Guitar Heaven: Greatest Guitar Classics of All TimGuitar Heaven: Greatest Guitar Classics of All Tim
Santana

Arista 2010-09-25
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1. Whole Lotta Love (ft. Chris Cornell of Soundgarden) - Led Zeppelin
2. Can't You Hear Me Knocking (ft. Scott Weiland of Stone Temple Pilots) - The Rolling Stones
3. Sunshine Of Your Love (ft. Rob Thomas of Matchbox 20) - Cream
4. While My Guitar Gently Weeps (ft. India.Arie & Yo-Yo Ma) - The Beatles
5. Photograph (ft. Chris Daughtry) - Def Leppard
6. Back In Black (ft. Nas) - AC/DC
7. Riders On The Storm (ft. Chester Bennington of Linkin Park & Ray Manzarek) - The Doors
8. Smoke On The Water (ft. Jacoby Shaddix of Papa Roach) - Deep Purple
9. Dance The Night Away (ft. Pat Monahan of Train) - Van Halen
10. Bang A Gong (ft. Gavin Rossdale of Bush) - T-Rex
11. Little Wing (ft. Joe Cocker) - Jimi Hendrix
12. I Ain't Superstitious (ft. Jonny Lang) - Howling Wolf, Jeff Beck Group
13. Fortunate Son (ft. Scott Stapp of ex Creed) - Creedence Clearwater Revival
14. Under The Bridge (ft. Andy Vargas) - Red Hot Chili Peppers

 2005年に開催されたウドーミュージックフェスティバルは、あまりの集客の悪さから逆の意味で伝説となったフェスだった。しかしそんな中で初日のトリを努めたSantanaは、熱いラテンロックの世界を披露し、素晴らしいひとときを堪能させてくれたものだった。

 そんなSantanaによるロッククラシックの名曲カヴァー集とのことだが、近年こういうカヴァー集が本当に多い。気軽に出来て楽しいということもありベテラン勢は皆こぞってリリースしてくるが、個人的にはもうちょっと食傷気味だ。しかしSantanaのコレは世界各国で結構売れているらしい。

 まず選曲なのだが、各曲のあまりにもお約束的なスタンダードの数々に苦笑してしまった。60~70年代の楽曲については、これまで幾多のカバーがなされてきたものばかり。少し意外なところとしては80年代以降のVan HalenやDef Leppardあたりだが、これはClive Davisの選曲のようだ。

 各ボーカルはほとんどが90年代以降のロックバンドの有名どころのフロントマンばかりを集めており、BushのGavinなんて久しぶりの顔ぶれもいる。またNasや India ArieといったHip HopやR&B畑のアーチストまでいるが、実際聴いてみると意外にもハマっている人選が多かった。こうした彼のそのフットワークの軽さや守備範囲の広さというのは彼の強みであり、それがこれまでの成功につながっているとも言える。

 肝心のカバーの仕上がりについては、全体的に原曲に近いアレンジになっており、彼もそれぞれのギタリストになりきりながら演奏している。しかしその分、彼自身の持っている個性があまり感じられなかった。そんな中で彼らしい哀愁溢れるM4は出色の出来。どうせ有名曲をカヴァーするなら全体的にこれくらいのアレンジをしてほしいかったものだ。今回もまぁ聴いていて多少は楽しめはしたが、飽きも早い気がする。どうせなら次回はラテン音楽の古典など、彼にしかできないような領域を個人的には極めてもらいたい。

★★★