東京都

南極・北極科学館

Attachment

東京都立川市に南極・北極科学館というところがある。ここに行ったのはコロナ前なのでだいぶ前のことなのだが、それまではこんな場所があることは全く知らなかった。国立極地研究所が2010年に開館したものらしい。

Attachment_1
館内はそれほど広くないが、南極・北極の探査隊の歴史やこれまでの調査結果などが所狭しと展示されていた。

Attachment_2
初めて昭和基地から南極点まで到達した雪上車も展示されていた。

Attachment (1)
アザラシやペンギンや珍しい極地生物の剥製や、オーロラシアター、昭和基地のライブ映像、触れる南極の氷などもあった。

Attachment_1 (1)
個人的に最も興味深かったのは、明治45年にアムンゼン&スコットと同時期に南極点を目指した日本の探検家 白瀬矗に関する展示だった。南極観測船「しらせ」の名前も彼にちなんでいた。日本人でそんな探検家がいたことすら知らなかった。

Attachment_2 (1)
最後に館外に出ると、あの映画「南極物語」にもなった第2次隊のタロとジロら15匹の樺太犬のブロンズ像が並んでいた。

生物学や地質学・天文学、温暖化など研究分野は幅広く、あちこちにある映像を見るだけでもゆうに1時間は超える。説明まで読むなら2〜3時間。しかも国立なので無料。これもっと広く知られるべきだと思う。

峠の小さな美術館

IMG_1119

わりと近所に峠の小さな美術館という素敵なギャラリーがある。都立長沼公園上の尾根沿いにあり、長沼公園をハイキングがてら行ってみた。

IMG_1769
公園の麓には六社宮という小さな神社がひっそりと立っていた。

IMG_1771
長沼公園は多摩丘陵の一角で、平山城祉公園の隣に位置している。広大な園内には沢と尾根が何本も入り組んでおり、公園というよりも完全に山だ。

IMG_1757
しばらく登ると尾根に出る。広い頂上園地は休憩にちょうど良い。

IMG_1758
展望園地からは日野と八王子の街並みが見渡せる。左手には奥多摩の山々が連なる。

IMG_1118
緑の木立にたたずむ峠の小さな美術館に到着。所属する作家さん達の作品展が毎月開催されていて、自然と美術が溶け合う様が素晴らしい。

IMG_1755
隣には歴史のある鎌田鳥山。囲炉裏が並ぶ雰囲気のある店内で、夜は炭火焼、昼はカフェが楽しめる。

土方歳三を訪ねて

IMG_1201

東京都日野市が誇るヒーローが土方歳三(1835-1869)である。新選組の副長として幕末の動乱期に活躍した彼は日野の生まれであり、市中には多くのゆかりの地がある。昨年は没後150年として市を上げて多くのイベントも催されていたらしい。今回は往時に想いを馳せながら、ゆかりの地を訪ねてみた。

IMG_1200
石田にある生家には6代目子孫が館長をされている土方歳三資料館がある。愛刀 和泉守兼定をはじめ、鎖帷子や自筆の句集など様々な遺品が展示されている。

IMG_1205
生家は代々石田散薬という製薬業を営んでおり、歳三も若い頃行商に回っていた。また庭先には大志を込めて植えた矢竹が今も茂っている。

IMG_1219
甲州街道沿いにある日野宿本陣は都内で唯一現存する宿場本陣。当時の名主 佐藤彦五郎が天然理心流の道場を開き、ここで歳三は近藤勇や井上源三郎、沖田総司らと出会い、新選組結成へとつながっていく。

IMG_1213
日野市役所近くにある新選組のふるさと歴史館。地域の歴史や新選組の通史、天然理心流の型の説明や企画展など展示が豊富。

IMG_1208
生家近くの石田寺には土方家代々の墓の中に歳三の墓と顕彰碑がある。埋葬されたのは戦死した函館だが、平成17年に埋葬伝承地の土が持ち帰られた。

IMG_1196
菩提寺であった高幡山金剛寺には、死後銅像と慰霊碑が建てられた。ただこの銅像はハンサム過ぎるが。奥殿には自筆書簡などが展示されている。

小説や漫画などで描かれることも多くファンは多いようだ。しかし元々薩長などの明治維新側から見れば、新選組や土方歳三らは賊軍にあたる。日野市民にとっては明治維新150年も違う捉え方だっただろうと思う。

高幡不動尊

イメージ

東京都日野市の名所といえば高幡不動尊がある。正式名は高幡山明王院金剛寺。弘法大師(空海)を宗祖とする真言宗智山派の別格本山である。高幡不動は子供の頃から何度も行ってるが、特に6月の紫陽花で有名なので訪れてみた。

イメージ_1
室町時代に建立された仁王門は重要文化財に指定されている。左右の仁王様はどちらも白いマスクを着用していた。

イメージ_2
1335年建立の不動堂も重要文化財で、時折読経と太鼓の音が聴こえてくる。五重塔は最近の再建だが、遠くからでも見える不動尊のシンボルである。

イメージ_3
新選組の土方歳三は日野の出身であり、彼の菩提寺となっているため、銅像や慰霊碑が立っている。

イメージ (1)
奥殿には平安時代の丈六不動三尊(重要文化財)や、土方歳三の書簡など様々な貴重な寺宝が展示されている。

イメージ_1 (1)
境内の一番奥の大日堂では、鳴り龍や日本画家 後藤純男の襖絵なども観ることが出来る。

イメージ_2 (1)
境内には200種7500株の色とりどりの紫陽花が咲き乱れており、見事なものだった。

イメージ_3 (1)
特に多いのは山アジサイ。実は花びらに見える周りの部分はガクであり、中央の小さいのが花にあたる。

イメージ (2)
広い高幡山内は八十八ヶ所巡拝路になっており、88体のお地蔵さんがひたすら並んでいる。これを全部回ると結構なハイキングになった。

イメージ_1 (2)
高幡山頂は一帯が見渡せる見晴台になっている。中世の頃にはここに高幡城本丸があったと伝えられている。

どうやら今年に入って日野市の財政破綻が明らかになったらしいが、こうした市中の名所がもっと広くアピール出来たら良いのにと思う。

「武蔵野の日々」

musashino

Ⅰ散歩から
  魅力
  光華殿の一夜
  平林寺
  流れ
  六郷用水
  泉の四季
  野の寺
  釣鐘池
  夏の終わり
  並木の村
Ⅱ木立のほとり
  生誕
  嵐の翌日
  けやき
  公園道路第一号
  むぎかり唄
  金色の夕
  野の墓地
  お祭
  酒場の詩
Ⅲ本棚から
  河畔の万葉歌碑
  武蔵野の文学
  独歩と武蔵野
  蘆花とみすずのたはごと
  地名考むさし野
  むらさき探訪

東京都の中央部、清瀬から世田谷あたりは昔から武蔵野と呼ばれていた。この地域の興趣は万葉集の時代から多くの文学や美術に著されている。しかし戦後の高度経済成長期における開発により、今やその面影はほとんど残されていない。本書は失われる直前の武蔵野の姿を伝える貴重な記録である。

1962年、著者は国木田独歩や徳冨蘆花に感銘を受け狛江市に移住する。そこで技術者として勤続する傍ら、休みの日は武蔵野の地をくまなく歩き続けた。ケヤキや樫の林と野と田畑が交互に広がり、その合間を谷や川が走る。そしてそこに農家や民家の村や町が点在する。秋の麦畑で刈り入れる農夫。木陰の泉で野菜を洗う老婆。色鮮やかな自然と素朴な人々の生活が溶け合う。こうした牧歌的な風景が紀行文、エッセイ、詩、写真といった様々な表現を通じて情感豊かに綴られている。

さらに著者は古典から近代にかけての武蔵野にまつわる文学研究や、武蔵野という地名の由来の考察、かつて自生していたという名草むらさきによる染め物の研究など、多角的な検証も行っている。実際に染めた紫の片布も挿し挟む遊び心も趣深い。

実はこの著者が今のギャラリーコンティーナの社長さんである。川崎の森のギャラリーが2018年の暮れに閉館したが、昨秋にめでたく横浜市青葉区で復活された。今春に武蔵野をテーマにした絵画展を開催されていて、その際にこの著書を貸して下さった。1967年に自費出版された本書は既に絶版だが、実に武蔵野愛に溢れる名著だった。私の美術の先生は武蔵野の先生でもあったのだった。

平山季重公を訪ねて

イメージ (1)

最近は外出自粛によりあまり出掛けることが出来ないので、近所の散歩くらいで我慢をせざるを得ない。しかし私が今住んでいる日野市平山という地域は歴史も自然も豊かであり、徒歩圏内でも結構見所はある。そもそもこの地名は、平安時代末期の源平合戦で活躍した武将 平山季重公に由来する。今回はその季重公を訪ねる散策をしてみた。

イメージ_1
起点は京王線平山城址公園駅。ここにかつて季重公の居館があったということで居館跡碑と季重公霊地碑が立っている。

イメージ_2
同じ駅前にある平山季重ふれあい館。季重公についてのパネル展示があり、併設の平山図書館には多く資料が所蔵されている。

イメージ_3
駅前から数分歩くと宗印寺という立派な寺がある。ここに平山季重墓があり、東京都の旧跡に指定されている。

イメージ_4
またこの宗印寺の境内には季重公の木造座像も鎮座している。源氏勢で戦功を収めたが、晩年は仏門に帰依したらしい。

イメージ (2)
宗印寺の脇から多摩丘陵の山道を登っていく。コナラの新緑やウグイス・ガビチョウ等の小鳥のさえずりが気持ち良い。

イメージ_1 (1)
しばらく登ると急に展望が開ける。日野や八王子の街並の向こうには、富士山や奥多摩の山並みが広がる。

イメージ (3)
さらに山道を登る。稜線に出るとそこにひっそりと平山季重神社が立っていた。小さいが趣き深い山社だ。

イメージ_1 (2)
この先に都立平山城祉公園がある。季重公の見張所があったらしいが、今は特に城跡は残っていない。

イメージ (4)
ただ結構広い自然公園で、園内には季節によって桜やコブシ、レンギョウにヤマツツジなど様々な花が楽しめる。多摩丘陵の稜線を辿れば南平や高幡不動まで行くことも出来るので、一日楽しむこともできるだろう。

百草園

IMG_0536

東京都日野市に百草園という日本庭園がある。この時期に梅まつりが開催されていたので行ってみた。

IMG_0537
園内には白やピンクの様々な種類の梅が咲き乱れていた。ロウバイなど早咲きは終わりかけだったが、中咲きの梅が満開だった。

IMG_0548
百草園で有名なのが寿昌梅。小田原藩大久保忠増室の寿昌院が徳川信康のために植樹したとされる。

IMG_0568
藁葺屋根の松連庵を中心とした庭園は風情があり、梅の花々に彩られ非常に絵になる。

IMG_0573
多様な梅の中で最も印象的だったのがマンゲツシダレ。枝垂れ梅というものを初めて見たが、池に枝垂れる様子は風流だった。

IMG_0559
当地は多くの歌人にも愛され、若山牧水はここで多くの失恋歌を詠んだらしく、長男設計の歌碑があった。

IMG_0554
松尾芭蕉の句碑もあった。
「志ばらくは 花の上なる 月夜かな」

IMG_0561
園内では食事も取ることができ、山菜蕎麦や味噌団子、コンニャク団子を賞味した。

IMG_0556
見晴台からは都心の方まで見渡せた。ここは紫陽花や紅葉の時期も綺麗らしいので、また訪れたい。

八丈富士登山

IMG_0199

年末の八丈島探訪での最大の目的は島の西部にそびえる八丈富士こと西山の登山だった。当初は2日目の朝に登る予定だったが、着いた初日が快晴で、翌日から天気が崩れるというので、急遽予定を変更してすぐに向かった。娘もそのつもりだったようで、ついてきてくれた。

IMG_0210
5合目までは車で上がれる。駐車場に車を停めて登山開始した。

IMG_0215
登山道はひたすら階段が続く。640段が中間地点で、娘は既にバテバテでしきりに帰りたがる。

IMG_0219
眺望が開け振り返ると三原山(700m)が見えた。ここで娘は思い出したようにヨガを始め、これで元気回復した。

IMG_0223
右の海には応援するように八丈富士の巨大な影が映っていた。

イメージ
約1時間で火口に到着。日は沈みかけているがゴールはここではない。

イメージ_1
巨大な火口内には断崖絶壁と広大な森が広がっていた。この火口内には浅間神社もあるのだが、残念ながら今回は時間がない。

イメージ_2
お鉢の稜線を辿るが結構なナイフリッジ。この日は無風だったが、強風時は少し危険だ。

イメージ_3
山頂に沈む夕陽。絶景に思わず息をのむ。ただ見えている山頂にはなかなか近付けない。

イメージ_41
遂に八丈富士の山頂(854m)に到着。標高以上の高度感だ。巨大な火口とそれを囲むお鉢の稜線、さらにその四方には夕焼けに染まった海原と大空が見渡す限り広がっている。娘も「今までで一番達成感がある」と言ってくれた。

下山が遅くなってしまったので、駐車場手前あたりでは真っ暗に。ヘッドライトがあって良かった。本当はお鉢回りをしたり、火口内の浅間神社にも行ってみたかったが、今回は時間がなかった。また来た時に再挑戦したいものだ。

八丈島探訪

イメージ

年末に2泊3日で娘と両親を連れて八丈島に行ってきた。娘が寒いところはイヤと言うので、伊豆諸島の中でも以前行った三宅島・式根島よりもさらに南を目指した。船だと丸一日かかるが、飛行機だと羽田から1時間弱と近い。実際着いてみて実感したが、さすが南国、冬でも暖かい。

イメージ_1
昼に到着し、まずは腹ごしらえに明日葉そばを食する。明日葉は島のあちこちに生えており、島料理のあらゆるものに使われていた。

イメージ_2
元々は2日目に八丈富士に登るつもりだったが、着いた初日は快晴。翌日から天気が崩れるという予報だったので、急遽娘と山へ向かった。これについてはまた来週。

イメージ_3
宿泊先は八丈ビューホテル。夜は豪華な島料理に舌鼓を打つ。辛子を付けるという島寿司も美味かった。

IMG_0304
2日目は少し曇り。まず向かったのは服部屋敷。東京都無形文化財にもなっている樫立踊りと八丈太鼓を堪能した。

IMG_0327
軽くハイキングして裏見ヶ滝へ。島東部の三原山周辺は森が深くて非常に自然が豊かだ。

IMG_0314
続いては足湯きらめきへ。火山島なので温泉も多い。娘はなかなか離れようとしなかった。

IMG_0341
島内のあちこちに展望台があるのだが、その中で一番良かったのは登龍峠。島の街並と八丈富士が一望できた。

IMG_0346
黒い溶岩の海岸が広がる南原千畳敷。奥に見えるのは50年前までは人が住んでいたという八丈小島。これも登ってみたかった。

IMG_0350
夜は映画「今日も嫌がらせ弁当」のロケ地にもなったお食事処通。美味しい食事と温かい人情、そして沢山の猫達が忘れ難い。

IMG_0362
3日目は遂に天気が崩れた。八丈富士の中腹にあるふれあい牧場では強風雨に見舞われた。

IMG_0365
順序が逆になったが、最後にビジターセンターへ。目当ての光るキノコも見ることができた。

ひょうたん島こと八丈島。同じ東京でもコンビニはないし、夜も暗い。でもここには山あり海あり温泉あり、島料理あり人情あり歴史あり。大変気に入った。また来よう。

式根島探訪

先日短い夏休みを取って、2泊3日で式根島に行ってきました。
式根島は伊豆諸島に浮かぶ小さな島。本当は2年前に行くはずでしたが、当日台風のため船が出ず、今回が2年越しのリベンジ航海でした。
 
IMG_1136
以前三宅島に行った時は、竹芝から大型客船の甲板で夜景や海風を楽しみながらのんびりと行ったのですが、今回は嫁子供がいるのでジェット船で。
 
IMG_1189
途中大島を経由しつつ、2時間40分で式根島の野伏港に到着。港には民宿のおじさんが車で迎えに来てくれていました。
   
IMG_1148 IMG_1156
宿に荷物を置いたら早速 泊海水浴場へ。とにかく水が綺麗で、青いソラスズメダイなど色んな魚が沢山泳いでいました。
 
IMG_1169
ここは扇型の入江になっており波も穏やか。普段は波を怖がる娘も大はしゃぎでひっくり返るの図。

夜は民宿で腹一杯海の幸とビールを堪能 (画像は撮り忘れました)。
かなり古い民宿で寝ている間に天井裏をネズミ?が走り回っていて賑やかでした。。

IMG_1170 IMG_1173
2日目はレンタカーで島を一周。と言っても30分もあれば一周できますが。

IMG_1185 IMG_1186
神引展望台に上って望んだリアス式海岸は絶景でした。ここは元々火山の火口のようです。

IMG_1179 IMG_1181
この島は海中温泉も有名。この松が下雅温泉も風情がありましたが、熱くて入れませんでした。。

午後はまた娘の要望でビーチへ。でもラッシュが嫌いな私はもう日焼けが痛くて基本見学で。。
夜は散歩に出て、ペルセウス座の流れ星を見つけた後、暗い夜道で娘を怖がらせて遊びました。
そして3日目の朝またジェット船で島を後にしました。

今回普段の生活と出来るだけ異なる環境へ行ってみようと思い、一番小さい式根島を選んでみましたが、予想以上に楽しめました。今年式根島は開島130周年ということで、タイミングも良かったのかもしれません。次はまた違う島に行ってみたいと思います。
Gallery
  • 茅ヶ岳登山
  • 茅ヶ岳登山
  • 茅ヶ岳登山
  • 茅ヶ岳登山
  • 茅ヶ岳登山
  • 茅ヶ岳登山
  • 茅ヶ岳登山
  • 茅ヶ岳登山
  • 茅ヶ岳登山
Access
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

Categories
Comments