dylan


さて流れで今週はBob Dylan。ちょうど先月も来日していたばかりだ。ただ私は前回2010年の来日時は観に行ったのだが、今回は行かなかった。前回と同じスタイルのステージならもういいかなと思ってしまった。

最近私はDylanはフォーク期ばかり聴いている。恐らく一般的には彼のロック期の方が人気があるのだろう。実際キャリアのほとんどがロックなのだから当然ではあるし、私も勿論好きだ。しかしフォーク期の楽曲は彼だけのシンプルな生ギターの演奏と歌声が堪能でき味わい深い。また詩に紡がれたメッセージがその印象をさらに強いものにしている。

そんなフォーク期Dylanのお気に入りの10曲を挙げてみた。

① Blowin' In The Wind
② Boots Of Spanish Leather
③ When The Ship Comes In
④ My Back Pages
⑤ The Times They Are A-Changin'
⑥ A Hard Rain's A-Gonna Fall
⑦ Only A Pawn In Their Game
⑧ Masters Of War
⑨ Chimes Of Freedom
⑩ Talkin' New York

①は時代を象徴する名曲。Joan BaezやPPMらとの共演もまた違った魅力があった。②はストーリー描写と情感溢れる歌唱が見事な名曲。③も情景描写と力強い歌唱が見事な名曲。④はバンドサウンドのカヴァーよりオリジナルの方が味わい深いと思う。⑤~⑧はどれも代表的なプロテストソングだが、特に⑧の糾弾っぷりは痛快だった。⑩はWoody Guthrieの影響が色濃い原点的なトーキングブルース。他にも挙げたい曲は沢山ある。

1965年のニューポート・フォークフェスは、ロック界では新しい時代の幕開けとなる事件として捉えられている。しかしフォーク界からの視点で捉えればあのブーイングも十分理解することができるだろう。叶わない望みだろうが、もう一度いつか単独の弾き語りライブを観てみたいものだ。