VagabundoVagabundo
Chico & The Gypsies

Angel Records 1996-10-01
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1. Vagabundo
2. Patio
3. Tu Dueno
4. Arles
5. Dile
6. Marina
7. El Ritmo Gitano
8. Cristo
9. Fragilidad (Fragile)
10. El Verano
11. Ultimo Baile

 かねてより一度でいいからライブを見たいと願っていたGipsy Kings。しかし長いことそれは叶わずにいたのだが、そんな折Chico & The Gypsiesが今回また来日することを知った。

 Chico & The GypsiesはGipsy Kingsのオリジナルメンバーながら90年に脱退したChico Bouchikhiが自ら結成したグループ。本家が全く日本にやって来ない一方で、こちらはもう5年連続で来日をしている。存在はデビュー当時から知っていたし気にはなっていたのだが、ちゃんとアルバムを聞いたことがなかったため、来日もこれまでスルーしてきた。

 しかし今回の来日に際して何気なく招致先のBlue Noteのホームページにあったライブ動画を見てみたら、なんとGipsy Kingsナンバーのオンパレードではないか。なるほどそういうことなら話は別だ。毎年日本に来るニーズもこういうことかと妙に納得できた。

 これまで彼らは6枚のオリジナルアルバムと2枚のライブアルバムをリリースしている。今回初めて彼らのこの1stアルバムを聞いてみたのだが、底抜けにポップなメロディと哀愁さが同居し、フラメンコギターのバックでドラム・ベース以外にも様々な楽器が味付けをしている。言ってみればいわゆるジプシー・ルンバなわけで、音楽性は本家Gipsy Kingsと全く同じと言えるが、そのポップさと多様さは本家以上かもしれない。結果的にこのアルバムは日本国内でも20万枚以上売れたらしい。

 しかしそんな良いオリジナル曲を持っている一方で、ライブでは"Volare"や"Baila Me"などのGKの代表曲ばかりが並んでいる。確かにChicoはGKのオリジナルメンバーだし、GKの曲を演る権利はもちろんあるわけだが、せっかく良いオリジナルもあるのだから、もっとそちらを演るべきなのではとも思ってしまう。しかしそれがショービジネスであるし、個人的にもそれが聴きたいわけだから、あえて何も言わないでおこう。

 さて実は今日がそのChico & The GypsiesのBlue Note東京における初日であり、その1stステージは既に予約済みだ。というわけで今から観に行ってこようと思う。レポはまた来週。