New Jersey -CD+DVD/Ltd-
Bon Jovi
Island
2014-07-01






<Disc 1>
1. Lay Your Hands On Me
2. Bad Medicine
3. Born To Be My Baby
4. Living In Sin
5. Blood On Blood
6. Homebound Train
7. Wild Is The Wind
8. Ride Cowboy Ride
9. Stick To Your Guns
10.I'll Be There For You
11.99 In The Shade
12.Love For Sale
13.The Boys Are Back In Town
14.Love Is War
15.Born To Be My Baby (acoustic version) 

前回ハードロック名盤10選にも取り上げたBon Joviの「New Jersey」。今夏サマソニに出演したRichie Samboraもここから何曲か演奏していたが、ちょうどこれが再発されていたので買ってしまった。もちろん2CD+DVDのスーパーデラックスエディション。

前回も書いたが、このアルバムは私にとってハードロックの入口となった思い出深いものである。当時よく観ていたのが中村真里さんのTVK「Billboard Top 40」で、そこで流れていたのがM3だった。それまではBanglesやPhil Collinsといったポップスしか聴いてなかったので、その曲のカッコ良さに当時中学2年だった私はしびれたものだった。

そしてアルバムを聴いてさらにハマった。力強いオープニングのM1、ハードポップなM2、そして先ほどのM3と、まず冒頭の3曲が強力だ。またM10を始めM4やM9といったパワーバラッドも感動的。古ラジオ的なアコースティックの小曲M8もいい。最も好きだったのはM5で、疾走感のある曲調に男同士の友情を唄った歌詞が特に少年の心に刺さった。また歌詞で言えばcowboyやgunといった単語に彼らの西部指向が強く表われている。それはM13でカヴァーしているThin Lizzyとも重なるが、それが私にアメリカというイメージを植え付けたのだった。

前作の3rd「Slippery When Wet」は全世界で2800万枚というモンスターヒットだったが、今作も結果的に1800万枚のセールスを叩き出している。3rdの成功のプレッシャーは相当なものだったろうと思っていたが、実際彼らは2ダースもの曲をレコーディングし2枚組にしようと思っていたとのことで、当時どれだけ波に乗っていたかが思い知らされる。結局これはレコード会社に反対され1枚に絞られたわけだが、今回の再発にはその幻の2枚目が収録されている。当初これは「The Sons Of Beaches」というタイトルになるはずだったらしいが、正直そのタイトルにならなくて良かったと思った。

Disc 3のDVDは「Access All Area」という当時のツアードキュメンタリー。勢いに乗って頂点に立とうとする若い彼らの様子が堪能できるが、最も印象的だったのはMoscow Music Peace Festivalだ。1989年にJonはマネージャーと企画し、当時の多くのトップバンド達とソ連でロックフェスを催行した。映像で見るこの時の彼の行動や言動には、あくまでも等身大ながらも、壁が崩れつつあった当時の東西世界の橋渡し役を担っているという自負が見られた。