Def Leppard

「Hysteria: The Def Leppard Story」

先日の来日公演の余韻が残るDef Leppard。今日は彼らの映画を紹介したい。これは2001年に制作された彼らの歴史を再現したドラマなのだが、日本では未公開なのであまり知られていない。

70年代のパンクに反旗をひるがえし、集まった彼ら。当時まだ皆わずか10代、Rick Allenに至っては15歳だった。バンドの結成をまとめたリーダーだったPete Willisは、アルコールに入り浸り解雇される。後任にGirlのPhil Collinが加入。当初から目指していたアメリカで成功。グルーピーたちとの乱痴気騒ぎ、Rickの交通事故、そして大けがにより左腕の喪失。そしてSteve Clarkのアルコール問題と他界。

他のバンドが経験することがないほどの壮絶な物語。歴史として知っている一つ一つの事実がドラマとして忠実に再現されている。役者もそっくりとまではいかずとも、かなり似ており、よく集めたなぁと感心する。ファッションまで本人にそっくりだ。初期の楽曲の数々がストーリー中の随所に演奏されるのも良い。ファンであれば一見の価値あり。


Def Leppard Live Report 2018

IMG_3019

Def Leppardの来日公演に行って来た。今回は「Hysteria」の再現とのことで楽しみにしていた。早めに会場の武道館に着くと、まだリハーサルをやっており、大音量が辺りにこだましていた。地響きのようなドラムサウンドに乗って聴こえるテンポの速いギターリフは何と”Let It Go”。今夜これも聴けるのかと思うと更に期待が高まった。開場後に中に入る。席は1階南西の最後尾。開演前に満員になった。

Rolling StonesやThin Lizzy、Depech ModeなどイギリスのグループばかりのSEが流れた後に暗転し、場内大歓声。”Women”のイントロが聴こえた後、Phil Collinがステージ前方に伸びている花道でギターを鳴らしていた。入れ替わりでJoe Elliottが"In the beginning ~"と歌いながら花道に出て来る。Philはステージ右手へ。左手にはもう1人のギターVivian Campbell、一段上がったドラムセットにはRick Allen、その右手にベースRick Savage。

続いてアルバム通りのSEから”Rocket”が始まる。「Hysteria」の忠実に再現してくれることが分かり嬉しくなる。息の合った演奏もさることながら、分厚いコーラスも見事。

Joeは見た目も声も昔とあまり変わらない。マイクにはユニオンジャックが垂れ下がっていた。Philはスタートから上半身裸。若い頃よりも今の方がムキムキなんじゃないだろうか。Savはブロンドの髪が最初Steve Clarkかと思ってしまった。ピンクのスーツやQueenのTシャツが何故か似合ってカッコ良い。

残る2人は年相応になったかな。Rickはバスドラ1つのシンプルなドラムセットに座り、片手と両足でニコニコ叩いている。Vivianは一時大病を患っていたと聞いたが、見る限り元気そうだった。

明るい”Animal”、泣きのバラード”Love Bites”と名曲が続き、ノスタルジーを掻き立てる。隣の女性は目頭を抑えていた。ここでJoeのMC、「初めて日本に来てから34年になるね。またこの同じメンバーで26年になるよ。今日はHysteriaアルバムを演奏するね」大合唱の”Pour Some Sugar On Me”と、Vivianの紹介から”Armagedon It”が続く。

印象的だったのはこの後。それまでバックスクリーンにはイメージ映像が流れていたのが、突然在りし日のSteve Clarkを映し出した。Hysteriaツアーでのラウンドステージでギターソロを弾くSteveの姿に思わず見入る。そして彼作曲の”Gods Of War”。彼が他界してからもう27年経つが、彼が今でもバンドのメンバーなのだと感じさせてもらえた。

個人的に大好きなアップテンポの”Run Riot”で拳を上げた後は、最もノスタルジーを刺激する”Hysteria”。幸せなひと時。”Excitable”の後の”Love And Affection”も同様の感慨を感じさせてくれた。そしてHysteriaは終わってしまった。メンバーは退場。

アンコールに戻って最初に演ってくれたのが”Let It Go”。攻め立てるハードなリフと疾走感が堪らない。「High 'n' Dry」アルバムからは他にも色々演って欲しい曲はあったが、この夜は残念ながらこれだけ。最近のバラードの後、”Let's Get Rocked”と”Rock Of Ages”で場内合唱。ラストは”Photograph”で、バックスクリーンには沢山の昔の写真が走馬灯のように流れる。花道ではPhilとVivianが並んで仲良くソロを披露していた。最後にメンバー全員で花道に並んで挨拶をして終了した。

今回はとにかくHysteriaの名盤っぷりを痛感できたステージだった。できればいつかHigh 'n' Dry再現なんてのも観てみたいものだ。

1. Women
2. Rocket
3. Animal
4. Love Bites
5. Pour Some Sugar on Me
6. Armageddon It
7. Gods of War
8. Don't Shoot Shotgun
9. Run Riot
10.Hysteria
11.Excitable
12.Love and Affection
Encore:
13.Let It Go
14.When Love and Hate Collide
15.Let's Get Rocked
16.Rock of Ages
17.Photograph 
...

Def Leppard Hysteria Tour

leps

Def Leppardの「Hysteria」再現ツアーでの来日が決定しました。このツアーはかなり以前から噂されていて、ずっと気になっていました。発表を受けて急いで先行で確保済み。10月24日(水)@日本武道館です。

改めて言う必要もないですが「Hysteria」は1987年にリリースされた名盤で、彼らの4枚目。全世界で売れた数は1500万枚と思っていましたが、その後も売れ続けていたようで、今や3000万枚に達したとのこと。HR/HMでは他に類を見ないモンスターヒットですね。

私も初めて聴いたというのもあり大好きなアルバム。成功は批判も呼ぶものではありますが、この完成度の高さはやっぱり否定し難いでしょう。「Hysteria」と同じくらい81年の2nd「High 'n' Dry」も好きなのですが、こっちの再現はないだろうな。
...

Steve Clark 没後25年

steve

1月8日はDef Leppardの初代ギタリストSteve Clarkの命日でした。毎年この時期になると思い出しますが、亡くなったのは1991年なので、あれからもう四半世紀の月日が経ちました。早いものです。

あの頃はロックにのめり込むようになってまだ浅く、好きなミュージシャンが死ぬというのも初めてのことでした。死因はストレスによるアルコールの過剰摂取。落胆も大きく翌年の来日も誘われましたが結局行きませんでした。一方で表紙で追悼特集を組んでくれた当時のMetal Gear誌は未だに捨てられずに持っています。

結構シャイな性格だったらしく、同時代の早弾きギターヒーロー達に比べると地味な印象を持たれがちでしたが、ブロンドの髪をなびかせてレスポールを低い位置で弾きながら派手なステージアクションを決める彼は最高にカッコ良かったものです。

また作曲面での彼の貢献は大きく、彼の作る曲は素晴らしいものばかりでした。中でも最も好きだったのは唯一彼が1人で書いた2ndのインスト”Switch 625”。カチっとした硬質なリフがカッコ良く、そこに乗るソロも見事で、数あるメタルインストの中でもトップレベルの名曲だと思っています。

In memory of Steve

 


Gallery
  • 陣馬山
  • 陣馬山
  • 陣馬山
  • 陣馬山
  • 陣馬山
  • 陣馬山
  • 陣馬山
  • 高幡不動尊
  • 高幡不動尊
Access
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

Categories
Comments