うちの会社の近くにある公園には、毎年春になるとチューリップが一面に咲き誇る。若い頃は花を見ても何とも感じなかったものだが、最近は素直に感動できるようになったのは、きっと歳のせいなのだろう。

赤、ピンク、オレンジ、黄色、白、紫などと色も様々。今しか見られないわけだが、その儚さが余計にこの美しさを有難く思わせるし、癒されもする。その数はおよそ十万本。植えた人件費も考えると相当な金額になりそうだ。ひょっとしたら年度末に都の予算を使い切るための施策なのかもしれないが、まぁそんな下世話な話はしないでおこう。

今年の春先は例年以上に忙しくて花見も出来ずじまい。桜はいつの間にか満開になり、いつの間にか散ってしまっていた。だからその分今このチューリップや、街路に咲き乱れているツツジを見て密かに楽しんでいる。連休にはできれば藤の花や芝桜なんかも見に行きたいと思っている。

そんな折、先日突然会社の移転が決まった。夏に今の有明からコンクリートジャングルな都心部へと移るのだという。今よりも通勤は楽になるし、呑み食いする処もずっと増えることになるので、喜ばしいことではある。ただこのチューリップがもう見られなくなるのは少し淋しい。今年が見納めだ。

さて今日の曲はSimon & Garfunkelの1966年の曲で”Flowers Never Bend With Rainfall”。人生の決意を花に唄った名曲。