Runaway HorsesRunaway Horses
Belinda Carlisle

Virgin Int'l 2000-01-01
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1. Leave a Light On
2. Runaway Horses
3. Vision of You
4. Summer Rain
5. La Luna
6. (We Want) The Same Thing
7. Deep Deep Ocean
8. Valentine
9. Whatever It Takes
10. Shades of Michaelangelo

 今月から新たな会社で仕事を始めた。都心までの通勤、ボロ雑巾のようになりながら何度も乗換え、片道2時間弱かかるのには、うんざりさせられる。いくつか行き方はあるのだがどれも微妙で、未だに定期も買えていない。朝も早いし。ただその分早く帰れるのはありがたい。

 そんな中、先週5/7~11にBillboard LiveでBelinda Carlisleが来日してコンサートが行っていた。先日のSusanna Hoffsといい、Billboard Liveさんは80年代の懐かしどころを呼んでくれる。しかし私は残念ながら参加できず。今回はどうやらアコースティックのセットだったようだが、なかなか盛り上がったようだ。

 さてBelinda CarlisleはSusanna Hoffsとともに私の青春であった。中学生の頃大好きで、そのいわゆるお姉さん系のルックスがタイプだった。同系統として、女優のJody Fosterや南野陽子あたりも好きだったものだ。さすがに今はもうみんな歳を取ったが。

 Belindaはもともと4人組のガールズグループThe Go-Go’sのリードボーカルとして81年にデビューしている。当時は短髪でボーイッシュなイメージだったが、その後グループが解散し86年にソロデビューしてからは、大人の女性としてイメージチェンジしている。

 彼女の最大のヒットシングルは87年の"Heaven Is A Place On Earth"だろうが、アルバムとして1枚選ぶなら89年の「Runaway Horses」だろう。何しろM1~M6までシングルヒットした、まさにグレイテストヒッツ的な内容だ。今回のライブでもM1~M5まで5曲も取り上げて歌っていたようだ。特に爽やかなM1とスパニッシュな新境地のM5は名曲。またシングルカットされた曲以外でも、M1とM7ではGeorge Harrison、M6ではTotoのSteve Lukather、M9ではBrian Adamsと豪華なゲストが参加したりしている。爽やかで甘酸っぱい楽曲の数々に、低音から高音までよく伸びるBelindaの艶のあるボーカルが乗り、みずみずしい当時の雰囲気を伝えてくれる。私をいつでも青春時代に連れ戻してくれる、80年代ポップスの一つの完成形である。

★★★★