イメージ (1)

最近は外出自粛によりあまり出掛けることが出来ないので、近所の散歩くらいで我慢をせざるを得ない。しかし私が今住んでいる日野市平山という地域は歴史も自然も豊かであり、徒歩圏内でも結構見所はある。そもそもこの地名は、平安時代末期の源平合戦で活躍した武将 平山季重公に由来する。今回はその季重公を訪ねる散策をしてみた。

イメージ_1
起点は京王線平山城址公園駅。ここにかつて季重公の居館があったということで居館跡碑と季重公霊地碑が立っている。

イメージ_2
同じ駅前にある平山季重ふれあい館。季重公についてのパネル展示があり、併設の平山図書館には多く資料が所蔵されている。

イメージ_3
駅前から数分歩くと宗印寺という立派な寺がある。ここに平山季重墓があり、東京都の旧跡に指定されている。

イメージ_4
またこの宗印寺の境内には季重公の木造座像も鎮座している。源氏勢で戦功を収めたが、晩年は仏門に帰依したらしい。

イメージ (2)
宗印寺の脇から多摩丘陵の山道を登っていく。コナラの新緑やウグイス・ガビチョウ等の小鳥のさえずりが気持ち良い。

イメージ_1 (1)
しばらく登ると急に展望が開ける。日野や八王子の街並の向こうには、富士山や奥多摩の山並みが広がる。

イメージ (3)
さらに山道を登る。稜線に出るとそこにひっそりと平山季重神社が立っていた。小さいが趣き深い山社だ。

イメージ_1 (2)
この先に都立平山城祉公園がある。季重公の見張所があったらしいが、今は特に城跡は残っていない。

イメージ (4)
ただ結構広い自然公園で、園内には季節によって桜やコブシ、レンギョウにヤマツツジなど様々な花が楽しめる。多摩丘陵の稜線を辿れば南平や高幡不動まで行くことも出来るので、一日楽しむこともできるだろう。