Summer Sonic 2014 pt.1

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先週はSummer Sonicに行ってきた。目当てはQueen。
しかしかなり直前まで迷っていた。Adam Lambertという若いシンガーのことを良く知らなかったためだ。しかし前回のPaul Rodgersの時も見に行かなかったことを後で後悔したのだから、きっと今回もそうなると思い、高いチケットを購入した。本当はフェスではなく単独公演を観たかったのだが、恐らく単独でも同じ位の金額だったかもしれない。あまり他のミュージシャンのことは考えていなかったのだが、適当に観て回ろうと思っていた。

当日午後早めの時間に幕張メッセに到着。普段あまりこういうフェスには行かないのだが、以前に比べると子連れが多いことに気づく。きっとかつてのロックキッズがそのまま大人になったのだろう。子供を遊ばせるキッズスペースなどもあって感心してしまった。Sonic Stageに行くと、きゃりーぱみゅぱみゅが歌っていた。邦楽はよく分からないのだが、何曲か知っている曲を歌っており、満員の会場も非常に盛り上がっていた。

次にRichie Samboraを観にマリンスタジアムのMarine Stageへ。ステージ前以外はまだ結構人はまばらだった。私がBon Joviを好きだったのははるか昔の「New Jersey」まで。彼が何故Bon Joviを脱退したのかは知らないが、かつての好青年もチョイ悪親父になっていた。冒頭ピアノをバックにLeon Russellの”A Song For You”をしっとりと歌ってから”Lay Your Hands On Me”へ。Richieは元々ギターだけでなくボーカルも上手い。また右手にはゲストとしてOrianthiもおり、彼女もギターやボーカルで活躍していた。Bon Joviの曲は”I'll Be There For You”や”Wanted Dead Or Alive”など好きだった昔の曲ばかり演ってくれていた。途中Richieはジャイアンツのユニフォームを着て登場した。東京ということでなのだろうが、ここはロッテの千葉マリンスタジアムなのだが。

Marine Stageはこの後Avril Lavigneが登場する予定だったが、それは見ずにGarden Stageへ移動。以前少し聴いていたEgo Wrappinを観るためだ。芝生に囲まれたステージが夕暮れの海岸線をバックに綺麗に映える。風も気持ち良く最高のシチュエーション。そんな中でEgo Wrappin'の演奏が始まる。中納良恵さんがドスの効いた歌声と関西弁で観客を煽り、サックス・ピアノ・ギター・ベース・ドラムが息の合った演奏で盛り上げる。彼女らのスウィングジャズ色の強い演奏がまたこの雰囲気に合っていて、思わず私はスミノフを買ってきて一杯引っ掛けた。想定していなかったフェスの醍醐味を味わうことができた。


ss

(来週に続く)

「Pulse - a Stomp Odyssey」 (2002)







1. Stomp House: Titles
2. Qwii Music Arts’ Trust Khoi San Music (ボツワナ)
3. Rooftop Stomp
4. Les Percussions de Guinee (ギニア)
5. Hip Hop & Tap
6. Moremogolo Tswana Traditional Dancers (ジーラスト、南アフリカ)
7. Native American Indian Dance Theatre (ニューヨーク、アメリカ)
8. 鼓童 (日本)
9. Bayeza Cultural Dancers (ヨハネスブルグ、南アフリカ)
10.Stomp Bicylces 1
11.The Winchester Cathedral Bellringers (ウィンチェスター、イギリス)
12.Eva Yerbabuena (グラナダ、スペイン)
13.Stomp Bicycles 2
14.Stomp Underwater
15.Shafatulla Khan (カルカッタ、インド)
16.Keralan Festival (ケララ、インド)
17.Brooklyn Bridge: Steppers v Surf (ニューヨーク、アメリカ)
18.Carlinhos Brown, Timbalada & Os Zarabe (サルヴァドール、ブラジル)
19.Beatbox
20.Pulse: Reprise
21.Stomp House: End Titles

ワールドミュージック特集の最後はこれ。
StompのSteveとLukeの2人が監督した音楽ドキュメンタリー「Pulse」。私は高校の教員だった頃には、異文化理解の授業で幾度となくこのDVDを使わせてもらったが、音楽を通じて世界を知るには最高の教材と言える。

ここには世界中のありとあらゆる民族音楽のリズムが集められてい
る。アメリカンインディアンの踊りや、ギニアのジャンベ、インドのタブラ、スペインのフラメンコ、アメリカのマーチングバンドなど素晴らしい音楽が続く。それぞれ各国のトップレベルの演奏家やダンサー達である。先々週取り上げたブラジルのTimbaladaもその内の1組だ。また和太鼓として日本の鼓童も登場するが、そもそもStompは彼らからインスピレーションを受けて結成されたという経緯がある。

こうした様々な民族音楽の間にStompの屋外パフォーマンスも
挿入されているが、身近な物でリズムや音楽を作り出すというStompの生い立ちは、こうした民族音楽と共通しているということにも気付く。

私の最もお気に入りはM6のMoremogelo Tswana Traditonal Dancers。南アフリカのジーラストとあるが、
実際彼らのツワナ村は国境沿いであり、彼らのルーツはその北のボツワナにある。少年少女達が足に打楽器を付けて踊るのも興味深々が、何よりも彼らの歌声が聴く者の心に響く。こんな素晴らしい音楽を生で体験するために、世界中を旅したいものだ。

ちなみにサントラも出ており、そちらにはStewart Copelandらのリミックスも収録されている。


 

Robin Williams 急逝

グッドモーニング・ベトナム [DVD]
ロビン・ウィリアムズ
パイオニアLDC
2000-02-25



盆に休みを取り、家族で船に乗って島へ渡る予定だったのだが、
タイミング良く台風直撃。色々調べて予約取るのも苦労したのに全てパーに。日頃の行いが悪いのだろうか…。

そこへ1つ悲しいニュースが。私が最も好きだった俳優Robin Williamsが亡くなったという。享年63歳という若さだった。

今はあまり映画を見なくなってしまったものの、若かった90年代には色々観ていた。その中で彼の作品は特に多かった。30代でデビューと遅咲きだったが、1987年の「グッドモーニングベトナム」でその天才的なトークと演技により一躍脚光を浴びてからは売れっ子に。数多くの作品で主演したが、そのどれもが笑いと感動に溢れた素晴らしいものばかりだった。

今回の死因は重度のうつ病による自殺だという。元々彼はアルコール依存症でリハビリ施設にも入院していて、復帰してこれからという矢先だった。あの演技の裏側にどれほどの苦しみを抱えていたのだろうか。

ご冥福を祈ります。

以下は個人的な彼の映画ベスト10。

1. パッチアダムス (1998)
2. グッドモーニングベトナム (1987)
3. レナードの朝 (1990)
4. ミセスダウト (1993)
5. グッドウィルハンティング (1997)
6. 聖なる嘘つき (1999)
7. いまを生きる (1989)
8. バードケージ (1996)
9. ジャック (1996)
10.ストーカー (2002)

 

Stomp 「Stomp Out Loud」 (1997)

Stomp Out Loud [DVD] [Import]
Michael Bove
2entertain
1999-10-15


1. Suspension 
2. The Truck 
3. Brooms 
4. Shack (1) 
5. Basketballs 
6. The Kitchen 
7. Waterphonics 
8. Tea Towels 
9. Shack (2) 
10. Buckets 
11. Poles 
12. Shack (3) 
13. Alley/Bins 
14. Encore 
15. Brooms

ブラジル特集は先週で終わりだが、今日は先週触れたStompについて少し紹介したいと思う。

Stompとはニューヨークを拠点に活動するパフォーマンス集団で、イギリス出身のLuke CresswellとSteve McNicholasの2人によって1991年に創設された。デッキブラシやバケツなど街中にあるガラクタを打ち鳴らすことで、圧倒的なリズムを作り出すパフォーマンスで、ブロードウェイをはじめ世界中で公演を行い絶賛された。

彼らの映像作品はいくつか出ている中で、これが最初のもの。上の2人が監督しエミー賞を受賞したHBOの「Stomp Out Loud」と、アカデミー賞にノミネートされたショートフィルム「Brooms」が収録されている。M3のデッキブラシ、M10の小バケツ、M11のポール、M13の大バケツあたりは彼らの普段のステージの演目として代表的なものだ。それぞれのガラクタでこんな多彩なリズムが生み出せるのかという驚きと、単にリズムを刻むだけでなく10人全員が息の合った動きで魅せるパフォーマンスに圧倒される。またM4のトランプ、M6のキッチン、M5のバスケットボール、M7の排水管など、ステージから離れ街中にも飛び出して、ストリートから生まれたこのパフォーマンスの身近な楽しさを魅せてくれる。

私は渡米中の1997年に初めて彼らのことを知り、2005年の来日公演で初めてそのステージを生で観た。メンバーは流動的なのだが、当時はちょうど日本人パフォーマーの宮本ヤコさんが在籍していて、その日本人離れしたリズム感に酔いしれた。同時に自分もあのステージに立って一緒にやれたらどんなに楽しいだろうと羨ましくもなった。


Timbalada - ブラジリアン・トライバルリズム

Timbalisimo
Timbalada
Som Livre
2001-09-18


今日はブラジル特集の最終週。サンバ、ボサノヴァと来たが、それだけではないもう少しブラジル音楽の奥深さを紹介したい。

ブラジル音楽で最近注目を集めるようになったのがバイーアである。リオデジャネイロよりも北に位置するバイーアは、近年著名なミュージシャンを輩出してきたが、今日紹介したいグループもこの出身だ。

Timbalada。その名の通りTimbauというアフリカ起源の打楽器を叩き合う総勢200名から成る音楽集団である。彼らの生みの親はCarlinhos Brown、今やブラジルを代表するマルチアーティストだが、彼がアフリカ系貧困層の多い自らの地元バイーアで青年支援の一環として始めたプロジェクトだった。

彼らが最初に注目を集めたのは、1992年のSergio Mendesのアルバム「Brasileiro」だった。この作品を全面的にバックアップしたCarlinhosが、初めてここにTimbaladaを投入した。強烈なパーカッションのリズムは聴く者全てを圧倒し、結果このアルバムをグラミー賞に導いたのだった。

彼ら自身の名前で正式にデビューしたのは1994年。プロデュースはやはりCarlinhosだが、ここには男女のボーカルをはじめギターやキーボードなども加わり、非常に聴きやすいポップスとして完成していた。その後ラップも取り入れていく。伝統と現代を上手くブレンドする手腕は流石Carlinhos。その後彼らはカーニバルの常連となり、アシェーという新しいジャンルとして呼ばれるようになる。

しかし個人的な本音を言うと、私がTimbaladaに一番求めているのは決して完成されたポップスではなく、純粋なトライバルリズムである。それが堪能できるのが以下の映像だろう。アメリカのStompが監修した世界中の打楽器のドキュメンタリー「Pulse」においてTimbaladaはトリで出演している。白くボディペイントした総勢200名がCarlinhosと共に魅せる一糸乱れぬリズムは圧巻だ。

 

Stan Getz / Joao Gilberto 「Getz / Gilberto」 (1963)

Getz/Gilberto
Stan Getz
Verve
2014-05-22


1. Girl from Ipanema
2. Doralice
3. P'ra Machucar Meu Coracao
4. Desafinado
5. Corcovado
6. So Danco Samba
7. O Grande Amor
8. Vivo Sonhando

先週せっかくブラジルを取り上げたので、もう少し引っ張ろう。先週はサンバだったので、今週は最近ハマっているボサノヴァにしてみたい。

ボサノヴァが出来たのは1950年代後半。作曲家Antonio Carlos JobimとギタリストJoao Gilbertoの2人が出会い、サンバを引き継ぐ新しい音楽として生まれた。今日取り上げるのはその2人がジャズサックス奏者Stan Getzと共に録音したものである。もっともJobinの名は前面には出てはいないが。

このアルバムからM1が大ヒットを遂げ、ボサノヴァが世界中に認知されるきっかけとなる。ここで歌っているのが当時のJoaoの若妻で、後にボサノヴァの女王として名を馳せるAstrud Gilberto。元々歌う予定ではなかったらしく、歌い方も素人っぽいが、逆にそこがボサノヴァらしいとも言えるし、この歌声があったからこそ大ヒットが生まれたとも言えるだろう。また他にもM4、M5、M6などボサノヴァ史上有名な曲揃いだ。

また制作中Joaoは、ボサノヴァを理解していないとStan Getzに対して激怒していたそうだ。しかしその微妙なニュアンスの違いも結果的にはジャズボッサという新ジャンルの先駆けとして認知されることになっている。

今年はこのアルバムが発表されてから50周年ということで記念盤もリリースされていた。先週のサンバが夏を熱くする音楽だったのに対して、ボサノヴァは夏を涼しくしてくれる音楽だ。どちらもこれからの季節にはピッタリだろう。

 

Hooray For Brasil

ワールドカップが終了した。正直言えば普段は私も熱心なサッカーファンというわわけではないのだが、W杯の結果報道は見ていた。日本の1次リーグ敗退も残念だったが、それ以上に驚いたのはブラジルの歴史的大敗。エースのネイマールが怪我のために不在だったりと主力を欠いていたとはいえ、このような結果になるとは予想外だった。元々ブラジル国民は、貧困問題の解決がないままW杯が開催されることに対して反対していたわけだが、その結果がこれなら全くいたたまれないだろう。

今日はそんなブラジルを私なりに応援してみたいと思う。確かにサッカーはブラジルの代表的な文化だが、それ以外にもブラジルは様々な魅力的な文化を発信している。その一つが音楽である。アメリカ以上に人種のるつぼで、世界中から様々な人種と民族が移住し融合した結果、実に多くの特徴的な音楽が生まれた。

その代表的なものが、アフリカとヨーロッパの文化が融合してできたサンバである。ただ100年近い歴史があるため、あまりにも奥が深い。今日は応援の意味合いを込めて、あえて国外のサンバを取り上げてみたい。


Nelly Furtadoはカナダ生まれだが、ルーツはポルトガル人。この曲は2004年W杯のテーマソングにもなった。


Mick Hucknall率いるUKブルーアイドソウルグループ。Sergio Mendesの”Fanfarra”のリズムをサンプリングしている。


宮沢和史氏の南国志向によるかなり本格的なサンバ。当時ブラジル公演も行った。

 

Queen 「Live at Rainbow 1974」

raibow
1. Procession
2. Now I'm Here
3. Ogre Battle
4. White Queen
5. In the Lap of the Gods
6. Killer Queen
7. The March of the Black Queen
8. Bring Back That Leroy Brown
9. Son and Daughter
10. Father To Son
11. Keep Yourself Alive
12. Liar
13. Son and Daughter (Reprise)
14. Stone Cold Crazy
15. In the Lap of the Gods. . . Revisited
16. Jailhouse Rock
17. God Save the Queen
18. Killer Queen (BBC Top Of The Pops part 1)
19. Keep Yourself Alive (Studio Promo)
20. Liar (Studio Promo)
21. Killer Queen (BBC Top Of The Pops part 2)

出るらしいという噂は昨年から聞いていたのだが、その後一向に正式アナウンスが流れて来ないので、もうなくなったのかなと思っていた。Queenの1974年のRainbow Theaterでのライブのオフィシャルリリース。ようやく正式に決まったようだ。

今までQueenのライブDVDというと、「Wembley」や「At The Bowl」、「Montreal」など80年代の物ばかりだった。勿論それらも悪くないのだが、私が最も好きなQueenは70年代。特に初期の頃を愛してやまないので、今回の74年のオフィシャルリリースは正に待望である。

実は私は元々上の11月20日のRainbow公演をブートのDVDで持っている。この頃は「Sheer Heart Attack」リリース後で、Freddieの髪も長い。今回のオフィシャル物の曲目を見るとどうやら曲数が多いようなので、恐らく複数公演日から収録しているのだろう。元々画質もあまり良くなかったのでそこも期待。

さらに嬉しいのは今回は同年3月の公演のフルセット音源もリリースするらしいこと。3月というと名盤「Queen Ⅱ」の頃。“Fairy Feller’s Master-Stroke”のような曲目が聴けるのは貴重だ。できればこちらのフルセット映像が見たかったものだが、恐らく存在しないか、オフィシャルで出せるほどのクオリティではないのだろう。

大人の事情か音源と映像で国内の販路が異なるらしいが、とにかく色んなパッケージがあるようなので楽しみに迷うとしよう。来月のサマソニも少し行きたくなってきた。

 

Yes 来日

Fragile
Yes
Atlantic
2011-06-21


Yesが11月に来日する。

彼らは2年前にも来日していたが、その時はJon Andersonがいないと聞き私は行かなかった。今回もメンバーは変わらないらしいが、それでも観てみたいと思った理由は、「Fragile」と「Close To The Edge」の完全再現を演ってくれるらしいからである。

この2枚はYesのキャリアの最高傑作であるだけでなく、プログレ史の中でも最高峰の名盤である。一般的には大作のタイトル曲を収めた後者の方が評価が高いようだが、私は前者の方が好きだ。

まずはこのジャケットが素晴らしい。先日のジャケット展覧会でも取り上げたが、このRoger Deanの絵が好きで、枕元にもLPで飾ってある。

そしてその中身。名曲”Roundabout”で始まり、当時のベストメンバー5人による妙技が織り成すソロ曲と共作曲が見事なバランスで構成されている。

当時のメンバーのうち今回来日するのはChris SquireとSteve Howeのみ。正直この5人でなければという気持ちもあるが仕方ない。新ボーカルのJon Davisonも見ればかつてのJonに声も見た目も似ているし、それが今回行く気になった理由でもある。機会があれば新作も聴いてみようかな。

 

Armored Saint 「Symbol Of Salvation」 (1991)

Symbol of Salvation (Reis)
Armored Saint
Metal Blade
1998-07-14






1. Reign Of Fire
2. Dropping Like Flies
3. Last Train Home
4. Tribal Dance
5. The Truth Always Hurts
6. Half Drawn Bridge
7. Another Day
8. Symbol Of Salvation
9. Hanging Judge
10. Warzone
11. Burning Question
12. Tainted Past
13. Spineless

今月は1991年のアメリカン正統派HMを特集してきたが、最後はこのバンド、Armored Saint。兄弟や幼馴染同士でLAで結成され、1984年にメジャーデビュー。当初は1stアルバムのジャケットにあるような甲冑を着てステージに上がり、剣劇までショーに取り入れていたらしい。

地道に活動を続けてきたが、1990年に悲劇が起きる。ギタリストのDave Prichardが白血病のために他界をしてしまうのだった。バンドの存続も危ぶまれたが、脱退していたメンバー達が戻り意思を継ぐことになる。そして制作されたのがこの4作目である。

決して派手さはないが、良質のヘヴィメタルが展開されている。最も印象的なのは、もの悲しい泣きのギターソロのインストM6からつながるドラマティックなM7。メインソングライターであったDaveの作品も多く収録されており、M12ではDaveのソロも聴ける。

ボーカルのJon Bushはその実力が元々高く評価されており、ここでも好演していた。しかしこの後、彼がAnthraxに誘われて脱退してしまったことにより、バンドはあえなく解散してしまう。正統派にこだわってやってきた彼が、Anthraxで短髪短パンになり時流な音楽を演っているのを見るのは、悪くなかったとはいえ複雑な気持ちだった。

2003年には3枚組として再発されている。そこには大量のデモと膨大なインタビューが収録されており、5人がアルバム制作についてやDaveとの想い出など全てを率直に語っていた。



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  • Therapy? 「Internal Love」 (1995)
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