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かねてより行きたかった金峰山(2,599m)へ登ってきた。山梨と長野の県境の奥秩父に聳える名峰で、山頂の五丈岩は山梨県内のどこの山からも見えていた。本当はシャクナゲの季節に行きたかったが、ずっと忙しくコロナ禍もあり秋になってしまった。

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車で林道をひた走り9:15に大弛峠(2,360m)へ到着。ここは車で超えられる標高日本一の峠。遅くなったため既に50台ほど並んでいた。

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9:30登山開始。この辺の山域の植生は主にシラビソ。白樺に似た白い樹皮の針葉樹で、木漏れ日の根元には沢山の若木も生えていた。

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朝日峠などのアップダウンが続く。所々でシラビソの立ち枯れのため急に明るくなり、その間から少し雲のかかった富士山が見えた。

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10:30に朝日岳(2,579m)に到着。先には金峰山の五丈岩が近くに見えている。その奥は右から南アルプスの甲斐駒、仙丈、北岳、間ノ岳、農鳥。

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森林限界を超えて稜線に出ると眺望が一気に広がった。ハイマツと黄色く染まったダケカンバが続いている。頭上には快晴の青空も広がる。

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お隣には見事な岩峰の瑞牆山(2,230m)が見えている。確か昔ボーイスカウトで登ったのは35年ほど前か。その奥には八ヶ岳(2,899m)。

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そろそろ山頂かという所で、少し難易度高めの岩登りになった。苦労して登頂したが標識が見当たらず、どうやらコースアウトしていた。

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コースに戻り11:50に金峰山山頂(2,599m)の標識を発見。やっぱりさっきの岩の上が最高地点だったようだ。

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そして金峰山のシンボル五丈岩にご対面。高さ15m、遠方から見えるだけあって想像以上に巨大だ。四角い岩々が見事に積み上げられおり、これが自然物とは信じ難い。昔から修験道の聖地になったのも納得。試しに登ってみたが途中で断念した。山頂にこうしたモニュメントがある山は良い。