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先週に引き続き今週もアイルランドに想いを馳せたいと思います。

アイルランドでは1月30日は血の日曜日(Bloody Sunday)として記憶されています。1972年1月30日に北アイルランドの返還を求めてデモを行ったアイルランド市民に対して、イギリス軍が武力で鎮圧し多数の市民が虐殺された日です。

アイルランドは長い伝統と豊かな自然を持つ美しい国ですが、一方で不遇の歴史を持つ国でもあります。ノルマン人(ヴァイキング)の侵攻や飢饉など様々な苦難がありましたが、アイルランドの不幸のほとんどは隣の大国によってもたらされたものでした。

中世の頃にイングランドの侵攻によって支配されて以来、搾取と文化の同化が始まります。以降弾圧や飢饉に苦しむアイルランド人の多くがアメリカなどに逃亡し続けることになります。

プロテスタント化したイギリス人が移住するようになってからは、カトリックのアイルランド人との対立が深まりました。これにより19世紀の独立以降も北アイルランドはイギリス領のままでした。血の日曜日事件はこうしたことを背景に勃発したのでした。

以下はこの事件を取り上げた代表的な楽曲です。事件から46年が経ち、その間和平の合意もされましたが、依然北アイルランドが返還されることはありません。

John Lennon "The Luck of the Irish"


Paul McCartney "Give Ireland back to the Irish"


U2 "Sunday Bloody Sunday"