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Michael Epstein

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先日、恵比寿にある東京都立写真美術館で、映画「ジョン・レノン、ニューヨーク(原題:LENNONYC)」を見てきた。John Lennon関係の映画はこれまでも多く製作されてきて、正直またかと思ったのだが、ついまた見てしまった。これは彼が1971年に移住してから1980年に他界するまでの9年間に渡って活動・生活したニューヨークを主な舞台として追ったものである。

当時の未発表映像や画像・音源を織り交ぜながら、時系列でストーリーが進むドキュメンタリーとなっているが、中心になっているのは関係者のインタビュー。本人のインタビューをはじめ、お約束のOno Yoko、当時のミュージシャン、カメラマン、活動家、等々。前半はニクソン政権との闘争時代。急進的な平和活動で国外退去を命じられたJohnが、FBIに尾行や盗聴されていたというYokoやカメラマンの話は生々しい。

後半は別居以降。ドラマーJim Keltnerが回想していた失われた週末でJohnが飲んだくれていた時の様子や、一転家庭人に変身したJohnに仕事の電話を控えたというプロデューサーJack Douglousの話が興味深かった。また一緒にLAに同行したMay Panのインタビューもあったが、さすがに肉体関係があったことには触れられていなかった。

幼いSeanが一番好きな曲だと゛With A Little Help From My Friend゛を口ずさんでいたのは微笑ましかった。その曲のタイトルがなかなか思い出せなかったJohnには苦笑したが。ラストの゛Watching The Wheels゛のアコースティックバージョンも良かった。

最後の「Double Fantasy」製作時に、若者が期待するような怒りがなく大人しいアルバムだという声に対して、「これは10代の若者に向けたものではなく、同じ時代を共にしてきた30・40代の同世代に向けたものだ」と語っていたのも印象的だった。妻子を持ち改めてStarting Overしようしていた彼の意思に改めて触れ、同世代となった自分も頑張ろうと少し元気づけられた次第だった。