ステイング・ア・ライフステイング・ア・ライフ
アクセプト

Sony Music Direct 2005-07-20
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1. Metal Heart
2. Breaker
3. Screaming For A Love-Bite
4. Up To The Limit
5. Living For Tonight
6. Princess Of The Dawn
7. Neon Nights
8. Burning
9. Head Over Heels
10. Guitar Solo Wolf
11. Restless & Wild
12. Son Of A Bitch
13. London Leatherboys
14. Love Child
15. Flash Rockin Man
16. Dogs On Leads
17. Fast As A Shark
18. Balls To The Wall
19. Outro (Bound To Fail)

これまでのJudas PriestとIron Maidenはどちらもイギリスのバンドだったので、正統派HMというととかくイギリスのイメージが強いのだが(伊藤正則氏のせいというのもある)、忘れていけないのがドイツのAcceptである。ドイツには70年代初頭からScorpionsという偉大な先輩がいたが、HMというカテゴリーで考えれば、このAcceptがパイオニアだろう。彼らがいなければその後のHelloweenやジャーマンメタルもなかったかもしれない。

79年にAcceptはデビュー。81年の「Breaker」でスタイルを確立し人気が出始めた。ザクザクと刻まれるギターリフの上に乗るUdo Dirkschneiderの金属質なスクリーミングボイス。聴き手を選ぶかもしれないが、このサウンドはヘヴィメタル以外何者でもないと言えるだろう。やがて彼らの音楽は、ツインリード、野太いコーラス、クラシックの要素なども吸収しながら、非常にドラマティックなものへと進化を遂げていく。

今日取り上げるのは1985年という全盛期に彼らが来日した際の大阪公演の模様を収めたライブアルバム「Staying A Life」だ。それまでのほぼベストな選曲が非常に勢いのある演奏で一気に聴かせる。このタイトルはDVDでも持っているが、彼らのパフォーマンスには圧倒された。演奏ももちろんだが、フロント4人はまるで軍隊のフォーメーションのように、終始計算しつくされた動きで魅せていた。大阪のファンが大盛り上がりだったのも納得。

その後Udoらの脱退、解散、再結成などの紆余曲折を経て、結局今はUdo以外のボーカルで活動を続けているらしい。しかし私が認められるのはこの時代のAcceptのみである。

★★★★★