Iron Maiden

Iron Maiden Live Report 2016

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2016.4.21 (Thu) @ 両国国技館

Iron Maidenのライブに行ってきました。ただ当日多く集まったメタラーの方々に比べたら、私はただのオールドファンで今回も初参戦。私が聴いていたのは92年の「Fear Of The Dark」までで、その後メタル自体から離れてしまっていましたが、最近のメタル復興とMaiden人気の再燃を見て、やっぱり一度は見ておきたいなと思いチケットを入手、久々に新作も聴いて予習もしました。

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会場は両国国技館。いつか一度は娘と相撲を見に行ってみたいとは思っていましたが、実際に中に入るのは初。国技館であることに何か特別な意味があるのかと思いましたが、単純に他の大きな会場に空きがなかったからみたいですね。到着するとまず場外には「アイアンメイデン」とカタカナでのぼりが。場内に入ると周囲には歴代優勝力士の大きな額縁がずらり。土俵があるはずの中央に設置されたステージとのミスマッチがなかなか新鮮でした。広さは広すぎず狭すぎずでちょうど良かったが、LAフォーラムなどの海外の会場と比べるとMaidenでこのサイズはかなりレアだと思います。私の席は西側2回席のほぼ最後列。ステージを完全に右から観る位置になってしまいました。

まず前座はThe Raven AgeというSteve Harrisの息子のバンドが登場。メタルコアと言うのでしょうか今風なサウンドで、息子はベースではなくギターを弾いていたが、なかなか上手かったでした。

19時を過ぎてUFOの”Doctor Doctor”が流れると始まりの合図。場内は早くもオールスタンディングに。両端のスクリーンにジャングルからエドフォースワンが飛び立つアニメーションが流れた後、Bruceが1人で登場。後ろに古代遺跡を模したステージセットの上に立ち、アカペラで新曲”If Eternity Should Fail”を歌い出した後に、他のメンバーが飛び出してきて演奏がスタートしました。

Bruceは驚くほどエネルギッシュ。2曲目からフロントに降りてきたが、フットライトを飛び越え、マイクスタンドを振り回し、高音を張り上げる。とても癌を患っていたとは思えないし、移動のエドフォースワンを操縦する余力がどこにあるのか不思議でした。

Steveは昔と全然変わらず。短パンを履いて走り回り、あんな大きな息子がいるようには見えない。指弾きベースもベキベキと良い音を響かせていたが、若干ギターに埋もれてしまっていたのが残念。3人もギターがいれば無理もないか。”The Red And The Black”のオープニングでのソロが特に良かったでした。

3人のギターの中で一番動いていたのはJanick。走り回りスキップし、ギターを背中にグルグル回し、この人は一瞬たりともじっとしていません。Daveは随分と丸くなっていて最初は誰だか分かりませんでした。逆にAdrianは以前よりも細くなった気が。3人でかわりばんこでソロやツインリードを聴かせ楽しませてくれました。

唯一Nickoだけはドラムセットの両脇が壁になっていたために、私の位置からはほとんど見えず。しかし彼のパワフルなドラムサウンドは充分に堪能させてもらいました。

BruceのMC。「前回日本に来た時は地震のためにショーが出来なかった。今回も武道館とかもっと大きな会場でやりたかったし、東京以外のところでもやりたかったけど、でもこうして大勢集まってくれて感謝してるよ」などとかなり色々話してくれていました。

予習で新作は聴いていたが、実際ライブで聴くとなかなか良かったし盛り上がっていました。ただやっぱり昔の名曲のイントロが聴こえた瞬間は格別で、特に”The Trooper”のバックドロップが出され、Bruceが赤い軍服を着ながらユニオンジャック旗を振りかざしたのを見た時は感慨深いものがありました。

”The Book Of Soul”ではエディが登場。あの背の高いエディの中の人はどうやって歩いてるんだろうと感心して見ていると、Janickとじゃれ合った後に、Bruceに心臓をえぐり取られ、すごすごと帰って行きました(笑)。またBruceは黒いプロレスラーマスクやチョンマゲの被り物などを曲毎に被っていたし、曲によってうず高くパイロも上がり、数々のエンターテイニングな仕掛けが用意されていました。

”Hallowed Be Thy Name”からは名曲のオンパレード。”Fear Of The Dark”では大合唱。”Iron Maiden”ではヘッドバンキングの嵐。Bruceの「Scream for me, Tokyo!」に大歓声。バックには巨大エディも登場したが、横から観ているとセットの後ろでスタッフが後で風船エディを急いで畳んでる様子が見えて微妙でした(笑)

アンコールは”The Number Of The Beast”でスタート。バックには今度は巨大なビースト(何て呼ぶんだろう?)も登場。BruceがMCで「スイスやブラジルなど色んな国から見慣れた顔が来てくれているのが見えるな。世界中のファンは皆血の繋がった兄弟だ」と語り”Blood Brothers”へ。そして最後はAdrianの”Wasted Year”で締めくくりました。

今回のツアーは全公演完全に固定のセットリストらしいが、サプライズを期待する向きには少し残念ではありました。私は今回初参戦だったので他にも聴きたかった曲は山ほどありましたが、それはまた次回に期待するべきなんだと思います。エネルギッシュなステージ、豪華なステージセット、名曲の数々、そして世界中沢山の熱狂的なファン。前にも書きましたがそれらが揃った彼らはヘヴィメタルの理想形なのだと思うし、それを目の当たりにできた夜でした。

1. If Eternity Should Fail
2. Speed of Light
3. Children of the Damned
4. Tears of a Clown
5. The Red and The Black
6. The Trooper
7. Powerslave
8. Death or Glory
9. The Book of Souls
10.Hallowed Be Thy Name
11.Fear of The Dark
12.Iron Maiden
Encore:
13.The Number of The Beast
14.Blood Brothers
15.Wasted Years 

 

Iron Maiden 来日

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いよいよ今週Iron Maidenがやってきます。今回の来日は8年振りの13回目らしいですが、私はこれが初参戦となります。

前回彼らは2011年の3月11日に来日予定でした。しかし成田空港に着陸する直前に東日本大震災が発生したため着陸できなくなり、中部国際空港に不時着した後やむなく日本を離れることになったのでした。

今回また来日直前に発生した熊本地震。連日の報道が改めて地震の恐ろしさをまざまざと見せつけます。日本は地震列島なので別にIron Maidenは何も関係ないのですが、きっとメンバーやクルーの中にはそう感じる人もいるかもしれません。

今回エドフォースワンは無事やって来るのでしょうか。



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Iron Maiden

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1. Intro: Churchill's Speech
2. Aces High
3. 2 Minutes to Midnight
4. The Trooper
5. Revelations
6. Flight of Icarus
7. Rime of the Ancient Mariner
8. Powerslave
9. The Number of the Beast
10. Hallowed be thy Name
11. Iron Maiden
12. Run to the Hills
13. Running Free
14. Wrathchild
15. 22 Acacia Avenue
16. Children of the Damned
17. Die With Your Boots On
18. Phantom of the Opera

先週のJudas Priestと来たら次に来るのは当然Iron Maidenだろう。70年代末のパンク旋風が吹き荒れる中、Priestを目標にしながら自分達の音楽を温め、ニューウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル(NWOBHM)を先導しながら、1980年にデビューした。

このバンドが凄いところは、時代を超えて常に第一線に君臨しているところだと思う。先週のJudas Priestと全く同じなのだが、私は93年にBruce Dickinsonが脱退した以降はもうMaidenを聴かなくなってしまったし、同時にHR/HM自体からももう離れてしまった。当時のロックはグランジ・オルタナティブに取って替わられ、HR/HMは完全に勢いを失っていた。その後彼らも一時的には失速していたようだ。しかしBruceが復帰してからはまた勢いを取り戻し快進撃を続ける。結果これまでトータルで8500万枚のセールスを誇っている。これはメタルバンドとしては脅威的な数字だ。彼らがどれだけ多くのファンに熱狂的に愛され続けたかの証拠だろう。

その証拠の1つがこのライブアルバムだ。Bruceが加入してから3作目の名盤「Powerslave」のツアーの模様を収録しているが、当時の勢いのある演奏が聴ける。Dave MurrayとAdrian Smithのツインリードも良いが、一番はSteve Harrisのベース。この主張の強いベースがある意味Maidenサウンドを特徴づけている。後年は演らなくなってしまった名曲M2や大作M7も聴きどころだ。そして終始盛り上がる観客。

Iron Maidenとは、その音楽・ファン・地位・セールスなど様々な面において、ヘヴィメタルの理想系なのではないだろうか。

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