徒然雑記

みかん

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謹賀新年。と言いたかったが、今年は年始から色々あり過ぎた。元旦に能登半島地震、2日に羽田衝突事故、3日に山手線刃物女、4日に西新宿の会社の近くで火事。もう令和6年はお終いにして、改元した方が良さそうだ。

とりあえず気を取り直して、用意していた原稿を投下する。正月らしいものとして、今日はみかんについて。

私が毎朝起きたら、まず最初にやること。それは、みかんを食べることである。眠い目を擦りながら、みかんの皮を剥き、白い筋を取る。甘酸っぱさが口の中に広がると、今日も頑張ろうと思う。これは私が学生の頃から毎朝続けている習慣である。

寝ている間に喉が渇くのだが、朝から冷たい飲み物でも飲んだ日にゃ、途端にお腹をこわしてしまう。適度な水分補給に、ビタミンCも取れ、腹の足しにもなる。手作業は眠気覚ましにもなる。ということで、毎日とにかくみかんだけは切らさないようにしている。

しかし夏の間はみかんがない。なので仕方なくオレンジで代用する。この時期は手で皮を剥くマンダリンもあるが、あれは甘さと瑞々しさが足りない。また最近はハウスみかんも出回っているが、1パック500円を超えるような高級品には手が出せない。

少し秋めいてくる9月下旬になると、スーパーにはようやくみかんが並び始める。まだ緑色の早生みかんは甘さが足りないが、ひとまずシーズンの到来を喜ぶ。

本格的な甘さのみかんが出回るのは10月下旬くらいから。綺麗な橙色に染まるMサイズが並んでいる様子は待望だ。ビニール袋入りはカビやすいので、ネット入りがお勧めだ。

しかし最良の時は長くは続かない。年も明けて1月になると、みかんのサイズはLと大きくなるにつれて、甘さが落ちてくるのが顕著に分かる。そして春になれば、みかんのシーズンは終焉する。また逢える時までさようなら

2023年備忘録

2023年が暮れる。今年はコロナも5類以降し、また観光や声出しライブなどの日常が戻ってきた年となった。そのため私の仕事も忙しくなり、前半は人手不足、後半は人材育成と多忙を極めた。プライベートでは山や企画展などほとんど行くことも出来ず。来年はもう少しゆとりが欲しいな。あ、でも娘が受験だ。

<山と旅>

<企画展>
「木島櫻谷 - 山水夢中」@泉屋博古館東京
「岩橋英遠・岩橋崇至 ふたりのまなざし」 @相模原市民ギャラリー
杉本博司 本歌取り 東下り」 @渋谷区立松濤美術館
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<本>
「奇譚ルーム」はやみねかおる
「アラスカ 風のような物語」星野道夫
「統ばる島」池上永一
「永遠と横道世之介」吉田修一
「13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう」房野史展
①「箱根の坂 上・中・下」司馬遼太郎
「対決の東国史④ 鎌倉公方と関東管領」植田真平
「桜の雨」雨宮ひとみ
「「山奥ニート」やってます。」石井あらた
②「新編 日本の面影」ラフカディオ・ハーン
「ムツゴロウの動物王国」畑正憲
空海の風景 上・下」司馬遼太郎
C.W.ニコルの森の時間」C.W.ニコル
太平洋ひとりぼっち」堀江謙一
③「八月の六日間」北村薫
「エベレストへの道」ミシュリーヌ・モラン
「アルジャーノンに花束を」ダニエル・キイス
水を縫う」寺地はるな
「一九八四年」ジョージ・オーウェル
「Another 上・下」綾辻行人
「きのうの影踏み」辻村深月
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<訃報>
1/10 ジェフ・ベック (ギタリスト)
1/18 デヴィッド・クロスビー (CSN&Y)
2/13 松本零士 (漫画家)
3/13 ジム・ゴードン (ドラマー)
3/28 坂本龍一 (音楽家)
4/5 ムツゴロウ/ 畑正憲 (作家・動物学者・ムツゴロウ動物王国国王)
5/9 ピート・ブラウン (詩人)
5/17 アルジー・ワード (Tank)
6/5 アストラッド・ジルベルト (歌手)
7/26 シニード・オコナー (歌手)
7/26 ランディ・マイズナー (Poco, Eagles)
10/8 谷村新司 (音楽家)
10/15 有働誠次郎 (UDO代表)

さようならTwitter

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私が初めてTwitterを使ったのは、忘れもしない2011年3月11日、東日本大震災の日だった。あの日私は都心で仕事をしていたが、突然の大揺れに大混乱に陥った。電車も道路も全ての交通網はストップしたらしいが、電話もネットも繋がらず情報が入ってこない。唯一繋がったのがTwitterで、どうにか状況把握することが出来たのだった。

その後しばらく放置していた私が、再びTwitterに触れるようになったのは娘の影響だ。LINEのタイムラインにイラストを投稿して1300人ものフォロワーを得た娘は、Twitterのアカウントも作ったと教えてくれた。少し心配になった私は、娘をフォローしつつ、自分のアカウントも開設してみたところ、これが見事にハマった。

上手く撮れた画像や、ライブやCDなどの感想を投稿してみて、いいねを押してもらえるのは嬉しいものだった。アーティストの公式アカウントからいいねを貰えたこともあった。娘ともお互いのいいねの数を競い合ったりもした。

イラストレーターの業界では、Twitterでフォロワーを集めて有名になり、Twitterを通して依頼を受けるなど、仕事をする上でなくてはならないものだった。そのために娘も当初はTwitterのフォロワーを増やすために色々工夫をしていた。

そんなTwitterに転機が訪れた。2022年にCEOに就任したイーロン・マスクがリストラのため社員を大量解雇したことで弊害が出るようになる。そして今年、慣れ親しんだ名称やロゴもX(エックス)などという違和感のあるものに変わってしまった。これにより多くの人がXからInstagramなど他のSNSと離れて行った。

今や娘もアカウントは閉鎖してしまった。私はまだ閉鎖はしていないものの、もう投稿することはなく、たまに覗く程度となった。

2ちゃんねるやmixiなど、情報ツールは時代とともに変遷する。いつかTwitterやXも、そんなものもあったねと懐かしがられる日が来るかもしれない。

栗ごはん

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実家の裏山には栗の木が並んでいる場所がある。きっと昔に誰かが植えたのだろうけど、もう長いこと放置されており、毎年9月になると大量に落ちた栗の実が、鳥や虫の餌になっている。勿体ないと思い、ある時行って状態の良さそうなものを拾って持って帰ってきた。

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栗と言えば栗ご飯だろう。ということでレシピを調べて作り始めたのだが、これが予想外にとんでもなく大変だった。まずは栗をお湯につけてしばらく放置した後に、外側の硬い鬼皮を剥くのだが、硬くてなかなか剥けず、ここまでで既に1時間経過。

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次に中の薄い渋皮を剥くのだが、これもなかなか剥けずに、さらに1時間経過。もっとつるっと簡単に剥けるのかと思っていたが、ひっついていて全然そんなことはなかった。

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思ったより量が多かったので、栗ご飯だけでなく、栗味噌汁まで作ってみた。ほんのりした香りと甘さが漂い、なかなか美味く出来たと思う。しかし、もう多分二度と自分で作ることはないだろうな。

メガネ

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今日10月1日はメガネの日らしい。1001という数字並びがメガネに似ているからだという。

少し前になるが、私は自分のメガネを新調した。数年前に景信山で1つ目、今年に大楠山で2つ目のメガネを落としたので、これが3つ目となる。

視力は0.2〜0.3の近視だが、いつもメガネを掛けているわけではない。普段は裸眼で生活しているが、テレビや映画、山登りなど遠くを見る時にだけ掛けている。

そもそもメガネを掛けるのは、鬱陶しくて好きではない。目の中に入れるコンタクトなどもっての他だ。こんな人工物で視力を矯正していたら、見えているものまで見えなくなりそうで嫌なのだ。

以前は目が良かった。子供の頃はテレビの時間が1時間までと決まっていたし、ゲームなど買ってもらえなかった。当時それに不満もなかったし、今では感謝しているくらいだ。

目が急速に悪くなったのは、今の仕事に就いてからだ。朝から晩まで座ってパソコンの画面と睨めっこしてれば当然だ。1日に何度も疲れた目に目薬を差して、日々どうにかやり過ごしている。

そうしたこともあり、私は娘の視力は良いままにさせたいと思っていた。しかし小さいころからテレビ時間の制限など母娘ともに守る気はなく、離婚後に元妻は娘にスマホやゲームも買い与えていた。私と暮らし始めてから、スマホのスクリーンタイムや取り上げなども試みたが、もはや効果はなかった。今はまだ辛うじて視力を保っているようだが、時間の問題だろう。

もう現代人も未来人も、メガネやコンタクトの呪縛から逃れることは出来ないのだろう。しかし果たして自分の目で見られなくなったことを悔やむことはないのだろうか。遠くに連なる青い山並みや、夜空に輝く満天の星空を。

マスク

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4月から新型コロナは第5類に移行した。3年続いたコロナ禍もようやく落ち着きをみせ、私の仕事も完全にコロナ前に戻った。

5類移行に伴い、街中にはマスクを着けていない人が一気に増えた。私もこの3年間本当にマスクが嫌だった。しかし第9波が来ているという噂があるにも関わらず、日々の感染者数も分からない。

ひとまず通勤電車は、どこの誰とも知らない人達がいつも満員状態なので、外すのには未だに躊躇している。ただ会社では先週から試しに外してみた。多少距離はあるし、むしろ着けている人の方が少なくなってきていた。お互いの表情が分かるのが有り難い。

一方で娘は中学でも外でもマスクは未だに付けたままだ。クラスでは外している人も少なく、先日の体育祭も付けたまま競技を行い、日焼けもマスクの跡がくっきり残っている。入学以来マスクを付けることが当たり前で過ごしてきたため、お互い素顔を晒すことに強い抵抗があるようだ。

思い出すのは昔私が通信制高校の教員だった頃に担任をしていたある女子生徒のことだ。彼女は重度の不登校で、他の生徒が登校しない日にだけ登校していた。その際には常に帽子を被りマスクをして、自分の顔を出来るだけ隠すようにしていた。在学中に少しずつ人に慣れていくようになり、卒業時には帽子もマスクも外すことが出来るようになった。彼女の表情は見違えたように晴れやかだった。

早く世の中が何の心配もなく皆がマスクを外し、お互いの笑顔を見られるようになれば良いのに。

会社移転

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私の勤務している会社がまた移転する。社史上わりと頻繁に移転していて、以前はお台場にあったのだが、オリンピックで地価が上がったために五反田に来た。それが2014年だったから、今回の移転は9年ぶりとなる。

今のビルは非常に古くて実に半世紀も前に建てられたものだった。トイレのドアは手動だし、集中冷暖房のため夏や冬の時間外はとても寒かった。

このビルで私が好きな場所は屋上だった。今どき屋上のあるビルというのは珍しいと思うが、広くてタバコも吸える屋上は、私にとって憩いの場所だった。このビルから南西の方角には高いビルがほとんどないため、毎朝始業前に登っては富士山や丹沢、大菩薩、奥多摩、武甲山までの山々が見えるか確認するのが日課だった。春から夏にかけては空気が霞んでいるためほとんど見えることはないのだが、秋から冬は良く見え、時には南アルプスまで見えることもあった。

最近は娘の夕食を作らなければいけないので、大抵は仕事が終わらなくても無理やり早く帰るようにしているが、以前は定時になったら夜も屋上に登っていた。星空や明るい夜景を眺めては気持ちをリセットしてから、残業やトラブルに取り掛かったものだった。

ビルが閉鎖となる年度末が近づくにつれて、ビル内のオフィスや店舗が次々と消えていく様は、見ていて寂しいものがあった。ただ実際はそんな感慨に浸る暇などないくらいに仕事が忙しく、大量の書類等も整理もせずに段ボールに突っ込んだ。

新しい勤務先は新宿になる。通勤が遠くなるなぁ。

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ケヤキ

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私は大きい木が好きだ。それまでは何の興味もなかったのだが、山へ登るようになってから色々と種類や名前を覚えるようになった。

ただ私は目が悪いので、上の方の枝に生えている葉の形がよく見えないことが多い。そのため大抵は幹の模様で木を識別している。横縞は桜、細い縦皺はクスノキ、縦に深い溝が入るのはコナラやクヌギ、つるつるしたのがケヤキやカシだ。

街中で見かける中で最も好きなのがケヤキだ。あの放射状に真っ直ぐに枝々を伸ばす様子は非常に美しくて立派だ。葉のない冬でもその樹形だけで楽しめる。しかしやはり柔らかい新緑の春と、鮮やかに染まる紅葉の秋は格別だろう。ちなみに秋のケヤキは黄色く染まるものもあれば、赤く染まるものもあるが、これは木の個体によって異なるらしい。そこがまた面白い。

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そんな美しさのせいなのだろうが、ケヤキはよく街路樹にされることが多い。しかしその綺麗に伸ばされるはずの枝々がバッサリ切られている無惨な様子をよく見る。ケヤキに限ったことではないが、それはまるで人間の腕が切り落とされているように見えて仕方ない。きっと電線に当たるからとか、落ち葉を掃除するのが手間だからというのがその理由なのだろう。だったら最初から街路樹として植えなければ良いではないか。人間の都合で木々が切られるのが堪らない。

ケヤキの寿命は数百年あり、自然に生きれば人間より遥かに長生きする。また樹高は平均20~25メートル、大きいものは50メートルにも達するという。自然の生物は自然のままで天寿を全うさせたい。

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2022年 備忘録

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あけましておめでとうございます。と今年は言えます。
昨年はコロナに続きウクライナ侵攻も勃発し、より終末観が増した1年だった気がしました。
個人的には娘との2人暮らしが始まり、公私共に忙しい1年でした。

<山行>
・鎌倉 源氏山 (93m, 神奈川)
②箱根外輪山 明神ヶ岳(1,169m), 金時山(1213m) (神奈川)
①富士山 二ツ塚 (1,928m, 静岡)
・鋸山 (329m, 千葉)
③鎌倉アルプス (159m, 神奈川)
・太平山 (179m, 埼玉)
・三浦アルプス (211m, 神奈川)
・赤城山 (1,828m, 群馬)

昨年は遠出ができなくなり、近場の低山ばかりになってしまいました。、
その中でも春の富士山の真っ白い世界は特に印象に残っています。
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<企画展>
・冬の「山の絵」展 @カフェ・ピッコロ
・詠う戦国時代 @泰巖歴史美術館
①星野道夫 悠久の時を旅する @あーすぷらざ
・北極圏1万2000km @植村冒険館
・春日神霊の旅 @金沢文庫
・鎌倉殿と執権北条氏 @三島大社宝物館
②OZAKI30 LAST STAGE 尾崎豊展 @松屋銀座
・北条氏展 vol.2 鎌倉武士の時代 @鎌倉歴史文化交流館
・北武蔵の鎌倉武士 @嵐山史跡の博物館
・大竹英洋写真展 ノースウッズ 生命を与える大地 @生活工房
・創立86周年 日本山岳画協会展 @東京交通会館
・北条氏展 vol.3 義時と頼朝・頼家 @鎌倉国宝館
・森のソノリティ 太田正明展 @横浜市民ギャラリーあざみ野
・鎌倉殿の平山季重 〜中世日野の武士の様相〜
③追憶のサムライ -横浜・中世武士のイメージとリアル- @横浜市歴史博物館
・西行 -語り継がれる漂泊の歌詠み- @五島美術館
・お城EXPO 2022 @パシフィコ横浜

「鎌倉殿」のせいで見事に歴史ものばかりになってしまった感があります。
美術系の企画展にほとんど行ってないな。
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<読書>
②「旅をする木」 星野道夫
・「考える脚」 荻田泰永
①「神々の山嶺 上・下」夢枕獏
・「吾妻鏡」竹宮惠子
・「太平記」さいとうたかを
・「畠山重忠 -横浜・二俣川に散った武蔵武士-」
・「剱岳 <点の記>」新田次郎
・「星野道夫 アラスカのいのちを撮りつづけて」国松俊英
・「WORKS」尾崎豊
・「ヒマラヤの高峰」深田久弥
③「神坐す山の物語」浅田次郎
・「街道をゆく 四十二 三浦半島記」司馬遼太郎
・「夜に駆ける YOASOBI小説集」星野舞夜, いしき蒼太, しなの, 水上下波, 橋爪駿輝
・「西行」 白州正子
・「群馬県内の歴史」西垣春次, 山本隆志, 丑で木幸男
・「地底探検」ジュール・ヴェルヌ
・「マゼラン 最初の世界一周航海」ピガフェッタ, トランシルヴァーノ
・「ザ・ロード」コーマック・マッカーシー
・「マタギ 日本の伝統狩人探訪記」戸川幸夫
・「ノルウェイの森 上・下」村上春樹
・「ガラスの地球を救え」手塚治虫
・「日本画の歴史 現代篇」草薙奈津子
・「アイルランド紀行」木伸明
・「チロルの氷河を滑る」熊谷榧
・「森の生活 -ウォールデン-」ヘンリー・D・ソロー
・「初音ミクの消失」cosmo@暴走P, 阿賀三夢也
・「覚めて見た夢」串田孫一

やっぱり紀行文が多いですね。
娘が学校図書室から借りてきた本も混ざってますが。
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<訃報> (敬称略)
・1/8 マイケル・ラング (ウッドストック主催者)
・1/10 水島新司 (漫画家)
・1/12 ロニー・スペクター (singer)
・1/20 ミート・ローフ (singer)
・2/9 イアン・マクドナルド (King Crimson, Foreigner)
・2/24 熊谷榧 (画家・登山家)
・3/24 宮沢保夫 (教育者)
・3/25 テイラー・ホーキンス (Foo Fighters)
・4/5 白川義員 (写真家)
・4/7 藤子不二雄A (漫画家)
・5/11 上島竜兵 (ダチョウ倶楽部)
・5/26 アラン・ホワイト (Yes)
・5/29 ロニー・ホーキンス (Ronnie Hawkins & The Hawks)
・6/4 アレック・ジョン・サッチ (Bon Jovi)
・7/17 近藤信行 (作家)
・9/8 エリザベス女王
・9/29 クーリオ (rapper)
・10/1 アントニオ猪木
・10/19 仲本工事 (ドリフターズ)
・10/28 ジェリー・リー・ルイス (pianist, singer song writer)
・12/6 水木一郎 (アニソン歌手)

昨年は結構大御所と言われる方々が多く亡くなりました。
ここには書きませんでしたが大物の政治家の訃報も多かったですね。

本年も宜しくお願い致します。

週末のお絵描き

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たまの週末の娘の気が向いた時に、家で娘と一緒に水彩画を描いたりしている。画材屋で買った絵の具セットやスケッチブックをダイニングテーブルに並べ、2人で向かい合って描いている時間はなかなか平和で良いものだ。

しかし美術部でさらに上達したらしい娘の目の前で描いていると、私の絵に対して散々ダメ出しをしてくれる。そんな娘の成長を頼もしく感じると同時に結構悔しくもある。私はこれでも子供の頃は美術が得意だった方なのだが、残念ながら今の娘にはとても敵わない。今日は恥ずかしながらそんな私のつたない絵を並べて反省をしていく。

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私は娘みたいにゼロから構図や細部を考えられるほどクリエイティビティがないので、いつも模写ばかりだ。これは年の初めにカレンダーの写真を見て描いてみた日の出の富士山。光と雲を描くことの下手さ加減に愕然した。

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これは私が好きなロマン派のドイツの画家フリードリヒの「ヴァッツマン」を模写してみたもの。風景画ばかりの彼だったが、山名を特定した作品は珍しい。近景にケルン、中景に緑の山脈、そして遠景に真っ白のヴァッツマンという奥行きのある構図だが、原画の写実性が微塵も感じられない。

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これはアラスカの写真家 星野道夫の作品を模写したもの。湖のほとりにムースが一頭佇んでいて、遠くのマッキンレーが夕陽に光っている。しかし娘から空や湖のグラデーションが全然ダメとお叱りを頂いた。紙上で色を混ぜ合わせるらしいが、コピー用紙ではそれが出来なかった。

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ある朝に自分が鳥になって北海道の知床半島の上空を飛んでいた夢を見た。その構図が印象に残り、ネットで似た画像を探して描いてみた。しかし途中から完成を急いだあまり、凍てつく北の大地や精悍な鷹もどこへやら。こんなはずでは。。

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いつも結構黒の絵の具が余りがちなのだが、捨てるのももったいないので、黒だけで水墨画っぽく描くこともある。これは滝の絵なのだが、ささっと適当に描いた割にはそんな悪くないのでは。

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こちらは江戸時代の文人画家 与謝蕪村の「峨眉露頂図」の模写である。中国の峨眉山の山頂の月夜を描いた名作であるが、紙に入らないので無理やり左右を圧縮した。出来は置いておいて、白黒だけで描く水墨画の世界は奥が深い。今度は墨と半紙でちゃんと水墨画を描いてみたくなった。

何度か描いてみて分かったのは、私は結構飽きっぽいようだ。せいぜい2時間も描いたら、もう細かいところは適当になり完成を急いでしまう。1枚のデジタル絵に10時間も20時間もかけてとことんまで完成度を追求する娘のようにはとてもなれない。技術的な問題も勿論あるのだが、とにかく私は芸術家には向いていないのだろう。でもこれは歳を取っても出来る趣味だと思うので、いつか本気でやることがあるもしれない。いつか?
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