Michelle Branch

Michelle Branch Live Report 2015

billboard

Michelle Branchの来日公演に行ってきた。と書くと、恐らくミーハーに思われてしまうかもしれないが、実は密かに好きなのだ。

彼女は2001年に19歳でデビュー。翌年に登場したAvril Lavigneとともに、90年代に続く次世代のガールズポップムーブメントの象徴的存在だった。ただ色々いた中で、私は彼女のアコギベースの曲作りや素直なメロディライン、あとどこかアジア系の顔立ち(実際4分の1はインドネシアの血を引いているらしい)が印象に残った。そしてSantanaとのラテンコラボと、カントリーデュオのThe Wreckers。これがおじさんのツボにハマった。

しかしその後、結婚・出産のため活動は休止。2010年にEPだけ発表したものの、続いて出るはずだったフルアルバムは結局リリースされず。今年に入ってようやく陽の目を見ることになり、これに合わせて来日も実現したのだった。

インターバルが長かっただけに、会場は少しこじんまりしたBillboard Tokyo。ここはSusanna Hoffs、Belinda Carlisleに続いて3回目で、何故かいつも女性アーティスト。2日目の2ndステージで開演は21:30。ゆっくり残業をしてからでも充分間に合うのは良いのか悪いのか。高い食事はいらないので5Fのカジュアル席に座る。場内はやはり30歳前後位の人が多かったが、意外に私以上のおっさんもチラホラいて安心した。

ステージに4本のアコギしか並んでないのを見て、この日はアコースティックセットなのを初めて知った。Michelleが男性ギタリストChrisと2人で登場。彼女は黒いシルクハットをかぶり、一時期よりもスリムになった感じ。「Thank you very much for coming tonight. 昔から知っている顔も見られて嬉しいわ」と少し話してから”Everywhere”でスタート。

終わるとここでギタリストを紹介。「電車の駅で見つけたのよ」と笑いを取りながらチューニング。「裏のドレッシングルームは物凄い寒かったんだけど、ここはライトで暑いでしょ。だからチューニングが狂っちゃって」2曲目は”Breathe”。ギターの音色も良いが、演奏の音がシンプルな分より彼女の歌が映える。低めの声は思っていた以上に張りがある。

「今娘は9歳になるんだけど、今回初めて日本に連れてきたの。この曲は彼女が産まれた時に書いた曲よ」と言って歌ったのは”Crazy Ride” 。19歳でデビューしたのはつい最近の気がしてしまうが、時が経つのは早いものだ。

基本的にギターと2人だけのステージだが、途中ゲストも登場した。友人だというJoshという男性がステージに上がり、懐かしいAce Of Baseの"All That She Wants"を一緒に歌った。また新曲だという”Knock yourself Out”ではもう1人日本人女性も呼ばれた (後で知ったがRihwaというミュージシャンらしい)。「皆呑んでるんでしょ?だったら歌えるわよね?」と会場も一緒にコーラスを歌った。

何気に毎曲間に話してくれるトークが楽しかった。軽妙に笑いを取りながら、色々な思い出話などを聞かせてくれ、こういうアコースティックセットに慣れているなぁと感じた。

「私は元々The BeatlesとかLed ZeppelinとかFleetwood MacとかSantanaみたいな古いロックが好きだったのね。それがSantanaと演やないかと言われた時は信じられなかったわ。」と始めた”Game Of Love”には場内手拍子も起こり、彼女も喜んでいた。また「テキーラを呑んでSantanaのスーパーギターを聴かせてちょうだい」と煽っていただけあって、Chrisのプレイも素晴らしかった。

The Wreckersの”Leave The Pieces”を演った後に、代表曲”Are You Happy Now”と”All You Wanted”を歌って本編終了。最前列の人にピックを渡したり握手をしながら退散したと思ったら、アンコールにすぐに1人で戻ってきた。「最後にお願いしたいんだけど、ここのカーテン開けられないかしら?せっかくだから最高の夜景を見たいのよ」開いたカーテンから六本木の夜景が見えると、両手を挙げて喜ぶ彼女。そして曲は”Hotel Paper”。

「次はバンドと一緒に来るから、ここにいる皆来てよね」と言い残して、歓声の中ステージを後にした。

1. Everywhere
2. Breathe
3. Crazy Ride
4. You Get Me
5. Empty Handed
6. All That She Wants
7. Goodbye To You
8. Game Of Love
9. Leave The Pieces
10.Knock Yourself Out
11.Are You Happy Now
12.All You Wanted
Encore
13.Hotel Paper

 

Michelle Branch 「Everything Comes And Goes」

Everything Comes & GoesEverything Comes & Goes
Michelle Branch

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1. Ready To Let You Go
2. Sooner or Later
3. I Want Tears
4. Crazy Ride
5. Summertime
6. Everything Comes And Goes

 2001年に18歳でデビューし瞬く間に売れっ子となった彼女。翌年デビューしたAvril Lavigneとともに女性シンガーソングライター第2世代を形成した。ミーハーかもしれないが、個人的に彼女の素朴なポップセンスは結構好きだったし、後年Santanaとコラボしたり、カントリーシンガーJessica HarpとカントリーデュオThe Wreckersを組んだりと、他ジャンルへの積極的なクロスーバーなアプローチも好感を持っていた。もちろん外見が可愛かったというのもある。しかしその後妊娠・出産と、しばらく一線から離れることになったようだ。

 さて今回ソロとしては7年振りとなる新作EPということなのだが、メロディは良い意味で変わっていない。そしてM1でのフィドルやM4のマンドリンなど、今回もそのアレンジには随所にわたりカントリー風味がプラスされている。どうやらThe Wreckersでの趣向は彼女の中では一過性なものではなかったようだ。近年Shania TwainやTaylar Swiftなどのカントリーシンガーがメインストリームで大成功を収めたり、またNorah JonesやJewelなどのシンガーがカントリーを標榜したりすることが多くなったが、こうしたクロスオーバーは個人的には歓迎である。来年出るらしいフルアルバムも期待しよう。

★★★☆


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