Ramble at the Ryman [DVD] [Import]Ramble at the Ryman [DVD] [Import]
Levon Helm

EMI 2011-06-06
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1. Ophelia
2. Back To Memphis
3. Fannie Mae
4. Baby Scratch My Back
5. Evangeline
6. No Depression In Heaven
7. Wide River to Cross
8. Deep Elem Blues
9. Anna Lee
10. Rag Mama Rag
11. Time Out For The Blues
12. A Train Robbery
13. The Shape I m In
14. Chest Fever
15. The Weight

Levon Helm御大の最新ライブCDとDVDがリリースされた。「Dirt Farmer」で完全復活後でのライブ作品としては、CDは以前「MerleFest Ramble」が出されていたが、DVDは初になる。私はブートレッグDVDで「Beacon Theater. NY 7.5.2008」というタイトルを1枚持っているが、これは画角の悪いオーディエンスショットだったため、プロショットのオフィシャルタイトルは待望であった。

さてこれは「Merle Fest Ramble」でも感じていたことだが、まずは御大の元気な姿を見られたことが何よりも嬉しい。真っ白の頭髪や顔に刻まれたシワ、少し曲がった背中などを見ると、やはり歳を感じずにはいられない。しかしかつてのようにマッチドグリップでスティックを持ってドラムセットを叩いている姿、マイクの前に立ちマンドリンを弾く姿は、依然健在だ。そして何よりもしゃがれた歌声に味わいがある。

しかしやはりというか、全セットを通して歌い続けるのは難しいため、他のアーティストたちが立ち替わりフロントに立つわけであるが、これがまた皆素晴らしい。まずはSheryl Crowが登場しM5でかつてのEmylou Harrisを彷彿させるような綺麗な歌声を聞かせてくれている。M6ではオートハープを持ちながらThe Carter Familyも歌っている。彼女は客席からステージに上がり、Levonを賞賛している時も非常に情感がこもっていたのが印象的だった。Buddy MillerとSam Bushも中盤から登場し好演を見せ、ラストではJohn Hyattも登場し大円団となる。アメリカーナ系のベテランミュージシャンの大集合だ。

レギュラー陣も忘れてはいけない。近作のプロデューサーLarry Campbellは、エレキにアコギ、フィドルなど様々な弦楽器を弾きサウンドを全面的に引っ張っている。またLevonの愛娘であるAmy Helmと、Larryの嫁Teressa Williamsもアコギを弾きつつ美しい歌声を聞かせてくれている。特にLarryのフィドルのみをバックに、Levonと3人で歌うM9は絶品だ。他にもベテランブルースマンSammy DavisやDr.Johnにも似たピアノのBrian Mitchell 、ホーンセクション勢など多彩なミュージシャンたちが華を添えている。

欲を言うならば、「Merle Fest Ramble」で聞かせてくれた゛Atlantic City゛や゛Ashes Of Love゛をここでも見てみたかった。また゛Tennessee Jet゛や名曲゛Growing Trade゛などの最新作「Electric Dirt」からの楽曲も聴きたかったので、時期的にもう少し最近のものも見てみたかった気もする。まぁ、とにかく一度でいいから御大のライブを生で見てみたいものである。こうなったらWoodstockまで行くしかないか。

★★★★☆