cyniclive

昨日Cynicのライブに行ってきた。93年のデビュー以来、22年目にしての初来日。一度解散した段階で再結成も来日も予想していなかった。これはこの日前座で登場するCyclamenという日本のバンドのボーカルHayatoさんが呼んでくれたものらしい。感謝々々。

会場は代官山Unit。代官山は昔はよく行っていたのだが本当に久しぶり。私がまだお洒落だった学生の頃だから約20年ぶり。ちょうど「Focus」が出た頃位か。

冒頭に登場したのはオーストラリア出身のPlini。聞いたことがなかったが、これがスゴかった。ジャズ・フュージョン色もあるプログレッシブなポストロックと言えばいいのだろうか。若いなかなかイケメンな4人組は緩急織り交ぜながら超絶技巧を魅せてくれた。

2番手がCyclamen。メタル、スクリーモ、デスなど色々混ざった感じで、途中女性ボーカルも登場していた。Hayatoさんはスタート時にも前説をしたり色々気さくにオーガナイズしてくれていたが、実際マイクを持つと凄まじい咆哮を聞かせ別人のようだった。

セッティングの後に、遂に大歓声の中Cynicが登場。右手からギターボーカルPaul、ベースSean Malone、左手奥にドラムSean Reinart。オープニングに2ndから”Evolutionary Sleeper”が始まると皆ステージへと押し寄せる。続いて1stから待望の”Veil Of Maya”が始まるとフロアのボルテージは一気に最高潮に。

Paulはトレードマークのヘッドのないギターを持ち、涼しい顔でテクニカルなリフやフレーズを聴かせる。本来はもう1人いるはずのギターが今日はいないため物足りないかと思ったが、実際それほど気にならず、むしろよりPaulのギターを堪能することが出来た。ヴォコーダーを通したボーカルもアルバム通り高いトーンで浮遊感がある。デスボイスは残念ながらテープと言うかデータ音源だった。Maloneは5弦ベースの指弾き。無表情だが、プレイは激しいパートでは重くスピーディー、静パートではメロディアスにと能弁だ。スティックを演奏しているところも見たかったものだ。Reinartは大柄で両肩には派手なタトゥーが入れており、手数が多いリズムも重くて正確。最強のトリオである。

中盤で印象的だったのはアコースティックでの”Integral”。MCの少ないPaulがここで「アルバムではいつも必ず地球のことを歌っているんだ。人間がこの惑星を破壊していることは非常に悲しいことだね」と熱く語っていた。この後に聴かせてくれた美しいボーカルとSeanの幽玄なベースにも聞き惚れた。

Reinartのタムロールが見事な”Carbon-Based Anatomy”から、最新作のメロディアスな”The Lion's Roar”へ。最後にPaulがファンとスタッフとHayatoさんにお礼を述べる。ここでデビュー時に手紙を送っていたというYumikoさんという女性に特別に感謝の意を述べていた。

そしてラストも最新作のタイトルトラック。正直最後は1stの”How Could I”で締めて欲しかった。結局1stから”Veil Of Maya”の1曲だけだったのは寂しい。この日は3バンドも出演していたのでセットは短く、アンコールも粘ったが会場もこの後予定があるということでなしだった。と若干の心残りはあるが、それでも素晴らしいショーだったのは間違いない。

終演後Paulはフロアに降りてきてファンの握手に応じてくれていた。Reinartは携帯でフロアをバックに自撮り。撤収中だったMalone先生にも無理言ってポーズを取ってもらった。感謝。

1. Evolutionary Sleeper
2. Veil Of Maya
3. Adam’s Murmur
4. The Hallucination Speak
5. Elves Beam Out
6. Moon Heart Sun Head
7. The Space For This
8. Integral
9. Carbon-Based Anatomy
10.The Lion’s Roar
11.Kindly Bent To Free Us

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