Dave Grohl

Probot 「Probot」 (2004)

プロボット
プロボット
BMG JAPAN
2004-03-24


1. Centuries of Sin w/ Cronos (Venom) 
2. Red War w/ Max Cavalera (Sepultra, Soulfly)
3. Shake Your Blood w/ Lemmy (Motorhead)
4. Access Babylon w/ Mike Dean (COC)
5. Silent Spring w/ Kurt Brecht (DRI)
6. Ice Cold Man w/ Lee Dorrian (Cathedral)
7. The Emerald Law w/ Wino (Saint Vitus, The Obsessed, ect)
8. Big Sky w/ Tom G Warrior (Celtic Frost)
9. Dictatorsaurus w/ Snake (Voivod)
10. My Tortured Soul w/ Eric Wagner (Trouble)
11. Sweet Dreams w/ King Diamond (Mercyful Fate) 

活動休止していたFoo Fightersが昨年末に新作を出すのに伴い制作したというドキュメンタリーがWOWOWで放映されていたので見ていた。色々アメリカ音楽の歴史を俯瞰する内容で興味深かった。

私はそれほど熱心なFoo Fightersのファンではないが、Dave Grohlのことはスゴいと思っている。それは単に彼の演奏能力の高さとか、Nirvanaの消滅後にFoo Fightersでこれほど成功を収めたからというだけでなく、様々なサイドプロジェクトや映画の制作などにも見られるように音楽に対して常に純粋かつ誠実に向かい合い、それを持ち前のバイタリティによって見事に形にしてきたからである。

そんな彼の偉業の1つがこのProbotである。これは彼が4年がかりで制作したアンダーグラウンドメタル・ハードコアプロジェクトである。元々彼は80年代にScreamやMission Impossibleといったハードコアバンドで活動していた。その頃に彼が影響を受けた偉大な先達に対して敬意を表明するためにこのアルバムは作られている。

まずこれに参加している面子がスゴい。VenomのCronosをはじめ、MotorheadのLemmy、Celtic FrostのTom Warrior、Mercyful FateのKing Diamondなど、暗黒系メタルの重鎮たちが一同に介している。TroubleやSaint Vitus、Cathedralといったドゥーム勢の名前にも唸らされる。COCやDRIあたりのハードコア系はむしろ納得する一方で、それと一緒にメタル/ドゥーム系の大御所がこれだけ列挙したことは驚きだったが、そうしたクロスオーバーは80年代中期頃には自然なことだったのだろう。

そして並んでいる楽曲がまたスゴい。どれも各バンドの往年を彷彿とさせる傑作揃いなのだが、これらは全てDaveが1人で書いたものなのだ。単に昔好きでしたというレベルで書いたものでは全くなく、各バンド最盛期の未発表曲と言って通用するレベルである。しかも演奏もほとんど全て1人で全パートをやってしまっている。ドラムなんて曲によって叩き方も全く変えている。

特にお気に入りはM1、M2、M3、M4、M8。どれもブチ切れていて最高だ。また最後にシークレットトラックで暗黒系のトラックが入っているが、このボーカルは例のメタルコメディ俳優Jack Black。言われないと分からないが、これもカッコいい。またジャケットのアートワークを手掛けたのはVoivodのAway。

とにかくDaveとこのプロジェクトのために色んな面子が一肌脱いでいる。こんな夢のような宅録、楽しすぎだろう。願わくは全員集めて恐山あたりでフェスでもやってほしかったものだ。

★★★★☆

 

Them Crooked Vultures 「Them Crooked Vultures」

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1. No One Loves Me & Neither Do I
2. Mind Eraser, No Chaser
3. New Fang
4. Dead End Friends
5. Elephants
6. Scumbag Blues
7. Bandoliers
8. Reptiles
9. Interlude With Ludes
10. Warsaw or The First Breath You Take After You Give Up
11. Caligulove
12. Gunman
13. Spinning In Daffodils

 Foo FightersのDave Grohl、Queens Of The Stone AgeのJosh Hommeといったスゴいメンツが集まったスーパーバンドということで話題になっている。しかし中でも一番の目玉はやはりJohn Paul Jonesだろう。2007年末に一夜限りのLed Zeppelin再結成をして以来、密かにこんなプロジェクトを進めていたのだから。寝耳に水だった。

 肝心のサウンドについては色んなレビューがされている。これは正にZepに通ずるハードロックであるというもの、Queens路線のストーナーロックであるというもの、さらには現代に蘇るサイケデリックロックであるというもの、様々である。実際はそのどれもが当てはまるような気もするが、まぁ正直ジャンル分けなどどうでもいい気もする。

 とりあえず言えることは、とにかくメンバー全員がグルーヴ一杯に弾きまくり・叩きまくりながらも、どこかヒネくれた感覚も持ちあわせた、一筋縄ではいかないロックであるということだろう。これはバンド名やジャケットにも表れている。もう一つ言えることは、彼らがこれを心から楽しんでいるということだ。John爺なんかはライブでベースやキーボード以外にも、エレキマンドリンや立奏用スティールギターなんてものまで弾いている。実は一番楽しんでいるのは、憧れのZepと共演をしているDaveよりも、Zepに代わる新しいマシンを見つけたJohn爺なのかもしれない。

★★★☆



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