今年は辰年らしい。干支の中では唯一の幻想の生き物。東西で違いはあるが、畏怖すべき存在として多くの神話・伝説に登場する。今日はその辰(竜・龍)のジャケットを並べてみた。ちなみに便宜上、西洋は竜、東洋は龍と区別してます。
Heavens Gate 「Livin In Hysteria」 (1991)
ジャーマンメタルの雄。Helloweenフォロワーだが、このアルバムのタイトル曲とラス曲は佳曲だった。このジャケットに描かれているように、西洋の竜はこのような大きな羽を持っているのが特徴。この竜はちょっと人間臭いが。
Yngwie Malmsteen 「Trilogy」 (1986)
スウェーデンの速弾き王。性格には随分と難があるようだが、このアルバムは文句の付けようがない。ここで描かれるように西洋の竜には複数の首を持つヴァリエーションもあり、空を飛び火も吐く。
Thin Lizzy 「Chinatown」 (1980)
アイルランドの英雄。他のアルバムに比べて人気が低いのはギタリストのせいか。でも傑作。で、こちらは東洋の龍。胴体が長くて羽がないのだが、なぜか空を飛べる。
Asia 「Asia」 (1982)
プログレ界の凄腕が集まったスーパーバンドなのだけど、時代のせいかあまり緊張感はない。曲は良いんだけど。で、これは東洋の龍なのかな?胴体長いし、羽もないしな。
というわけで、やっぱりハードロック・ヘヴィメタルばかりになってしまった。本当は90年代以降のシンフォニックメタル・パワーメタル系に竜ジャケは多いようだけど、そっちはよく知らないです。