クロスアイド・ハート
キース・リチャーズ
ユニバーサル ミュージック
2015-09-18


1. Crosseyed Heart
2. Heartstopper
3. Amnesia
4. Robbed Blind
5. Trouble
6. Love Overdue
7. Nothing on Me
8. Suspicious
9. Blues in the Morning
10.Something for Nothing
11.Illusion
12.Just a Gift
13.Goodnight Irene
14.Substantial Damage
15.Lover's Plea

リリース日に新作を買うなんて何年ぶりだろう。Keith Richardsの23年ぶりのソロアルバム。非常に良い顔で写る御大のジャケットを見れば、その充実っぷりが分かる。

M1はのっけからアコギ1本のどカントリーブルースで始まる。Robert Johnsonさながらの泥臭さがいい。そして間髪入れずにSteve JordanのドラムからハードなロックナンバーM2へと雪崩込む。今回プロデュース・コンポーズのほとんどをこのS. Jordanとの共同作業で行っている。彼のドラムも色んな他アーティストのところで聴くがタイトで好きだ。他にもWaddy WachtelやIvan Neville等のX-Pensive Winosの面々が再集結しているのも安心させられる。

M5は先行カットされたご機嫌なRock & Rollナンバー。後半聴けるスライドが最高。Keithのボーカルはバラード曲では枯れた渋い味わいがある一方で、Rock & Rollナンバーではまだまだ元気。またギター・ボーカル以外にもベースやピアノまで自分で弾いている。

M6は心地良いレゲエナンバー。日本盤のボートラではLee Scratch Perryとの共演も聴ける。

今回のアルバムではM4やM12のバラードで聴けるようにカントリーも大きな要素になっている。ここでペダルスティールやフィドルを弾いているのがLarry Campbell。Levon Helmの良き右腕だった彼の参加は個人的に嬉しい。M11ではNorah Jonesともデュエット。M9では亡くなったBobby Keysのサックスまで聴けて泣ける。。

このようにとにかく聴き所の多いアルバム。全編Rock & Rollを求める向きには物足りないかもしれないが、アメリカンルーツロック好きには最高の1枚である。来年には本体Stonesでも新作を作るらしいし。このレジェンドは一体どこまで転がり続けるんだろう。

★★★★☆