4月19日、御大Levon Helmが癌のため亡くなりました。享年71歳でした。いつかそうした日が来るのだろうとは思っていましたが、まさかこんなに突然に訪れるとは思っていませんでした。

日頃彼のFacebookは常にフォローしていました。今年に入り背骨の不具合でライブをキャンセルしていましたが、復帰してまたコンサートの告知が出ていたのでWoodstockまで見に行けたらなぁと思っていました。それが4月17日に娘のAmyと奥方Sandyから、Levonが癌との闘いにおいてFinal stageにいるとの告知がされました。それまでLevonがまた癌を患っているなんて話は全く聞いていなかったため衝撃的でした。そしてそれから2日後にこの世を去りました。

1940年、南部Arkansas州の農家の生まれ。4人のカナダ人と組んだThe Bandの中で唯一生粋のアメリカ人であり、4人にないものを持っていたのが彼でした。3人のボーカルの中で最も土臭い声の持ち主で、独特でグルーヴィーなドライムスタイルも定評がありました。The Band解散後はソロとして様々なミュージシャンたちとコラボレートしながらキャリアを重ねると同時に映画俳優としても活躍しました。1996年には咽頭癌を患いましたが奇跡的に復帰。そしてその後は続けざまに素晴らしい作品群を発表しグラミー賞も授賞、晩年に再度シーンのトップに返り咲いたわけです。

私にとっても彼は古き良きアメリカの象徴であり、不屈の精神で音楽にこだわり続けたヒーローでした。素晴らしい音楽を今までありがとう。お疲れさまでした。






Hard to believe you are gone now. You and your music have been meant a lot to me. And I’m sure it will be more. I would like to thank you for all you have done. You will be deeply missed. May your soul rest in peace but your beat go on.