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創立82周年 日本山岳画協会展が東京交通会館で開催されていたので観に行って来ました。

日本山岳画協会は、1936年に足立源一郎氏や丸山晩夏氏、吉田博氏ら錚々たる山岳画家によって創立されています。その名の通り日本の山岳画の最高峰です。

この日会場には24名の協会員の先生方の全部で68作品がずらりと並んでいました。槍穂高や剣などの北アルプスを始め、八ヶ岳・妙義山など国内の名山の数々、ヒマラヤやヨーロッパアルプスなど海外の山々もありました。油彩画、水彩画、木版画、ペン画など表現方法も様々で、画風も様々。緑柔らかな山麓風景から、荒々しい岩雪の山頂風景まで、それぞれ見事な山岳画の数々に時間を忘れて見入ってしまいました。

長いこと場内をうろちょろさせて頂いている間に、いらっしゃった画家先生方にも色々お話を伺うことが出来ました。やはり山々に対する長年の歴史と想いは並々ならぬものがあり、特にY先生の終戦直後の焼け野原に見えた富士山のお話や、T先生のマッターホルン登頂のお話は鮮烈でした。

私のような山岳画を好きな者にとっては正に夢のようなひと時でした。帰ってからも購入した画文集を眺めて愉しんでいます。感謝々々。

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