1. Maria Angeles Fernandez, Carlos De Pepa Y Josemi - "Verde Que Te Quiero Verde" (Rumba)
2. Sara Baras - "A Mi Nina Sarita" (Alegria)
3. Montse Cortes & Diego Del Morao - "Solea Por Bulerias"
4. Diego Amador, David Dorantes - "Dos Almas"
5. Rosio Morina - "La Hermosura De Lo Extrano" (Garrotin)
6. Miguel Poveda - "Esos 4 Capotes" (Copla por Buleria)
7. Eva Yerbabuena - "Llanto" (Solea)
8. Maria Bala - "Saeta"
9. Marcha Procesional, Pepe De La Vega - "Oracion A La Virgen Macarena"
10.Jose Merce - "Martinetey Y Tona"
11.Antonio Zuniga, El Carpeta - "Buleria"
12.Israel Galvan - "Silencio"
13.Arcangel - "Al Despuntar La Manana" (Guajira)
14.Manolo Sanlucar & Carmen Molina - "La Danza De Los Pavos" (Alegria)
15.Estrella Morente - "Tangos"
16.Juan Carlos Romero - "El Tiempo"
17.Nina Pastori, Tomatito & Josemi - "La Leyenda Del Tiempo" (Buleria)
18.Eva Yerbabuena, Miguel Poveda - "Nana Y Cafe" (Cancion De Cuna)
19.Farruquito - "Lluvia De Ilusion" (Zapateado)
20.Paco De Lucia - "Antonia" (Buleria Por Solea)
21.Moraito Chico, Luis El Zambo, Jesus Mendez Y Pena Tio Jose De Paula - "Buleria De Jerez"

私はフラメンコが好きです。が、あまり詳しくありません。今回新旧のフラメンコのトップアーティストたちが勢揃いした映画が上映されていたので興味がありました。この中でこれまで私が知っていたのはギタリストではPaco De LuciaとTomatito、ダンサーではEva Yerbabuenaの3人だけでしたが、奥の深いフラメンコに対して理解を深める勉強のつもりで見てみました。

まず内容としては余計なストーリーもセリフも全くありません。全部で21曲の演目が次々と替わる演者たちによってひたすら披露されていきます。フラメンコとは、カンテ(歌)、バイレ(踊り)、ギターの3要素から成る民族音楽。と理解していたのですが、本作を見てその表現方法の多用さに感心しました。先の3要素のうち、2要素または1要素だけで表現されている場合も多いようで、カンテとパルマ(手拍子)のみ、またはバイレのみというのもありました。さらにはピアノの伴奏(M19)や独奏(M4)もあり、フラメンコにピアノが入ること自体驚きでした。

そして全編を通して、その神業の数々に圧倒されました。バイレでは特に女王Sara Baras(M2)とEva(M7)が圧巻で、王道とも言える優雅かつ力強い舞と速いサパテアード(タップ)が見物。M16の6人による群舞も美しい。他にも男女色んなダンサーが登場するが、それぞれ皆違うスタイルを持っているのが分かります。Manolo SanlucarやTomatitoのギターもやはり絶品で見ていて惚れ惚れさせられます。そもそもここに出てくる人達は皆、リズム感がスゴイですね。パルマだけを見ても、この複雑なリズムを一糸乱れず鳴らしているのに感心します。

もう1つこの映画で感じられたのは、そのヴィジュアル的な映像の美しさです。背景に様々な風景のバックドロップを置いたり、見事な女性の人物画を並べており、その前でそれぞれの演者が演奏するのですが、これが皆本当に絵になる。そしてその華麗でかつ力強い舞いと音色の美しさがさらに華を添える。光や色彩は監督のこだわりだったようです。これは正に1つの芸術品でしょう。

歌詞の内容はほとんどは悲しみを歌ったものが多いですが、虐げられた民であるヒターノ(ジプシー)が作り出したフラメンコが、このような究極の美を湛えた1つの芸術にまで昇華させたということに魅せられました。また若い女性カンテや10代のバイレまで登場していましたが、こうした素晴らしい伝統芸術がしっかり次の世代へと引き継がれているのも素晴らしいことですね。