ズッコケ中年三人組
那須 正幹
ポプラ社
2005-12


大抵週末の午前中というのは、仮に予定や娘の習い事がなかったとしても、娘とともに妻に家を追い出されます。掃除の邪魔だからパパと何処かに行ってきなさいというわけです。以前はよく公園に行ってましたが、最近は大抵すぐ近くにある児童図書館へ。娘はしばらくここで絵本や伝記漫画などを読んで大人しくしてくれます。

で、そこに並んでいたのが昔懐かしのズッコケシリーズ。ハチベエ、ハカセ、モーちゃんの3人組が毎回騒動を繰り広げる児童書。子供の頃好きでよく読んでいました。と言っても私が知っているのは86年の13作目まで。それが50作目まで続いていたなんて知りませんでした。

最も好きだったのは「あやうしズッコケ探検隊」。ハチベエの行動力とハカセの博学に感心し、当時読みながらワクワクさせられましたが、大人になった今読んでも結構楽しめました。きっと子供椅子に座って児童書にハマっていた私は変なオッさんだったことでしょう。

で、これ実は「ズッコケ中年三人組」という続編があったんですね。小学校6年から一気に40歳まで歳を取っていました。不惑を超えた私が読むべきなのはむしろこっち。コンビニ店長、中学教師、レンタルビデオ店員と、それぞれ家族を持ちながらも冴えない姿がリアルですが、非日常な事件の数々にやっぱりワクワクさせられました。こちらは毎年1歳ずつ歳を取り、50歳になった昨年の「ズッコケ熟年三人組」で完結しています。

ちなみにズッコケの舞台となっている瀬戸内海の町は広島がモデルになっています。作者の那須正幹先生の出身であり、その兼ね合いで原爆関連の著書も執筆されています。