~Journey of a Songwriter ~~ 旅するソングライター (期間生産限定盤)~
浜田省吾
ソニー・ミュージックレーベルズ
2015-04-29


1. 光の糸
2. 旅するソングライター
3. きっと明日
4. マグノリアの小径
5. 美しい一夜
6. サンシャイン・クリスマスソング
7. 五月の絵画
8. 瓶につめたラブレター
9. ハッピー・バースデイソング
10. 夢のつづき
11. 夜はこれから
12. 恋する気分
13. 永遠のワルツ
14. アジアの風 青空 祈り part-1 風
15. アジアの風 青空 祈り part-2 青空
16. アジアの風 青空 祈り part-3 祈り
17. 誓い

Shazamというスマホのアプリを会社の後輩に教えてもらった。流れている曲が何というアーティストのものなのかを教えてくれるもので、かなり重宝している。先日も聴こえていた邦楽を聞き覚えのある声だなと思いShazamしてみたところ、浜田省吾の”旅するソングライター”と出てきた。

ハマショーは80年代の代表曲を少しだけ知っている程度だったので、これも昔の曲なのかなと思ったら、2015年にリリースされた新曲だった。10年振りのアルバムだったらしいが、失礼ながら未だ現役とは知らなかった。気になったのでアルバムを探して聴いて以来ずっとこればっかり聴いている。

もう彼も還暦過ぎらしいが、未だにグラサンをかけていて若々しい。そして何よりこの音楽が若い。M1冒頭から小気味良いロックサウンドに乗って爽やかな叫び声が伸びる。タイトルソングM2ではレゲエのリズムに乗って軽やかに世界をさすらう。M4の綺麗なコーラスハーモニーは完全にBeach Boysへのオマージュ。自立していく子供達に歌うM10には同じ父親として共感するし、妙にエロティックなダンスチューンのM11には驚く。どの曲も煌びやかメロディも持った懐かしさを覚える曲調で、あえての日本語歌詞もすんなり入ってくる。

と、かなり楽しみながら聴き進めていたが、どれもメジャーコードで非常にポジティブな楽曲が続いていたので、このまま終わったら少し物足りないなと思っていたところに流れてきたのが組曲M14~16だった。メランコリックなピアノに導かれる兵士への鎮魂歌M14。それまでになかった曲調のハードなロックナンバーM15では「あまりに尊い犠牲を払った。充分過ぎるほど学んだ。違うか」と歌われ、M16では物哀しいギターソロから壮大なオーケストラへ。これはこの国や地域の将来を憂う反戦歌であって、それまでのポジティブさもその裏返しだったのだろう。もう文句をつけるところはありません。