Dream Theater 「Images And Words」 (1992)

イメージズ・アンド・ワーズ
ドリーム・シアター
イーストウエスト・ジャパン
1997-12-15


01. Pull Me Under
02. Another Day
03. Take The Time
04. Surrounded
05. Metropolis Pt.I
06. Under A Glass Moon
07. Wait For Sleep
08. Learning To Live

ここのところ美術展や山関連のことばかり書いていたので、そろそろブログ名に添って音楽(ロック)のことでも書かないと。

ちょうど今Dream Theaterが来日している。今回のツアーでは往年の名盤「Images & Words」を完全再現するということで話題になっているようだ。このアルバムは彼らが1992年に発表した2ndで、日本でも大旋風を巻き起こしたプログレッシヴメタルの金字塔である。

当時伊藤正則氏がラジオ番組「Power Rock Today」でプッシュしていて、毎週このアルバムからM1, M2, M3, M5など1曲ずつ流していた。これがどの曲も名曲揃いで、急いでCDを買いに行ったのを覚えている。

それまでのプログレッシヴメタルとしてはQueensrycheがいたが、あちらはコンセプトこそプログレなれどサウンドはむしろ正統派。一方Dream Theaterはとにかく複雑な曲展開はプログレそのもので、加えてバックはMetallica譲りのメタリック。これが新鮮だった。

バークレー音楽院卒の凄腕達による超絶テクニックと、それに基づいた複雑な曲展開。これだけでも美味しいのだが、さらにそこに極上のメロディも共存していたことがこのアルバムの名盤たる所以だろう。特にM4は比類ない名曲。これは新加入のボーカルJames Labrieの豊かな表現力によるところも大きく、前任のCharlie Dominiciでは恐らく成し得なかった部分だと思う。

94年の次作「Awake」は時流を意識したダークな色合いになってはいたが、こちらもなかなかの傑作だった。しかしここで好きだったキーボードのKevin Mooreが脱退し落胆した。

私が聴いていたのはここまでだったが、その後ドラムのMike Portnoyの脱退などもありながらも、様々な挑戦を続け高い評価と人気を保っていたことを最近知り、近作も聴いてみようかなと思った。



日本山岳写真協会展 2017

sangaku

先日の「山へ! to the mountains 展」の山岳写真では物足りず、ちょうど良いタイミングで日本山岳写真協会展「山・われらをめぐる世界」が東京都美術館で開催されていたので覗いて来ました。

これがまた期待を遥かに越えるほど素晴らしかった。青空にそびえる夏の山頂や稜線。紅葉に染まる秋の山麓。真っ白な雪に覆われた冬の急斜面。雪解けに咲く春の山花。さらにはそこに朝焼けや夕焼けの色が足されて絶妙な色合いを魅せるものも。1つ1つ見入ってしまいますが、そんな作品が全部で300以上も場内にずらりと並んでいるわけで、回りきるのに相当時間がかかりました。

特別出展として皇太子殿下の作品「アイガー北壁」もありました。クライマーの冬の聖地は迫力がありました。

展示作品で一番多いのは北アルプスでしたが、他にも北海道から九州、さらにはヒマラヤやヨーロッパなどまで。国内外のあらゆる山々に登った気になれます。しかし実際はこれらの場所に行き、これらの絵を捉えることは並大抵のことではないわけで。そんな撮影者達の苦労の末の沢山の感動を共有させてもらえることは有難いことです。

やっぱり写真にしても絵画にしても山はいつでも最高のモチーフだと思います。

「山へ! to the mountains展」

mountains

世田谷文学館で「山へ! to the mountains展」が開催されていたので観てきました。

登山家、作家・随筆家、植物学者、写真家、建築家、漫画家など、山に深い関わりのある各界の著名な人達の品々が展示されていました。山になぞらえて一合目から頂上まで全部で10のブースに分かれており、どれもよかっかったのですが、特に以下の展示が興味深かったです。

●三合目
・深田久弥と日本百名山 「百の頂に百の喜びあり」
かの「日本百名山」を著した深田久弥は世田谷在住だったようで、地図やピッケルなど遺品が多く展示されていました。百名山の直筆原稿もあり、色々推敲を重ねていた様子が分かります。

●八合目
・田部井淳子「それでも私は山に登る」
昨年惜しくも他界された世界的な女性登山家の田部井淳子さん。女性として世界で初めてエベレストに登頂成功した時の登山ウェアや装備一式が展示されていて思わず見入りました。現地から夫に宛てた葉書や寄稿文などにも彼女の強さが現れていました。

●四合目
・「山岳写真にみる日本百名山」
岡田紅陽、田淵行男、白旗史朗、白川義員。歴代の著名な山岳写真家4名の作品展示。どれも素晴らしい写真でしたが、数が少なかったのが残念。

●一合目
・坂本眞一「そこから道は二つに分かれていた」
単独行の登山家  加藤文太郎を描いた人気漫画「孤高の人」。K2東壁へ挑戦するクライマックスの原画が展示されていて見入りましたが、まだ未読の人にはネタバレかもしれません。

とにかく山好きには愉しめます。開催は9月18日まで。

河口湖自動車博物館

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先日は河口湖に行ってきました。富士山世界遺産センターや道の駅などにも寄りましたが、目当ては毎年8月しか開館していない河口湖自動車博物館。昔子供の頃に行った記憶があるのですが、それ以来ずっと気になっていて、私と同様に車好きの妻を連れて行ってみました。

入口ではシトロエンがお出迎え。中に入ると、1886年から1950年までのクラシックカーがずらりと並ぶホールAへ。ベンツ第1号から始まり、T型フォード、MG、ブガティ、ロールスロイスに、ダットサン、オオタなど、どれも丸みを帯びたボディがカッコ良く。ここに画像を上げられないのが残念。

初めて知りましたが、いわゆるクラシックカーという呼称は、ヘッドライトがフロントボディから外出しされている1945年以前の車のことを指すようです。

バイクもありました。インディアンのScootを始め、ローバーインペリアル、ダグラス、ヴィンセント、サンビームなど、今は亡きメーカーや聞いたこともないメーカーなど。かつてハーレーを国産化したという陸王も見ることが出来て大満足。

ホールBには1950年から90年代までの車が陳列。キャデラックやダイハツなどもありますが、ランボルギーニ、フェラーリ、ポルシェ、アルファロメオなどの歴代スポーツカーが中心。目玉は世界に10台しかないと言われる1991チゼータ16VTでしょう。

この博物館の車は元々は個人所有のコレクションだったらしいですが、とんでもない大金持ちです。今回は入りませんでしたが、隣には飛行館も隣接されていて、こちらは戦時中のゼロ戦などが展示されています。

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北アルプス 表銀座

8月11日は山の日でした。昨年制定されて2年目。(先日7月1日と勘違いしていましたが、その日は富士山の開山日でした。) で、結局またどこの山も登っていないので、今日は今から十数年前、まだ独身だった頃に縦走した北アルプスの表銀座のことでも綴ってみようかと思います。

この時は3人で登りました。日程は8月1日からの3泊4日。初日は電車で下り中房温泉からスタートしました。
 
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まずはひたすら登りました。急こう配を登り続けてようやく燕岳へ到着。頂上の白と緑のコントラストが綺麗でした。この夜は燕山荘に宿泊。
 
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2日目。ここからは絶景を眺めながらの楽しい稜線歩き。雲の上なので日差しも強く、日焼けで肩が痛くなりました。
 
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遥か遠くに見えた槍ヶ岳の勇壮な姿が少しずつ近づいてきます。この日は大天井を超えてヒュッテ西岳に宿泊。
 
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3日目。東鎌尾根は右も左も絶壁で緊張感が走ります。ここが一番ハードでした。
 
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いよいよ槍ヶ岳頂上へアタック。鎖とハシゴの岸壁を登ります。かなり込み合っており行列になっていましたが、高齢の方が多いのにビックリ。
 
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遂に槍の頂上へと辿り着きました。山頂は狭くかなり怖いのですが、360度見渡す展望は言葉に出来ません。
 
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槍ヶ岳山荘に泊まっての最終日の早朝4時頃。燃えるような朝焼けに感動します。
 
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槍沢を下って上高地まで降りました。天界から下界に下るのがもったいない気持ちで一杯でした。
あれ以来しばらく行っていないのでまた登りたいのですが、娘には絶対無理だろうなぁ。

「北斎富士 ~富嶽三十六景・富嶽百景 そろい踏み」

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すみだ北斎美術館の開館記念展Ⅳ「北斎富士 ~富嶽三十六景・富嶽百景 そろい踏み」を観に行ってきました。

この美術館は以前アメリカの友人が観てきて期待ほどではなかったと言っていました。確かに常設展は葛飾北斎のことを理解するには良いですが、作品は少なめでしかもレプリカのみ。美術を堪能したい人には物足りないでしょう。

しかしこの企画展は全て本物。4Fの中央には朝焼けの赤富士を描いた有名な「凱風快晴」が鎮座し、その周囲には「富嶽三十六景」がずらり。期間を分けての展示なので全てではありませんでしたが、それでも壮観でした。また3Fには趣きの異なる「富嶽百景」もずらり。アメリカの友人にも見せたかったものです。

武州(東京)や相州(神奈川)など馴染み深いこの近辺の当時の様子、またそこからどのように富士が見えていたかなど、人々や情景がいきいきとしています。また色んな隙間に富士を置く構図も面白いです。

北斎は90年の生涯で様々な作品を描き続けましたが、最期まで自身の絵に満足しなかったそうです。しかしその人気と影響はフランス印象派にまで与えるほどに大きく、また私の好きな風景画家のルーツとしても偉大過ぎる巨匠です。


マンション工事

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今年の始めから始まったマンションの外装工事。春からはうちの棟も着工され、周囲はすっぽりと足場と黒い網が張り巡らされています。この状態がもう何カ月も続いていますが、まるで檻の中に閉じ込められているような閉塞感。

日曜以外の日中はずっと騒音が鳴り響き、窓のすぐ外には工事の人達がいるのでカーテンも閉めなきゃならない。ベランダには洗濯物も干せないし、ウッドデッキも解体して家の中に積み上がっていて、かなりの圧迫感。

築10年だから今後の資産価値を維持するために必要な工事だとの説明だったが、別に売るつもりもないし、定借地だからどうでもいいんですが。高い共益費が今後さらに値上がりする可能性もあるし。。

まぁでも一方で、最近の工事は凄いなぁとも思います。住民にはきちんと挨拶をし、見えるところでは絶対にタバコも吸わない。足場への作業員入口にはキーロックがかかり、住民の植木の預け場所には監視カメラまで付いている。何よりもこんなに高いところでのその作業手際の良さに感心します。

昔私も学生の頃は鳶のバイトをしたことがあります。ヘルメットをし、釘袋を下げて、中学校の体育館の屋根の上で作業をしましたが、基本的に高いところが苦手な私はあの高さでもうダメでした。

もう少しの我慢。安全第一。

Chester Bennington 急逝

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Linkin ParkのフロントマンChester Benningtonが7月20日に亡くなりました。享年41歳。自殺だったそうです。

デビューアルバムは当時よく聴きましたし、"In The End"はカラオケでも練習していた記憶があります。あまりに売れすぎてしまった感もあり、その後は聴いていませんでしたが。またうちの妻は長くファンだったようで、今度の来日も行きたいと言っていたくらいだったので、このニュースにはかなり打ちひしがれていました。 

詳しくはよく分かりませんが、5月に自殺したChris Cornellと親しかったそうで、この日も彼の誕生日だったとか。色々抱えていたものもあったのだと思いますが。それでもね、自殺はいかんよ。家族を置いてさ。

RIP

 

「吉田博展 山と水の風景」

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先日、損保ジャパン日本興亜美術館で開催されている「吉田博展 山と水の風景」に行って来ました。生誕140年を記念した巡回展の最終展です。

吉田博は明治から昭和初期に活躍した風景画家で、先日取り上げた丸山晩霞らと共に太平洋画会を立ち上げ、白馬会の黒田清輝と敵対したことでも知られています。

場内には少年期のスケッチから晩年の作品まで181点が展示されており、しかも前後期で66点が入れ替えと、非常に見応えがあるものでした。

年代によって、水彩画・油彩画・木版画と様々な表現をしており、そのどれもが素晴らしい。また題材も、日本アルプス・瀬戸内海など日本国内だけでなく、アメリカ・ヨーロッパ・アジアなど旅をし続けた世界中の絶景が見事に描かれていました。

やっぱり個人的に最も好きなのは、毎年夏に山籠りして描いたという山岳画。中でも油彩画「穂高岳」の迫力のある筆使いと、木版画「劔山の朝」の絶妙な色合いには圧倒されました。さすが「絵の鬼」です。時間があればもっとゆっくり見たいところでしたが。後期も行こうかな。

ちなみにこの美術館、実はゴッホの「ひまわり」なども飾られていてビックリしました。

 

松井冬子 「この疾患を治癒させるために破壊する」

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先日の横浜美術館のコレクション展「自然を映す」の中で、もう1つ強烈に印象に残った作品を取り上げたいと思います。

最後の壁に描かれていた巨大な一枚。水面に映る一面の夜桜景色。幅が4mほどもある大きな作品にも関わらず、花弁や幹などとても細かい。上下対称のように見えてもよく見ると微妙に上下で違います。中央に配置された縦の白い線は幹でしょうか、稲光のようにも見えます。非常に美しいと同時にどこか異様な雰囲気が漂う。そして作品のタイトルが「この疾患を治癒させるために破壊する」。かなり深く考えさせられます。

この作品は日本画家の松井冬子さんが2003年に描いたもの。気になったので画集も見てみたのですが、これまた強烈でした。美しい女性画と並んで、腸を引きずる女性や、白骨化していく遺体など。。全く想定外でしたが、ある意味あのタイトルにも納得。生と死、美と狂気といった紙一重に相反するものに、伝統的な日本画の新しい表現を感じました。

ちなみにこのコレクション展も撮影可だったので待受けにしてます。 
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