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9月1日(日) Billboard Live Tokyoで行われたThe Weight Bandの来日公演に行ってきた。後期The Bandを支えたJim WeiderとLevon Helm BandにいたBrian Mitchellを中心としたThe Bandを継承するバンドだ。しかも今回はLittle FeatのPaul BarrereとFred Tackettも参加する。16:30スタートの1stステージ。最上階の中央の席に座る。

まず最初にLittle FeatのPaulとFred の2人が登場しステージの椅子に腰掛けた。それぞれギターを手にしてLowell Georgeのソロ曲”Honest Man”を演奏し始める。2本のギターの絡みが絶妙。Paulは帽子を目深に被っているので、顔も特徴的な頭部も見えないが、スライドの音色が心地良い。

2曲目の”Down On The Farm”が終わると、The Weight BandのBrianがアコーディオンを持って加わる。Fredはマンドリンに、Paulもアコギに持ち替えて”Church Falling Down”。Paulのアコースティックスライドがまた素晴らしい。

ここでThe Weight Bandの全員が登場。右からギターのJim、ドラムMichael Bram、ベースAlbert Rogers、キーボードMatt Zeiner。Paulが歌い始めたのはLittle Featの名曲”Willing”。途中心に突き刺さるようなJimのギターソロを聴き、これだけで素晴らしいギタリストだということが分かる。

PaulとFredが退場すると、ここからThe Weight Bandの本領発揮。アップテンポな”Rag Mama Rag”で、ボーカルはドラムのMicheal。声もLevonに似ている。

次は彼ら自身のアルバムから”Never Too Old To R&R”。Brianがキーボードでピアノを弾きながらドスの効いたしゃがれ声で歌う。弾き方が激しくキーボードに置いたiPadが落ちそうになっていた。

”Big Legged Salie”や”World Gone Mad”といったオリジナル曲もどれも良い曲だった。ボーカルは曲毎にMatt, Albert, Jimと交替し、結局全員が歌えることが分かった。そのため合わせた時のコーラスも綺麗。BrianとMattがピアノとオルガンを交替したり、Jimもマンドリンに持ち替えたり、The Bandと同様に全員が多芸に秀でている。

そしてやはりThe Bandの名曲が聴こえると歓声が上がる。”The Night They Drove All Dixie Down”や”Up On Cripple Creep”では、中間部や最後でJimやBrianらが独自の解釈を加えた熱いソロを披露。”Ophelia”ではBrianが「次の曲はLevonに捧げるよ。俺とJimはウッドストックで何年も一緒に演ったな」と言っていた。

アンコールでは再びPaulとFredのLittle Feat組が登場。Paulだけ「俺は座ってロックするよ」とまた椅子に腰掛けたので、きっと足腰が悪いのだろう。Paulが歌い始めたのは”Dixie Chicken”。この曲まで聴けるとは。バックではMichealが難しそうなセカンドラインリズムを楽しそうに叩いていた。

続いては待ってましたの”The Weight”。Michael, Matt, Albertの順で歌い回して最後は全員で、”Take a load off, Fanny”の歌詞が染み入る。バンド名にしているだけあって珠玉の演奏だ。

そしてラストは”I Shall Be Released”。Mattのピアノが美しい。それ以上にRichardが乗り移ったかのようなMattの絶唱が素晴らしい。最後は7人全員で肩を組んで挨拶。1階フロアは総立ちで大歓声。1時間半のステージが終了した。

1人1人の1つ1つの演奏がとにかく素晴らしかったし、名曲の数々も単なるノスタルジーではない新たな魅力を堪能することが出来た。行って良かった。

1.Honest Man
2.Down On The Farm
3.Church Falling Down
4.Willing
5.Rag Mama Rag
6.Never Too Old To R&R
7.The Night They Drove All Dixie Down
8.Big Legged Salie
9.Ophelia
10.World Gone Mad
11.Up On Cripple Creep
encore
12.Dixie Chicken
13.The Weight
14.I Shall Be Released