秋はツーリングのシーズンです。晴れた青空の下で紅葉の山々を見ながら走るのは最高です。もっとも最近天気は雨ばかりで、今日など台風が列島を北上中ですが。。

そしてバイカーにさらに悲しいお知らせが先日流れていました。かつて人気を博した名車たちの生産終了のニュースです。YAMAHA、KAWASAKI、HONDAの3メーカーで今回合計15車の生産修了が発表されました。その中で特に悲しいのが以下の4車。私自身が乗っていたわけではないのですが、どれも思い出深い名車ばかりです。


YAMAHA 「SR400」
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私が1996年に初めてバイクの免許を取った時に、最初に購入候補に上がったのがこれ。これぞ基本という1台。高校の友人も乗っていたし、シンプルでベーシックなヨーロピアンスタイルはカスタムもしやすそうでした。生産開始は1978年、40年近い歴史が幕を閉じます。


KAWASAKI 「ESTRELLA」
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SRの次に考えたのがこれ。生産開始は1992年で、ちょうど中古市場でも出回り始めていた頃。セパレートシートなどに見られるクラシック感が魅力的でした。結局当時はシングルの250がちょっと物足りなくなるかなと思って見送ったのですが、今こそ乗りたい1台でした。


YAMAHA  「DRAG STAR 400」
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思い切ってアメリカンにしようと思ったちょうどその頃に登場したのがコイツでした。当然まだ中古市場には出回っておらず、新車を買う余裕などなかったので、結局HONDA 「STEED」になるわけですが。当時のバイク市場にアメリカン旋風を巻き起こした功績は大きかったです。もう時代は終わったということなのでしょう。


HONDA 「MONKEY」
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私は「STEED」を買う前にはビジネスバイクYAMAHA 「YB50」に乗っていました。まだビジネスバイクが流行るようになり「YB-1」が出る前の頃。それを買う時に候補に上がっていたのがこの「モンキー」でした。小さいボディのくせに強烈な個性の持ち主。生産開始は1967年なのでちょうど半世紀50年で歴史の幕を閉じます。


どうやら9月から排ガス規制が強化されたらしく、もうそれに対応するための生産コストに見合うだけの売上の見通しが立たないのでしょう。最近はバイクの売り上げが急落しており、1982年には国内出荷台数300万台以上あったのが、昨年はもうその10分の1だとのこと。今回生産終了したラインナップの中には00年代に一世を風靡したビッグスクーターも含まれています。

最近の若者はバイクにも乗らない、車にも乗らない、ビールも飲まないらしい。時代が違うのか、おじさんにはもう分からないな。