BAND-MAID

BAND-MAID ONLINE OKYU-JI 2021.2.11

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2月11日にメイドハードロックバンドBAND-MAID のオンラインお給仕が開催された。本来ならこの日は長い間待ち望んでいた初の日本武道館公演となるはずだった。昨年7月に初めてオンラインお給仕を観戦した時は、翌年には流石に収束し晴れて武道館で観られるだろうと楽観視していた。しかし収束するどころか、2回目の非常事態宣言が発令中の有り様。さぞメンバー達は落胆したことだろうと思っていた。

しかし彼女達はそんな様子は一切見せていなかった。ライブに先立って先月リリースされた新作「Unseen World」では、長きに渡るステイホーム期間中にただひたすら演奏テクニックの磨き上げと、楽曲制作に打ち込んだ結果を見せつけた強力なアルバムだった。そしてそれはライブでも同様だった。

オープニングはアルバムと同じく厳かなイントロから勢いよく"Warning"でスタート。そこから立て続けに"DICE", "Screaming", "I Can't Live Without You"とアッパーなナンバーを叩きつける。5曲目には新作から歴代最も激しい"BLACK HOLE"。限界突破なセットリストとは聞いていたが、それを痛切に実感する。

MIKUのMCの後、スクリーンには時計が巻き戻される様子が映し出される。Road to BAND-MAIDということで、このパートでは歴史を俯瞰するようにデビュー曲"Thrill"から"Don't You Tell Me"まで計7曲が時系列順に演奏された。

黒姫SAIKIのボーカルは無観客もお構いなしに強力にバンドを牽引する。左に立つメイドMIKUのリズムギターも小気味良くハモリも綺麗。KANAMIの天を駆けるようなギターソロには引き込まれるし、MISAの地を這うようなベースも相変わらず良い音をさせている。KANAMIはタッピング、MISAはスラッピングというそれぞれお得意の飛び道具も披露し魅了していた。AKANEのドラミングも凄いのだが、カメラに映る度に笑顔や変顔を見せる余裕が一体どこにあるのかよく分からない。

MIKUとSAIKIのMCの後、今度は現在のBAND-MAIDということで、"After Life"や"NO GOD"など主に新作からテクニカルな4曲。彼女らの成長が感じられる構成だ。

お約束のMIKUのおまじないタイムに続いてはMIKUボーカルによる"サヨナキドリ"も披露された。

意外だったのはSAIKIのMC。彼女の慣れないMCと、それに続いてKANAMIのアコギのみをバックに歌い始めた"about Us"では、コロナ禍におけるファンへの想いに溢れるものだった。そこから名バラード"Daydreaming"への流れも最高だった。各楽器が大暴れするインストの名曲"onset"に至ってはもうじっとしていられず。

この後に機材トラブルがあり、しばらくゆる〜いおしゃべりタイムが展開した。なかなか演奏が再開しなかったが、各メンバーの新楽器紹介やSAIKIの誕生日祝い、楽器隊3人による盛り上げなど、メンバー間の仲の良さが垣間見れた。この中で英会話を練習しているというKANAMIが海外に向けて英語で話していたが、MIKUもせめてこれ位話せれば良いのにと思った。この日Twitterの全米トレンド4位になるほど海外視聴者がいるのだから。

再開した"Choose Me"からはラストスパート。"Blooming", "Different", "Giovanni"と怒涛のナンバーで攻め立て、最後は"DOMINATION"で大団円となった。

計28曲、2時間半に渡るライブはこれ以上ないほどの充足感を与えてくれた。それだけにやはりこれを武道館で見たかったという思いを抱いた。曲間に歓声を届けられないのはどうしても寂しいものがあるのだが、しかし実際に武道館で決行していたとしても結局歓声を上げることも一緒に歌うことも出来なかったのだろう。収束後のリベンジ武道館が早く実現することを待つとしよう。

<setlist>
01.Warning!
02.DICE
03.Screaming
04.I can't live without you.
05.BLACK HOLE
MC (MIKU)
06.Thrill
07.REAL EXISTENCE
08.Don't let me down
09.alone
10.FREEDOM
11.YOLO
12.Don't you tell ME
MC (MIKU & SAIKI)
13.After Life
14.NO GOD
15.輪廻
16.without holding back (instrumental)
MC (MIKUおまじない)
17.サヨナキドリ
MC (SAIKI)
18.about Us
19.Daydreaming
20.Mirage
21.Bubble
22.Manners
23.onset (instrumental)
MC (スーパーぐだぐだタイム)
24.Choose me
25.Blooming
26.Different
27.Giovanni
28.DOMINATION


BAND-MAID ONLINE OKYU-JI 2020.7.23

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先週はメイドハードロックバンドBAND-MAIDを取り上げた。オフィシャルサイトを見たところ、どうやらこの7月から予定されていたZEPPツアーはコロナの影響により中止になってしまっていた。その代わりに無観客オンラインライブが企画されていた。

無観客とは演奏する側はやり辛いだろうが、現況下では仕方ないだろう。観客側としてもやはり生の迫力に及ぶものではない。でも単なるライブ動画とは違うオンタイムな繋がりを感じることは出来る。何よりも世界中から同時に繋がることが出来るというのは画期的だ。チケット代も1500円と安いので購入してみた。

当日開演の16:00前に自宅のノートPCの前にビールとつまみを用意してスタンバイする。通常に比べれば早い時間だが、日本では祝日なのと、世界中からアクセスがあることを考慮しての設定なのだろう。

JULY 23, 2020
ONLINE OKYU-JI
1 MINUTE LEFT

という黒画面が10秒前からカウントダウンが始まり、バックスクリーンに白いリボンが掲げられたステージが映し出される。激しいロックサウンドのSEの中、メンバーが1人ずつ登場。KANAMIのギターリフから"DOMINATION"で勢いよくスタートした。

ステージ右手からギターKANAMI、ボーカルSAIKI、ギターボーカルMIKU、ベースMISA、後方のドラムセットにAKANE。イヤホン聴きでボリュームを上げると、SAIKIの歌声と1人1人の楽器がダイレクトに聴こえる。5人が一体となって疾走するバンドサウンドが繰り広げられる。観客がいなくても全力投球だ。

映像は予想以上に綺麗だった。昔ならこんな大容量の映像に全世界からアクセスしていたら、確実にフリーズしていただろう。カメラも何台入ってるんだか、メンバー全員のアップと引きの絵が次々と絶妙に切り替わり続けて、生配信なのにまるで既に完成されたパッケージを観てるかのようだった。

まずSAIKIのボーカルに感嘆した。綺麗なルックスの黒姫は、非常にロック然とした迫力あるボーカルを聴かせてくれている。目の前に観客がいないのはさぞやり辛いだろうに、そんなことはお構いなしに「かかって来いよー!」と煽り立ててくれる。

隣では白いメイド姿のMIKUがハイトーンのボーカルを重ねている。バンドを始めてから練習したとは思えないほどにリズムギターも堂に入っている。飛び跳ねながら非常に楽しそう。

もう1人のメイド姿がギターのKANAMI。細い可憐な容姿とは裏腹に物凄いテクニックの持ち主で、海外でも彼女のファンは多い。毎曲見事なソロで魅せてくれるので、出来れば彼女の手元をずっと凝視していたかった。もっとも映像ではそのスピードは捉えきれていなかったが。

ドラムのAKANEも海外ファンが多い。彼女も細いのにパワフルで手数も多いドラミングで、終始笑顔で楽しそう。

MISAは黒衣装で仁王立ちになって5弦ベースを弾いている。フットライトに片足をのせて弾く姿がカッコ良い。3曲目の"PLAY"の冒頭ではインストパートが拡大されていたが、ここでのスラップは見ものだった。

MIKUのMC。「お帰りなさいませ、ご主人、お嬢様。BAND-MAIDのオンラインお給仕の始まりだっぽー!」メイドなので、彼女らのライブはお給仕であり、観客はご主人お嬢様なのだ。ちなみに「ぽ」は彼女の苗字が小鳩だかららしい。

ステージ前には観客がいない代わりに、世界中から繋がっているチャット画面が映るモニターが設置されているようで、メンバー皆で楽しそうに覗き込んでいた。バックに写ったMISAの片手には既にスーパードライが握られていたり、AKANEが緊張で本番前にトイレに6回行ったことが暴露されたりと、メンバー同士のゆるい会話が和ませる。

お約束のMIKUのおまじないタイム、画面の向こうの観客とメイド独特のコールレスポンスでは、MIKUのギターがハウリングして笑わせてくれた。

後半も怒涛の展開が続く。MIKUがフライングVに持ち替えて始まった"輪廻"は、彼女らのレパートリーの中で最もアッパーなナンバーの1つで、AKANEも前のめりになって高速リズムを叩く。"DICE"ではMISAのバキバキいうベースを堪能。メロディアスな"Endless Story"で一旦クールダウン。"Freedom"ではKANAMIがフロントに出てきてネックを振り上げギターソロ。名曲"Blooming"に至ってはもはやじっと観ていることも出来ず汗だくになってしまった。

きっかり1時間でお給仕は終了。通常は2時間近く演るはずなので、正直ここで休憩を挟んで第2部でもあるのかと思っていたが、初の試みとしてはこれ位がちょうど良いのだろう。次を観たいと思わせる濃密な1時間だった。

ちなみにこの日はTwitterも合わせて見ていたが、日本語と英語のツイートが開演前から凄い勢いで上がり続けていて、日本国内ではトレンド2位を記録したらしい。

ライブ映像は終わった後もすぐに見直せるというのも嬉しかった。4日間は再視聴が可能になっていたので何度も見返したのは言うまでもない。

1.DOMINATION 
2.Dilemma
3.Play
MC Time 1
4.The Non-Fiction Days
5.Glory
6.Don't You Tell Me
7.輪廻
MC TIME 2
8.DICE
9.Endless Story
10.Freedom
11.Blooming


BAND-MAID 「WORLD DOMINATION」 (2018)

WORLD DOMINATION(初回生産限定盤A)
BAND-MAID
日本クラウン
2018-02-14


1. I CAN’T LIVE WITHOUT YOU.
2. PLAY
3. ONE AND ONLY
4. DOMINATION
5. FATE
6. SPIRIT!!
7. ROCK IN ME
8. CLANG
9. TURN ME ON
10. CARRY ON LIVING
11. DAYDREAMING
12. ANEMONE
13. ALIVE-OR-DEAD
14. DICE

アイカツでは"硝子ドール"、あつ森では"けけメタル"。アニメやゲームで娘はどうやらメタル系の曲にハマっていた。なかなか良い趣向だと、父としてはその興味を拡げてあげるのが務めだと思った。

そこでまずBabymetalをYouTubeで見せたところ、どうもダンスがお気に召さなかった。次にAldiousと思ったが小学生にはちょっとケバ過ぎるか。娘は黒が好きだからLovebitesはカラーがホワイトなのでダメか。などと色々考えあぐねながら探していたところ、最終的にこのバンドに辿り着いた。

BAND-MAID、メイド姿で演奏する本格的ハードロックバンドだ。まずこのギャップに驚く。元々秋葉原でメイドをしていたMIKUを中心に2013年に結成。当初MIKUのみがボーカルだったが、楽曲に合わせて低音ボーカルのSAIKIが加入したことにより、MIKUはリズムギターも練習したようだ。

彼女らの音楽性はヘヴィメタルではなくハードロックだ。サウンドは充分ヘヴィだが、歌メロはキャッチーだし、楽曲の幅も広い。デビューEPでは外部ライターに頼っていたが、ファーストフルアルバムから完全に自分達で作るようになり、そのレベルもどんどん上がっているのが分かる。特に"Dice", "Daydreaming"は名曲だ。

極め付けはその演奏力の凄まじさだ。リードギターKANAMIのタッピングソロは聴く者の心を鷲掴みするし、AKANEの豪快なドラミングにも圧倒される。"Dice"での前面に出ているMISAのバキバキベースも一聴ものだ。

ワールドツアーや海外フェス参加で海外でも大きな反響を得ているのはリアクション動画の多さが物語っている。Babymetalが世界への門戸を開けたことで、こうした実力のあるバンドが飛び出して行けるようになったのだろう。

どうやらおっさんメタラーのファンが多いようだが、もっと若い人に聴いてもらいたいものだ。もし娘が気に入ってくれたら一緒にライブを観に行きたい。


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