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ある日、東京郊外で車を走らせていると、突然目の前に現れた大きなボッティチェリに目を奪われ、思わず車を止めた。緑の木立の中にそのギャラリーはあった。「コンティーナ」という名前の通りコンテナで造られた素敵な画廊だった。

以来幾度となく通った。洋画・日本画・版画など毎月のように様々な企画展を催されていて、行くたびに愉しませて貰った。通常画廊はなかなか敷居が高くて入り辛いものだが、社長さんが非常に気さくな方で、行く度に様々な画家や画法について教えて頂いた。特にモンゴルやエストニアなど様々な国々にその土地の風土に根差した美術の奥深さを知ることも出来た。

また併設されているカフェではいつも美味しいコーヒーと手作りケーキを頂いた。経済的に絵を購入することは出来なかったので、せめてもの思いがあったのだが、逆にこれが美味しかった。時にはイベントでモンゴル料理をご馳走になったこともあった。

そんなギャラリー コンティーナが先月末をもって立ち退きを余儀なくされた。都道新設のためだという。最終日には多くの人が詰めかけ名残を惜しんだ。色々教えて頂いた私の美術の学校に感謝。いつかどこかでまた再開を待っている。

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