして今作は同時に制作された同タイトルの映画とのコラボレーションになっているそうだ。このバンドの結成以来のイメージとなっている宇宙を舞台にした愛をテーマとした作品とのこと。あまりに直球すぎるタイトルだが、Box Car Racer以来描いてきた戦争や世紀末観などを通して、やはり最終的にこれが彼の一番言いたいことなのだろう。バレンタインデーにリリースというのはいかがなものかと思ったが。

 楽曲はこれまで通りとてもキャッチーでよく出来た曲が並んでおり、優れたソングライターであることを今回も示している。透明感と広がりがあり流れるような楽曲は、適度なエレクトロニクスとも相まり、スペーシーな雰囲気を醸し出している。しかしこれまでと全く同じカラーとなってしまっているため、どこかにアクセントとなる新しさが欲しかった。M10はBox Car Racerの同名曲の続編。

★★★


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