『セザンヌと過ごした時間』

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先日映画『セザンヌと過ごした時間 (Cezanne Et Moi) 』を観に横浜の映画館ジャック&ベティに行ってきました。

印象派の画家も色々いる中で、個人的にはシスレーやピサロあたりは好きなのですが、正直セザンヌの画風はそれほど興味があるわけではありませんでした。ただ彼のサント・ヴィクトワール山を描いた一連の作品には惹かれるものがあったのと、この頃の画家達を取り巻く時代背景に興味がありました。

この映画はセザンヌと小説家エミール・ゾラの友情が主題になっています。移り住んだパリでマネやルノワールら新気鋭の画家達と成功を夢見るが、印象派勃興後に周囲が皆成功を収めていく一方で、セザンヌはなかなかうだつが上がらない。売れなかった画家というのは少なくありませんが、周りが成功している中で自分だけというのは辛いはず。そんなセザンヌをゾラは長年応援し続けるが、ある時その友情にも亀裂が入ることになります。

一番印象的だったのは彼らの地元である南仏エクス・アン・プロヴァンスの風景。一面太陽と緑と山の広がる大自然は、他の印象派画家が描いていたパリ近郊の景色とは比較にならないほど美しく、これがあったからこそセザンヌは最期まで描き続けることを辞めなかったのではないかと思いました。


秋の北海道

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北海道に出張に行ってきました。本来は日帰りの予定でしたが、それではあまりに味気ないのでもう1泊することに。その場合は旅費片道も実費になるのですが、プライベートの片道が浮くと考えればマシです。

北海道の秋は短い。10数年前に札幌に住んでいたことがありますが、紅葉が見られるのはせいぜい10月の1ヵ月間程度。11月になれば雪が降り始め本格的に冬に入ります。この紅葉が見ものなのですが、実際観光客はほとんど来ないのでお薦め。木々は見事に黄色と赤に染まっていました。

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 支笏湖と風不死岳                  

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 少し雪化粧をした樽前山

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 鷲別岳方面                   

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 オロフレ峠から望む羊蹄山       

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 洞爺湖と中島                  

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 西昆布岳に沈む夕陽


この日は雲一つない晴天。どれか1つでも山に登りたかったですが時間も装備もありませんでした。いずれまた。

消えてゆく名車たち

秋はツーリングのシーズンです。晴れた青空の下で紅葉の山々を見ながら走るのは最高です。もっとも最近天気は雨ばかりで、今日など台風が列島を北上中ですが。。

そしてバイカーにさらに悲しいお知らせが先日流れていました。かつて人気を博した名車たちの生産終了のニュースです。YAMAHA、KAWASAKI、HONDAの3メーカーで今回合計15車の生産修了が発表されました。その中で特に悲しいのが以下の4車。私自身が乗っていたわけではないのですが、どれも思い出深い名車ばかりです。


YAMAHA 「SR400」
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私が1996年に初めてバイクの免許を取った時に、最初に購入候補に上がったのがこれ。これぞ基本という1台。高校の友人も乗っていたし、シンプルでベーシックなヨーロピアンスタイルはカスタムもしやすそうでした。生産開始は1978年、40年近い歴史が幕を閉じます。


KAWASAKI 「ESTRELLA」
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SRの次に考えたのがこれ。生産開始は1992年で、ちょうど中古市場でも出回り始めていた頃。セパレートシートなどに見られるクラシック感が魅力的でした。結局当時はシングルの250がちょっと物足りなくなるかなと思って見送ったのですが、今こそ乗りたい1台でした。


YAMAHA  「DRAG STAR 400」
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思い切ってアメリカンにしようと思ったちょうどその頃に登場したのがコイツでした。当然まだ中古市場には出回っておらず、新車を買う余裕などなかったので、結局HONDA 「STEED」になるわけですが。当時のバイク市場にアメリカン旋風を巻き起こした功績は大きかったです。もう時代は終わったということなのでしょう。


HONDA 「MONKEY」
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私は「STEED」を買う前にはビジネスバイクYAMAHA 「YB50」に乗っていました。まだビジネスバイクが流行るようになり「YB-1」が出る前の頃。それを買う時に候補に上がっていたのがこの「モンキー」でした。小さいボディのくせに強烈な個性の持ち主。生産開始は1967年なのでちょうど半世紀50年で歴史の幕を閉じます。


どうやら9月から排ガス規制が強化されたらしく、もうそれに対応するための生産コストに見合うだけの売上の見通しが立たないのでしょう。最近はバイクの売り上げが急落しており、1982年には国内出荷台数300万台以上あったのが、昨年はもうその10分の1だとのこと。今回生産終了したラインナップの中には00年代に一世を風靡したビッグスクーターも含まれています。

最近の若者はバイクにも乗らない、車にも乗らない、ビールも飲まないらしい。時代が違うのか、おじさんにはもう分からないな。

レコード

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ジャケットアートはやはりLPレコードの時代が全盛期だっただろうと思います。大きいジャケットに当時は多くのデザイナーがアートを追求し、名を上げたものでした。やがてレコードはCDに取って替わられ、そのアートの世界は縮小しました。そして今や、インターネットの普及によりダウンロードやストリーミングが一般的になったのと反比例して、CDのセールスは壊滅的な状況です。もはやジャケットアートの文化は失われつつあるようです。

ジャケット愛好家としては、これは非常に残念なのと同時に理解に苦しみます。やっぱり素晴らしい音楽は素晴らしいジャケットを眺めながら聴きたいものじゃないのだろうかと。私は自分の中で生涯の名盤と認定されたうちの何枚かはCDだけでなくレコードとしても持っています。ただいかんせんプレイヤーがないのでそれらはもっぱら単なる鑑賞用ですが。

子供の頃は実家にあったレコードプレイヤーで親父のレコードをよく聴いていたものでした。大きなジャケットから黒い円盤を取り出して、溝をよく見ながらダイヤの針をゆっくり降ろす瞬間が堪らなかった記憶があります。実家を出た時にThe Beatlesの「Abbey Road」だけはくすねて来てここにあります。

先日はひょんなことから10数枚のレコードを入手しました。義理の両親が終活と称して処分するというので回ってきたのでした。Elvis PresleyやPaul Simonの見たことないライブ盤。名前は知ってるけどちゃんと聴いたことがないPaul MauriatやThe Stylistics。名前すら知らなかったEugen Cicero、Franck Pourcel、etc。

最近は密かにレコードの売り上げは地道に伸びてきているようで、先日は「ソニーがレコード生産を再開」というニュースも流れていました。こうした温故知新は嬉しいものです。

とりあえずレコードプレイヤーが欲しいな。あ、でも置き場所が。。

『Dark Star - H.R.ギーガーの世界』

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最後にもう1人取り上げたいのがH.R.ギーガー(Hans Rudolf Giger, 1940-2014)。ジャケットの他に映画「エイリアン」などでも有名なスイスのデザイナーです。その彼のドキュメンタリー「Dark Star - H.R.ギーガーの世界」が東京都写真美術館で上映されていたので観てきました。

彼の世界観は独特です。ある種グロテスクな彼の作品は観る者を選びます。大抵は忌み嫌うでしょうが、闇を愛する人はそこに美を見出します。このドキュメンタリーはそんな彼の世界観を見事に描き出しています。

スイスの彼の屋敷は街中にあるにも関わらず、まるで外界から隔離されています。鬱蒼と茂る森や暗い屋敷の中には、異形の作品が無数に立ち並んでいます。これもお化け屋敷のようですが、好きな人には堪らない博物館でしょう。

子供の頃に父親から貰った頭蓋骨、博物館で見たミイラ、戦争、恋人の自殺、etc。それらが彼を闇の世界へと誘いました。ただ、彼は闇を描き出すことによって恐怖をコントロールし癒しになると語っていたのが興味深かったです。

色々な家族や関係者も証言している中で、驚いたのがCeltic FrostのボーカルTom G. Warrior。同郷のCeltic Frostはジャケットのデザイン提供を受けていたのは有名ですが、Tomが敬愛するあまり秘書まで務めていたとは知りませんでした。

撮影当時ギーガーは73歳。足も悪くして絞り出すように全てを語っていたのが印象的でした。この撮影直後に彼は他界してしまいました。



ちなみに以下は私の好きなH.R.ギーガーの作品5選です。

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Emerson Lake & Palmer 「Brain Salad Surgery」 (1973)

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Celtic Frost 「To Mega Therion」 (1985)

steve
Steve Stevens Atomic Playboy 「Steve Stevens Atomic Playboy」 (1989)

bloodbath
Bloodbath 「Traumatic Memories」 (1992)

carcass
Carcass 「Heartwork」 (1993)

ヒプノシスのジャケットアート10選

ジャケットアートに触れるなら避けて通れないのがヒプノシスでしょう。

ヒプノシス(Hipgnosis)は、Storm Thorgerson(1944-2013)とAubrey Powell(1946-)が1968年に結成したイギリスのデザイナーチーム。後にPeter Christopherson(1955-2010)も合流。単にバンドメンバーが並んでいるようなジャケットではなく、写真を元にした前衛アートの世界を確立。Pink FloydやLed Zeppelinをはじめ、プログレやハードロックを中心に非常に多くのアーティストを手掛けました。

個人的にはあまりにシュールなものや奇抜過ぎるものは好きではないのですが、以下の10作品はお気に入り。やっぱりどれも名盤です。

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Pink Floyd 「Atom Heart Mother」 (1970)

nice
 The Nice 「Five Bridges」(1970)

trees
Trees 「On The Shore」 (1970)

argus
Wishbone Ash 「Argus」 (1972)

zep
Led Zeppelin 「Houses Of The Holy」 (1973) 

paul
Paul McCartney & Wings 「Band On The Run」 (1973)

ufo
UFO 「Phenomenon」 (1974)

scorpion
Scorpions 「Animal Magnetism」(1980)

lepps
Def Leppard 「High 'n' Dry」 (1981)

stomp
Anthrax 「Stomp 442」 (1995)

ロジャー・ディーンのジャケットアート10選

最近はだいぶ秋らしくなってきました。私は夏の暑さが苦手なので嬉しい限り。なので今日は秋らしい企画として、プログレとアートについて触れてみたいと思います。

かつてのプログレッシヴロックバンドにとって、ジャケットアートは彼らの音楽を表現する上で非常に大切な要素の一つでした。中でもロジャー・ディーン(Roder Dean)とYesの関係は切っても切れないものでした。

ロジャー・ディーンは幻想的な情景描写を得意とするイギリスのデザイナー。その壮大な世界観、遠近法を活かした大胆な構図、細かく美しい描写が素晴らしく、それらはYesの音楽とも相通じたのをはじめ、他の多くのプログレバンドからも人気を集めました。

実は今年の春に都内でディーン・ファミリー作品展<Anima Mundi>が開催されていました。ロジャー・ディーンの個人展ではないのでスルーしてしまったのですが、今では行っておくべきだったと後悔しています。

以下は私の最も好きなロジャー・ディーンのジャケットアート10選。どれも名盤ばかりです。

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Gun 「Gun」 (1968)

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Billy Cox 「Nitro Function」 (1971)

fragile
Yes 「Fragile」 (1972)

gentle
Gentle Giant 「Octopus」 (1972)

greenslade
Greenslade 「Greenslade」 (1973)
 
heep
Uriah Heep 「The Magician’s Birth Day」 (1973)
 
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Magna Carta 「Lord Of The Ages」 (1973)
 
relayer
Yes 「Relayer」 (1974)

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Asia 「Asia」 (1982)
 
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Anderson Bruford Wakeman Howe 「Anderson Bruford Wakeman Howe」 (1989)

Dream Theater 「Images, Words and Beyond 25th Anniversary Tour」

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Dream Theaterの武道館公演に行ってきた。当日は仕事が定時には終わらず、20分ほど遅れて会場に到着。場内は満員で1階席も既にオールスタンディング。同じプログレでもYesやKing Crimsonとはやっぱり違うなと思った。30~50代男性が中心のよう。私は南西の1階で、なかなか見やすい席だった。

ステージにはフロント右手にギターJohn Petrucci、一回り大きくなった体格と仙人のような髭で昔とは別人のよう。一方左手のベースJohn Myungは昔と変わっていない。後方中央の大掛かりなドラムセットの後ろにMike Mangini、後ろ被りのベースボールキャップがPortnoyのよう。左手にキーボードJordan Rudessはスキンヘッドにグレーの顎髭が特徴的。その時演奏していたのはインストの”Hell's Kitchen”。恥ずかしながら私は初期のアルバムしか持ってはいないが、一応セットリストは予習してきてはいた。

曲が終わり右手のPAの影からボーカルJames Labrieが登場。曲は”The Gift Of Music”から”One New World”へ。Petrucciの時にヘヴィに時に流麗と変幻自在なギター、Myungの気持ち良い指弾きのベース音、Manginiの緩急自在なドラム、Jordanのキーボードはなんかさっきからグルグル回っている。素晴らしい演奏を聴かせるバンドをバックに、Jamesの歌唱力も見事。他のメンバーがあまり定位置から動かない中で、Jamesはステージの左右で場内を盛り上げるが、途中インストパートが長いとすぐPAの後ろに引っ込んでいた。

ここでJamesがMyungを紹介してMyungのソロタイム。曲は彼が多大な影響を受けたという名ジャズベーシストJaco Pastoriusの”Portrait Of Tracy”。6弦ベースで綺麗な高音ハーモニクスを静かに紡いでみせる。続いては思い切りヘヴィな”As I Am”。終盤にはMetallicaの”Enter Sandman”が違和感なく挿入されていた。”Breaking All Illusions”で第一部が終了して休憩に。

再び暗転した後にSEが流れ始める。Pearl JamやNirvanaなど1992年にヒットした曲がラジオの電波に乗って次々と聴こえる。最後にDJがトップ10ヒットとして”Pull Me Under”を紹介し、ギターのイントロからヘヴィなリフが聴こえると場内大歓声とともに無数の腕を突き上がる。サビは大合唱。ここからがアルバム「Images And Words」、続くのは美しい”Another Day”。Jamesはサビの一番高いパートは音を下げていたが、それ以外の歌唱力は流石だった。

ここでJamesのMC。「1992年11月に俺達は初めて日本に来て以来何度も来てここでDVDも収録したけど、この特別な関係こそが俺達が得た最高ものだ」”Take The Time”はバンド演奏力の見せ所。繰り返されるリズムチェンジとブレイクがピッタリ合っているのは流石。最後はそのまま終わらずにギターソロが加えられていた。”Surrounded”を生で聴けたのも感動。やっぱりJamesの高音部は出ていなかったが。
”Metropolis - Part 1”の中間部ではドラムソロも。ツーバスを踏みながらドラムセットを全て使い切るようなパワフルなソロだった。

”Under A Glass Moon”が終わった後、メンバーがはけて暗くなった中央に置かれた椅子にJamesが1人で座る。「彼は非常に才能のある男で、俺達はもう結婚して17年になるけど、いや結婚じゃないか、でもまぁ一緒にやるというのは結婚みたいものだな」という前振りからJordanを紹介。キーボードに座ったJordanは厳かなピアノの音色を弾き始め、そのまま”Wait For Sleep”へ。Jamesの情感溢れる歌声と相まり美しい一時だった。

メンバーが戻り最後に”Learning To Live”。目まぐるしく展開する見事な演奏を聴かせ、大歓声のうちに本編が終了した。アンコールは”A Change Of Season”。これはまた20分以上もあるザ・プログレッシヴな一曲。静と動、各人の見せ場などを絡めながら進んでいく。若干聴いているこちらが疲れてしまったが、これを演り続ける集中力に感嘆。

10時前に終演。Myungがさっさと左袖に引っ込んでしまったのが気になったが、再度現れて全員で肩を組んだり写真撮影をしていてホッとした。

冒頭を見逃してしまったが、計3時間にわたる圧巻のステージだった。後日WOWOWで放映されるということなので、これも楽しみにしよう。

1 The Dark Eternal Night
2 The Bigger Picture
3 Hell’s Kitchen
4 The Gift of Music
5 Our New World
6 Portrait of Tracy 
7 As I Am
8 Breaking All Illusions
<break>
9 Pull Me Under
10 Another Day
11 Take the Time
12 Surrounded
13 Metropolis Pt.1
14 Under a Glass Moon
15 Wait for Sleep
16 Learning to Live
<encore>
17 A Change of Seasons

Dream Theater 「Images And Words」 (1992)

イメージズ・アンド・ワーズ
ドリーム・シアター
イーストウエスト・ジャパン
1997-12-15


01. Pull Me Under
02. Another Day
03. Take The Time
04. Surrounded
05. Metropolis Pt.I
06. Under A Glass Moon
07. Wait For Sleep
08. Learning To Live

ここのところ美術展や山関連のことばかり書いていたので、そろそろブログ名に添って音楽(ロック)のことでも書かないと。

ちょうど今Dream Theaterが来日している。今回のツアーでは往年の名盤「Images & Words」を完全再現するということで話題になっているようだ。このアルバムは彼らが1992年に発表した2ndで、日本でも大旋風を巻き起こしたプログレッシヴメタルの金字塔である。

当時伊藤正則氏がラジオ番組「Power Rock Today」でプッシュしていて、毎週このアルバムからM1, M2, M3, M5など1曲ずつ流していた。これがどの曲も名曲揃いで、急いでCDを買いに行ったのを覚えている。

それまでのプログレッシヴメタルとしてはQueensrycheがいたが、あちらはコンセプトこそプログレなれどサウンドはむしろ正統派。一方Dream Theaterはとにかく複雑な曲展開はプログレそのもので、加えてバックはMetallica譲りのメタリック。これが新鮮だった。

バークレー音楽院卒の凄腕達による超絶テクニックと、それに基づいた複雑な曲展開。これだけでも美味しいのだが、さらにそこに極上のメロディも共存していたことがこのアルバムの名盤たる所以だろう。特にM4は比類ない名曲。これは新加入のボーカルJames Labrieの豊かな表現力によるところも大きく、前任のCharlie Dominiciでは恐らく成し得なかった部分だと思う。

94年の次作「Awake」は時流を意識したダークな色合いになってはいたが、こちらもなかなかの傑作だった。しかしここで好きだったキーボードのKevin Mooreが脱退し落胆した。

私が聴いていたのはここまでだったが、その後ドラムのMike Portnoyの脱退などもありながらも、様々な挑戦を続け高い評価と人気を保っていたことを最近知り、近作も聴いてみようかなと思った。



日本山岳写真協会展 2017

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先日の「山へ! to the mountains 展」の山岳写真では物足りず、ちょうど良いタイミングで日本山岳写真協会展「山・われらをめぐる世界」が東京都美術館で開催されていたので覗いて来ました。

これがまた期待を遥かに越えるほど素晴らしかった。青空にそびえる夏の山頂や稜線。紅葉に染まる秋の山麓。真っ白な雪に覆われた冬の急斜面。雪解けに咲く春の山花。さらにはそこに朝焼けや夕焼けの色が足されて絶妙な色合いを魅せるものも。1つ1つ見入ってしまいますが、そんな作品が全部で300以上も場内にずらりと並んでいるわけで、回りきるのに相当時間がかかりました。

特別出展として皇太子殿下の作品「アイガー北壁」もありました。クライマーの冬の聖地は迫力がありました。

展示作品で一番多いのは北アルプスでしたが、他にも北海道から九州、さらにはヒマラヤやヨーロッパなどまで。国内外のあらゆる山々に登った気になれます。しかし実際はこれらの場所に行き、これらの絵を捉えることは並大抵のことではないわけで。そんな撮影者達の苦労の末の沢山の感動を共有させてもらえることは有難いことです。

やっぱり写真にしても絵画にしても山はいつでも最高のモチーフだと思います。

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